メキシコのプリンがしっかりしすぎでした♡
プリンは断然「しっかりプリン派」の市川歩美がメキシコからレポートします。
全国の「しっかりプリン派」のみなさん! メキシコのプリンがしっかりしすぎていますので、現地・メキシコから報告します。
メキシコ取材中、都市間の移動をしているときに、しっかりプリンに遭遇しました。場所はメキシコではよく知られているレストラン「WINGS」です。
海外では「FLAN(フラン)」という名前でメニューになっていることが多いしっかりプリン。以前にベトナムで食べた美味なしっかりプリンのこともお伝えしました(記事はこちらを参照)。
この日もメニューをチェックしたところ、最後のデザートページで目ざとく「FLAN」の文字を見つけました。
もちろん、迷うことなく「FLAN DE LA CASA」(自家製プリン)をオーダー。すると・・・
どどーん! と結構な大きさのプリンが登場しました。
直径5センチ近くあるかもしれません。すごい、びっくり。そしてこの「す」の入り方とアシンメトリーさ、自家製の名にふさわしい親しみやすさです。
メキシコのプリン、自立感がはんぱない!
そしてスプーンで触ってみると、またまたびっくり。これまでにないほどのしっかりぶり。ちょっとスプーンを押したくらいではぷるんともしません。
スプーンをぐぐっとさすと、ぐぐぐっと、これまでにない手応えがあり、味わってみると、か、かなり濃厚〜!
メキシコ在住の方によると、メキシコ人はプリンが大好きなのだそう。日本とレシピが違うのは、砂糖のかわりにコンデンスミルクを入れることで、レシピによってはクリームチーズを入れる場合もあるそうです。
「WINGS」はメキシコシティを中心に、あちこちにあるレストランです。カジュアルに入れるので、ぜひメキシコを訪れたら、“しっかりすぎプリン”を試してみてください。メキシコシティの空港内にもあります。お値段は79ペソですから日本円で550円くらいです。
アイスクリームとの相性も抜群。
メキシコで食べたフランたち
オアハカへ移動して、人気のコーヒーショップに入ったら、今度はこんなプリンも発見しました。
▲Flan imposible(フランインポシブレ)。
下の層が生地、上がプリンになっています。このスタイルは「フラン インポシブレ」と呼ばれるもの。語源としては、硬いプリンを生地の上に重ねるなんて不可能(スペイン語の imposible)、でもそれを可能にしました、というような意味合いだそう。メキシコでよく見かける、しっかりプリンのケーキスタイルです。
こちらはメキシコの高級レストランのデザートのフラン。レモンピールやベリーが添えられてお洒落でした。
初出:しごとなでしこ
ショコラコーディネーター® 市川歩美
チョコレートのジャーナリストとして最新のチョコレート情報に精通。
おすすめ・注目のチョコレートの紹介ほか、関連情報を雑誌、テレビ、ラジオ、Webなどのメディアに提供しながら、メディア・チョコレートブランド・消費者をつなぐ、日本唯一のショコラコーディネーター®として活動。
チョコレート愛好家歴は、5才頃から。本格的なチョコレート愛好家歴約30年。フランスの上質なショコラに1990年代前半に出会って以来、「ショコラのある生活」を豊かにするべく、チョコレート関連イベント、トークショーへの出演、テレビ番組、記事の監修、商品企画なども行う。