都心にありながら異国情緒あふれる隠れ家レストラン
地下鉄溜池山王駅から3分ほど歩くと、虎ノ門や霞が関のオフィス街からも近い都心のビジネス街にある三角の屋根のかわいらしいお店に到着。ここが噂の「ビストロ ボン・ファム(Bistro Bonne Femme)」、創業から30年を超える名店です。
ヨーロピアンテイストあふれる佇まいは、まるでおとぎ話に出てくるような空気感を感じさせてくれます。子供のころに読んだ物語の情景がフワっと目に浮かぶようですね。
都心の喧騒を忘れさせてくれる優美な調度品にも注目!
ランチの時間帯は、大きな窓から差し込む光が、店内をふんわりとやさしく包み込みます。筆者が訪れたのは平日の13時ごろ。窓際の席は近隣のオフィスワーカーだけでなく、カップルや女子会などをしているグループ客でとても賑わっていました。
奥には、美しく生けられた花。壁際に飾られている絵画やお皿などのクラシカルな調度品を眺めていると、一瞬、都心にいることを忘れてしまいそうになるほどのゆったりとした時間の中に身を置くことができました。
「ボン・ファム」の魅力は、堅苦しさを一切感じさせないやわらかな雰囲気にもあるのかも。デートや誕生日など、ちょっとした記念日にもおすすめですよ。
コーススタイルで楽しめる! 限定10食のレディース・コース
オーナーシェフ・富山勉氏の織りなす本格フレンチは、ランチであってもコーススタイルでカジュアルにいただけるところが嬉しいポイント。料理を彩るお皿も美しい♡
今回、紹介するのは、限定10食・女性だけが注文できるというレディース・コースです。
サラダ、パン、そして、魚か肉か選ぶことができるメイン。デザートに小さなプリンとコーヒーがついて1800円(税込)。
筆者が訪問した日は、魚が目鯛、肉はウズラの料理でした。スタッフの方に聞いたところ「ウズラは、あまり出ないのでめずらしいメニューですよ」ということだったので、うずらの肉料理をオーダー。
骨付きではありますが、柔らかく仕立て上げられています。ナイフを入れるとほろほろと崩れてくるほどの柔らかさ。少し塩気の効いているソースと下にひかれている野菜とからめて食べると、ウズラのお肉のうまみをしっかり感じることができました。
ウズラの表面の皮には焼目がつけられていますが、肉の切り口はほんのりとピンク色。柔らかさの秘密は、お肉そのものの素材の良さだけでなく、この絶妙の火入れ加減にもあるのかもしれませんね。
料理のあとは、デザートのプリンとコーヒー。クオリティ、ボリュームともにちょうどよく、女性にすごくおすすめしたい充実なコースでした!
「ボン・ファム」は、このレディース・コース以外にも、ランチのメニューが充実していて、コースも3種類(一部事前予約要)用意されています。平日だけでなく、土曜日のお昼にも営業しているので、休日のご褒美ランチにもいいかもしれません。ワゴンデザートがついているコースでは、富山シェフご自身が説明にきてくれることも。
肩の力をぬいて、楽しく味わえるおいしいフランス料理。お昼からワインと一緒に、笑顔こぼれるひとときを過ごしに出かけませんか?
【Bistro Bonne Femme】
住所:東京都港区赤坂1-3-13 池鈴木ビル 1F
TEL:03-3582-0200
※オンラインでも予約できます。
初出:しごとなでしこ
朝岡真梨
50か国・200都市を超える海外旅行経験をもとに観光スポットやグルメなどの紹介をしている。料理が得意で独自のレシピも執筆中。夫婦で温泉ソムリエの資格を取得し、国内のみならず世界中の温泉旅行を楽しんでいる。ブログ「遊んでばかりのスナフキン(https://asosuna.com/)」が人気。キャラクター研究家としても活動中。Instagram:@yans_publisher