おいしくて、大人数で食べられて温まるお鍋は冬のホームパーティの最強メニュー。でもどうしても「見た目よくセッティングできないんです…」という声多数。そこで、魅せる美鍋の作り方、教えます!
美しいお鍋の作り方
POINT1:浅めの鍋を選ぶのが鉄則
野菜は火が通るほど、下に沈んでしまうので、深い鍋だと蓋を開けたら「姿形がまったく見えない…」なんてことも。また、野菜以外のお鍋の具材も、多くは高さのないものばかり。鍋に深さは不要なんです。
POINT2:具材は高さ、数をそろえて入れる
「残すのももったいないから、全部入れちゃえ! 並べちゃえ!」。その気持ち、よくわかります。が、高さ、数をそろえるだけで、ぐっと統一感がアップ。実は、お店でお鍋を頼むと、そうなってることが多いんですよ。
POINT3:スープは後入れ
投入してしまうから、具が泳いで沈み、まとまりがなくなってしまうんです。つつき始めれば崩れてしまうのは鍋の宿命。であれば、パーティの最初だけはスープ後入れで見た目を死守。
POINT4:味を出すものと吸うものは交互に並べる
「見た目にばかりこだわっても、煮込めば一緒。大事なのは味」。それはごもっともですが、味を出すものと吸うものを交互に並べることで、スープ後入れでもすばやく味が浸透! 見た目も味もパーフェクトなお鍋、目指しましょ。
ちょっとしたひと工夫♥ 春菊の白菜巻きの《作り方》
お鍋は少しの手間で見た目にすごく差が出るもの。個数をそろえられない葉野菜は、こうすることでまとまりが。
1白菜の葉を1枚ごと外し、そのまま茹でる
2火が通った白菜は水気をよく絞り、葉の部分から春菊を巻いていき、程よい長さにカットする
テーブルセッティングにもこだわりを!
POINT1:テーブルウエアのテイストをそろえる
お鍋はコンロ、お玉、菜箸、スープ入れ、薬味皿など、何かと道具が多いため、できる限りテーブルウエアはシンプルにするのが◎。また、とんすいは淡い色のほうがスープや具材が美しく見えます。
POINT2:薬味のお皿に統一感を
お鍋やとんすいは丸が多いので、キリッとシャープさを加えるなら、たとえば薬味入れにスクエアなお皿を採用して。それもバラバラではなく、同じサイズで統一されているとビューティフル!
POINT3:鍋店のセッティングをマネしてみる
専門店には盛り付けから食べ方まで、家鍋でもできるヒントがたくさん。お鍋はテーブルに出すまでに下準備をしておけば、一度も席を立つことなくシメまで食べられるだけに、家鍋にも日々工夫を!
2016年AneCan2月号「NabeCan」より。
本誌掲載時スタッフ:撮影/窪田いつみ フードスタイリスト/memi 構成/一寸木芳枝
再構成:しごとなでしこ編集部
初出:しごとなでしこ