台湾在住ライターがオススメする「自慢できる」台北スポット
■1:寶蔵巌国際芸術村(バオザンイェングォジーユンシュツン)(最寄駅:公館)
台北に住んでいる人でも知らないという人も多いかもしれませんが、それが不思議なぐらいステキな場所です。
空き家となった民家をアーティストがアトリエ兼住居として使用している集落のため、まさにネーミング通りの芸術村。アートなオブジェや絵が小さい敷地内にたくさんあり、どこをみてもアートな景観になっています。
山の斜面にある集落ということもあり、階段や坂が大変多い場所ですが、その細い道が絵になります。
入口付近にはどこのアトリエが開放されているか案内があります。
「開放」という札が出ていれば中を覗くこともできます。写真は未開放です。
有名なフォーチュンクッキーのオブジェもあります。
寶蔵巌国際芸術村
【住所】台北市汀州路三段230巷14弄2号
【アクセス】MRT公館出口1より徒歩15分
【開放時間】基本的には11:00~22:00ですが展示によって異なります。
■2:四平街陽光商圏(スーピンジェヤングゥァンシャンチュェン)(最寄駅:松江南京)
平日の昼間には多くのOLやマダムがごった返す、ビジネス街にある商店街。規模こそ小さいですが、狭い中にぎゅっと商店が並び、女性には嬉しいアパレル系が多いのも特徴。その通りにはポルトガルの傘祭りを彷彿とさせる、色鮮やかな旗が飾られついつい写真を撮りたくなってしまいます。
近くにはおいしい麺類のごはん屋さんも多いので、お昼時などにうまく時間を使ってみてください。
四平街陽光商圏
【住所】台北市四平街
【アクセス】MRT松江南京駅出口7から徒歩1分
■3:芝山岩(ズーサンイェン)(最寄駅:芝山)
芝山岩は約2500年前の先人の骨が発掘された場所ということで考古学的も貴重な場所でもありますが、なんといっても日本統治時代にあった芝山巌学堂という存在なしには語れません。
日本統治時代になってまもなく、日本人教師が派遣されこの場所に「芝山巌学堂」という台湾人が日本語を勉強するための学校が作られました。しかし、当時の治安の悪さもあり、そこに赴任した日本人の先生6人が殺されてしまいました。悲しい現場ではありますが、その精神は「芝山巌精神」と言われ、今では教師を目指す人が「台湾教育の聖地」として訪れる場所になっています。
その周りを取り囲むように、一周30分ほどの芝山岩歩道があり、台湾の自然に囲まれながらの散歩は本当に気持ちがいいです。赤い提灯が台湾っぽさをまして、本当にどこを切り取っても美しい。
地元の人も様々なお花や虫を観察しながら散歩しています。
芝山岩付近にはコンビニなどがないので、飲み物は駅近くでお買い求めになってから来てください。
芝山岩
【住所】台北市士林區至誠路一段182號
【アクセス】MRT芝山駅出口1より徒歩約15分
■4:雙溪公園(シュゥァンシーゴンユゥェン)(最寄駅:士林)
決して大きな公園ではありませんが、公園の大部分を大きな池があり、季節毎にいろんな景色を楽しむことができます。
特に6~9月頃は大きな大王蓮(オオオニバス)が見ることができます。また、この大王蓮に座ることができるイベントは抽選必須の大人気イベント。まだ日本人をみかけることは少ない、観光としても超穴場スポットとなっています。
最寄駅は士林夜市で有名な士林ですが、夜市とは逆側に歩いて15分ほど。
雙溪公園
【住所】台北市士林區福林路
【アクセス】MRT士林駅出口2より徒歩約15分
■5:士林官邸(スーリングァンディ)(最寄駅:士林)
雙溪公園に合わせて、士林官邸もぜひセットで訪れたいインスタスポット。雙溪公園に行く途中にある大きな公園です。お互いの場所は10分ほどの距離。
1950年に蒋介石夫妻がこの地に居を構えた後、46年後一般開放された季節の花々溢れる公園。実際に蒋介石夫妻が住んでいらっしゃった建物も見ることができます。
写真にはありませんが、毎年11~4月頃には美しいバラが咲き誇ります。
最寄駅は士林駅。雙溪公園に行く途中にあります。
咲いていませんが、見事なバラ園です。
様々なお花畑は写真撮影したくなるスポット。
士林官邸
【参観時間】庭園 8:00~17:00(休祭日は8:00~19:00)
正館 9:30~12:00 / 13:30~17:00(チケットの販売は閉館時間の20分前まで)
【閉園日】庭園はなし、正館は毎週月曜日と主な祭日
【住所】台北市福林路60號
【アクセス】MRT士林駅出口2より徒歩約5分
台北にはここでは紹介しきれないステキなスポットがたくさんあります。今回紹介したものはすべて台北市内かつMRTで行けるもの。ぜひ他の人がなかなか行かないようなところに行き、台湾旅行をステキなものにしてください。
初出:しごとなでしこ