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LIFESTYLE

2017.07.18

5kmしか走ったことのないOLをフルマラソン完走に導いた奇跡の○○

2017年7月2日に行われた「ゴールドコーストマラソン2017」。仕事をする女性が気になるアレコレを体験&レポートする「なでしこレポーターズ」石井里奈さんがフルマラソンに初挑戦し、見事42.195kmを完走しました。が、実はこれまで走った最長記録はたった5km。そんな初心者ランナーをゴールに導いた運命の出会いについて紹介します!

「ゴールドコーストマラソン2017」で、42.195kmのフルマラソンを走り抜いた、なでしこレポーターズの石井里奈さん。

毎日のジム通いで、体力に自信があるという石井さんでしたが、実は…

石井さんはふだんから、仕事後のアフター7には毎日ボクササイズへ通い、ジムではランニング、ヨガインストラクターの資格を取るためにレッスンを受講中…と、リア充ライフを送っています。

だから、体力にも自信があったそうで、急遽「フルマラソンに出てもらえますか?」というこちらの打診にも、「はい! いつかフルマラソンを走るのが夢でした!」と即答。「6時間で走れる?」という問いにも、「がんばります!」と明るい返事だったので、編集部としては、「本当はもっと早く走れるのに、きっと謙遜しているんだろうなぁ」と思っていたんです…。

が、オーストラリア出発直前になって、よくよく話を聞くと、ジムで走っているといっても、距離は最長で5km(!)。

オーストラリアに着いてからも、マラソンの準備をほとんどしていない(!)ということが判明!

「サングラス? “Ray-Ban”はあります!」(じゃなくて、スポーツタイプ…)

「走るときにバッグがいるんですか?」(エナジーバーとか、小銭とか、どこに入れるの?)

「走ってる途中で食べるものがいるんですか?」(食べないと倒れるよ?)

「帽子、サンバイザーならあります♪」(日焼けしちゃうけど大丈夫?)

などなど…。ここにきて、石井さん、爆弾発言を連発!

挙句の果てには、“フルマラソンを完走するコツ”を前夜にスマホで調べてました(爆)。

オーストラリアのブリスベンやゴールドコーストで観光を堪能している場合じゃなかったか?!(汗)

って、マラソンの知識がないライターKも悪いのですが…、本当にこの状況、やばい、やば過ぎるぞ…。果たしてフルマラソンにチャレンジさせていいのか? と石井さんを無事に日本に帰国させなければならないライターKは本気で悩みました……。

が、「フルマラソンにチャレンジしてみたい!」という石井さんの気持ちを信じて、当日を迎えたのでした。

なので正直、ライターKもまわりのスタッフたちも、きっと途中でリタイアするかもしれないけど、石井さんの体が無事なら、それでいいや、と半ば完走は諦めモードでいたんです。

マラソンの神様が石井さんに微笑む?

しかし、こんな状況の中でも、がんばりたいという石井さんの気持ち。“マラソンの神様”にはしっかりと伝わっていたんでしょうか?! なんと、本物の“マラソンの女神”が、石井さんの元に現れたんです!!!

その“マラソンの女神”とは、「ゴールドコーストマラソン」の広報大使、谷川真理さんです。

谷川真理さんと言えば、数々のマラソン大会で記録を残されている、現役ランナー! 「ゴールドコーストマラソン」でも優勝されたことがある、まさにランナーの憧れ!

今回のオーストラリア取材に招待してくださった、クイーンランド州政府観光局の方の粋な計らいで、ホテルからマラソン会場まで同じバスに乗れたことがきっかけで、谷川さんと出会うことができました。

ラッキーなことはこれだけでは終わりません!

なんと、フルマラソンスタート前に、谷川さんと一緒にストレッチをさせていただくことができたんです! 石井さん、もってるね!!!

さらには、走り方のレクチャーまで! こんなマラソンに無知すぎるチームで大変恐縮です。でも、本当にありがとうございます!

ここで谷川さんに教えていただいたのは、

「走るときの目線は前方ではなく、斜め下! なぜなら、そうすることで体が前傾姿勢になり、必然的に脚が前に出るから」

ということ。このアドバイスは、42.195kmのフルマラソンの間、足が止まりそうになる度に、いつも石井さんの頭に浮かんできたそう。

フルマラソン出発前まで長い間、温かいアドバイスをたくさんくださいました! 石井さん、感動してうれし泣き!

出発直前、石井さんの背中を押してくださり、笑顔で送りだしてくださった谷川さん。きっと、これは“マラソンの女神”のおまじないだったに違いありません!

石井さんは走っている間じゅう、ずっと谷川さんが「大丈夫! 走れる!」と背中を押してくれているような感覚だったそうですから。

フルマラソン完走後に石井さんは言いました。

「谷川さんとの出会いがなかったら、私きっと完走できなかったと思います!」

本当にありがとうございました!!! マラソン後のアフターパーティでは、しっかりと谷川さんに完走の報告もできました!

マラソン直後には、「達成感はすごいけど、もうフルマラソンは走りたくないかな」と言っていた石井さん。

こんな素晴らしい運命の出会いをしちゃったし、再びフルマラソンにチャレンジする日は、そう遠くはないかもしれませんね(笑)。

「モーニングラン」で谷川さんと一緒にRUN!

今回は、クイーンズランド州政府観光局の方の計らいで、特別な経験をさせていただきましたが、「ゴールドコーストマラソン」では、谷川真理さんと一緒に過ごせるイベントが行われているんです。

フルマラソン大会の前日の朝、谷川さんのアドバイスのもと、ビーチでストレッチを行い、一緒に走れる「モーニングラン」というイベントが恒例で行われています。こちらに参加すれば、“マラソンの女神”のパワーを味方にできるかも?!

撮影・文/高橋香奈子

初出:しごとなでしこ


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