スタイリストの川村桃子さんの挙式までの道のりをお届けしてきた好評連載。
シンガポール挙式速報とその続編に続き…。
東京で行われた結婚披露パーティの模様もお届けしてきましたが、いよいよ今回で最終回!
実際に結婚式を挙げてみて思ったこと
連載スタートから約5か月。
去年の11月の初回で突然、プロポーズの話から始めた連載も20回を超えました。
毎度毎度、「なんだこの浮かれたヤツは?」と思った人も多いと思いますが、読んでいくうちに川村桃子のキャラをおわかりいただけたかと(笑)。
で、今回でこの連載は最終回。
率直に言うと、
早い!! あっという間過ぎる!!
テーマが「大人WEDDING」ということで、36歳の今だからこそのこだわりや思い描いてきたイメージをどう実現するか、を自ら体を張って(違うか。笑)お伝えしてきたつもりです。
やっぱりやってみないと全然わからなかったこともたくさん! 理想と現実は違いましたよ、本当に(断言)。
というわけで最終回は、私が実際に結婚式を挙げてみて思ったことまとめを率直に書いてみたいと思います。
1.本当に時間はあっというま
「まだ3か月ある」なんて思っていたら、一瞬ですからね!! 瞬き1回くらいの感じでX-Dayはやって来ます。ですので、先にできる事はドンドン進めていってください!! そうしないと直前に仕事も忙しいわ、時間ないわで焦って嫌〜な気持ちになります(笑)。あ、ダイエットする予定の人も早め、早めが大事ですよ!
2.必ずしも憧れていたドレスが似合うとは限らない!!
これは、本当に痛感したこと(詳細はこちらを)。
いや、わかりますよ、「自分のときはあんなドレス着てぇ〜♥ あんなブーケ持って〜♥」って夢見ているのは。でも、その憧れのドレスが似合わなかった時のショックたるや…(笑)。
ハッキリ言って、焦ります。「自分に似合うドレスはこの世にはないのではないか!?」と。
もうね、そんなときは気持ちをサクッと切り替えて、担当の方の意見を聞いて試着してください。ドレス選びのプロの意見は、ものすごく的確。思いもしなかったドレスが一番似合ったりしますから。
3.やりたいイメージはいろいろ資料を集めてプランナーさんとの共通認識を持つこと!!
これ本当に大事です!! 私は海外ウェディングだったので、本番まで見ることができないことが多かったぶん、とにかくプランナーさんが雰囲気をつかむまでイメージ写真を細かく、しつこく送りました。
ブーケ、テーブルセッティング、テーブルのお花、高砂のお花、会場全体の雰囲気やウェディング自体のイメージ写真etc。もう、暇さえあれば検索してスクリーンショットで押さえていました。ほら、本番当日に、「え… こんなはずじゃなかったのに…」なんて事態は避けたいですからね。
4.予算が高くなっても、ヘアメイク、カメラ、ムービーは妥協しない!
一生残るものですから、ここは花嫁はこだわりたいところです! ただでさえ、シワやらたるみやらが気になる年ですからね。20代のピチピチボディであれば、なんとかなりそうですが、そうもいかないわけです(苦笑)。写真の仕上がりでガックリしたくなかったら、クオリティの高いチームにお願いしましょう。
実際にその方の作品を見せてもらえるなら、見せてもらって自分好みの人にお願いした方が◎。私がお願いした現地のカメラマンさんは光の使い方がお見事(写真はこちらから)で、実物より3割増しで撮ってくれましたよ(笑)。
5.上手にダンナさんのお尻を叩くこと!
私のダンナさんは、シンガポール挙式も東京のパーティーも「全部、桃ちゃんの好きに、やりたいように決めていいよ」と言ってくれていたので、基本的には全部私一人で進めて決めてました。もちろん、その都度確認したり、希望を聞いたりする場面もありましたけどね。
ほとんどノータッチだった彼ですが、当然実働が伴う場面もありました。それは、来賓の方に贈るメッセージカードへのひと言コメントを書くという作業。「書いてね!!」と2か月以上前からお願いしていましたが…。実際に書いたのは出発直前(笑)。私はカードを買ったその日に全部書いたというのに…。
これは聞いた話ですが、男女の脳は違う構造になっていて、女性は締め切りまでに逆算してやるけど男性はそれがなかなか…らしいです。
なので、ダンナさんのお尻は上手く叩くこと。「なんでやってないのー!!」とケンカにならないためにも、そこは大事。と言いつつ、早くやって欲しかったりするからストレスにもなるけど、そこは上手にね!
とまぁ、これから花嫁になる方への具体的なアドバイスとしてはこんな感じでしょうか。
「理想の結婚式」に少しでも近づけるために…
大人になればなるほど、たくさん経験を積んできて、結婚式にもたくさん参加してきたし、さらにネットでいろいろな情報をゲットできる今の時代。
もしかしたらいちばん難しいのは、「自分がやりたい結婚式」のイメージをどこまで具体的に、それも軸をブラさず持つか、ということなのかも。
でも、あれこれ悩んで「自分のやりたい結婚式」のイメージが固まったなら、その後は決して妥協せずに作り上げて。
「妥協しない」、というのは「人の意見を聞かない」ということではありませんよー。
ほら、大人なぶん、若い頃より柔軟性もあるし、「だったらこうしよう」といった引き出しのバリエもあるわけですから、ね。
最後になりましたが、今結婚準備をされている方やこれから先結婚する方に、少しでもこの連載が参考になったなら嬉しいです。
ちなみに、よく「結婚式をもう一度やってもイイかなって思っちゃう」という話聞きますが…
私は、もう十分やりきったのでお腹いっぱい(笑)。もう1度は…やらなくていいかな(笑)。
川村桃子の大人WEDDINGは全てが自分の想像以上のものができて大・大・大・大満足です♡
5か月間、お付き合いいただき、ありがとうございました!
また近いうちにお会いしましょう!
<連載「スタイリスト川村桃子の36歳大人Wedding計画」は今回が最終回です。ご愛読ありがとうございました>
これまでのお話&担当編集による裏バナシはこちらにまとまっております。
▶未公開エピソードとともにイッキ読み!|大人気連載「スタイリスト川村桃子の36歳大人Wedding計画」まとめ
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初出:しごとなでしこ
川村桃子 スタイリスト
1980年東京都出身。B型。
スタイリストの金子綾さんのアシスタントを経て、『CanCam』で独立。『CanCam』では主にえびちゃんOL企画などを担当し、その後は『AneCan』ほか女性誌、TV、WEB媒体などで活躍中。
instagram:@momo_k1014
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