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2017.04.14

【千葉雄大】学生時代には戻りたくない理由|映画「ReLIFE リライフ」インタビュー前編

人気漫画アプリ「comico」の漫画「ReLIFE」が映画化!

今年は第40回日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞し、6本もの出演作が公開されるなど映画やドラマにひっぱりだこの千葉雄大さん
ベビーフェイスでイノセントな雰囲気を持つ千葉さんですが、映画「ReLIFE リライフ」では中川大志さん演じる主人公の海崎新太を高校生に若返らせるミステリアスな研究職員・夜明了を演じています。今作で演じた役柄についてや、共演者の方々とのエピソードを語ってくださいました。

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新卒として入社した会社を、ある事件がきっかけで5カ月で退職した海崎新太。その後、再就職を試みるも不採用続きでいつの間にか27歳になってしまいます。そんな海崎の前に謎の男・夜明了が現れ「人生、やり直してみませんか?」と声をかけるのですが、それはニートを対象にした社会復帰プログラム「リライフ」の実験の勧誘だったのです。薬で見た目だけ若返り、1年間高校生活をやり直すことにした海崎は、半ばヤケクソ気味に二度目の高校生活に飛び込んでいくのですがーー。

原作は人気ナンバーワンの漫画アプリ「comico」で連載された「ReLIFE」。
主人公が自分の人生を真摯に見つめ直していく姿やクラスメイトとの青春ストーリーが、10代だけでなく20代や30代も共感できると話題になっています。

17歳と27歳の違いは「がむしゃら感」

ーー27歳から17歳に戻って人生を一年間だけやり直すという物語ですが、最初に脚本を読まれたときはどう思いましたか?

千葉「読み始めた時はSF色の強い物語なのかなと思っていたんですけど、読み進めていくと“青春時代の葛藤”や“社会人になってからのうまくいかないことを消化しきれない思い”なども描かれていたので驚きました」

ーー完成した作品をご覧になっていかがでしたか?

千葉「SF色がそこまで強いわけではないので、人間ドラマとして物語を楽しむことができました」

ーー千葉さんが演じた夜明さんはミステリアスなキャラクターではありつつも、現実離れしすぎていないところが絶妙だなと思いました。どんなところを意識して演じましたか?

千葉「原作の彼は笑顔が象徴的で、そこが優しそうに見えたり少し不気味に見えたりします。そういう多面性のあるキャラクターに見えるように意識しました。あと、夜明は監視役として新太達を見守る存在なんですけど、最初は客観的に見ていた彼がどんどん新太達に情が移っていく様をしっかりと表現できるように意識して演じました」

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ーー10代の役者さん達に混ざって高校生役(夜明も新太と共に若返った設定)を演じていましたが、違和感なく馴染んでらっしゃいました。まだまだ学生役を続けられますね!

千葉「ありがとうございます(笑)。大志と同級生役をやるのは2度目なんですけど、彼は大人っぽくて僕は幼く見られるのでお互いに歩み寄ってバランスをとっていました。ビジュアルに関しては特別若く見せようと意識したこともなかったですし、声を変えるといったこともしませんでした。17歳と27歳の違いって、少し“がむしゃら感”がなくなるぐらいの差なんじゃないかなと僕は思っています」

ーー千葉さんは学生役を演じることも多いので、あまり10年間の変化を感じないのかもしれませんね。

千葉「確かに役者というお仕事をしていると学生役も社会人の役もあまり違和感を感じないというか。今作でも高校生役のシーンは無理して演じているという感覚は無かったです。でも、視聴者の方やお客様が違和感を感じはじめたら学生役はやめようと思っています(笑)」

ーー中川さん達とは撮影中に食事に行かれたりしました?

千葉「大志はお肉が好きなので、撮影中は焼き肉ばかり食べに行っていました。ただ、僕は歳を重ねていくにつれてお肉をひたすら食べ続けるのが厳しくなってきたので、もやしナムルやほうれん草ばかり食べていました。年配の方って“若い時はお肉食べたいでしょ”と決めるつけるように言ったりしますよね。“食べたくないですよ”と言いたい(笑)。お肉よりも、高級なお寿司屋さんに連れてって頂いたほうが嬉しいです(笑)」

ーー確かに“若い人は焼き肉が好き”みたいな思い込みってありますよね。

千葉「安易ですよね(笑)。だから僕はそういうことは絶対に言わないようにしています。大志にも、お肉が好きなのを知っていても“何が食べたい?”と聞くようにしています」

ーー今作の話に戻りますが、もし10年前に戻って高校生活をやり直せるとしたら?

千葉「正直、やり直したくないです(笑)。

ーー何故ですか?

千葉「勉強したくないからです(笑)」

ーーわかります(笑)。ちなみに千葉さんはどんな高校生活を送っていましたか?

千葉「高校生の時には既にお仕事をしていたので学園祭にも参加できなかったですし、絵に描いたような青春時代は過ごしてこなかったんです。なので、もし10代に戻れるのならそういったことを経験してみたいです」

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自分の心持ち次第でいつでも青春時代をやり直せる

ーー千葉さんは役を通して疑似体験してきたことも多いのでは?

千葉「確かにそうですね。そういう意味では色んな学生服を着ましたし結婚も何度もしました(笑)。普段なにもイベントごとがなくても役者としていろんなことを疑似経験できればこれからも楽しく生きていけそうです(笑)」

ーー本作の見所を教えてください!

千葉「この作品は10年前に戻れたから何かやり残したことを経験できるということが言いたいのではないんじゃないかと。だって現実世界でやり直すことは不可能ですよね。なので、新しい環境に身を投じた時に今までと同じ行動をしたら何も変わらないけど、勇気を出して一歩踏み出してみたら違う世界が見えてくるよというメッセージが込められてるんじゃないかなと僕は思います。自分の心持ち次第でいつでも青春時代をやり直せるのではないでしょうか」

後編へ

文/奥村百恵 写真/大川晋児

「ReLIFE リライフ」は4月15日公開

出演:中川大志 平祐奈 高杉真宙 池田エライザ 千葉雄大 市川実日子
監督:古澤健
原作:夜宵草「ReLIFE」(comico連載)
©2017 「ReLIFE」製作委員会 ©夜宵草/comico

初出:しごとなでしこ

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