カラオケでは洋楽をCHARAさん風に歌います
インタビュー【前編】では今作で演じた役柄についてや、ご自身の高校生活を振り返って語ってくださった千葉雄大さん。【後編】では深夜バラエティ「久保みねヒャダ」でも披露されていたCHARAさん風に歌って盛り上がるというカラオケ話や30代に向けての現在の心境などを語ってくれました。
▶千葉雄大が学生時代に戻りたくない理由|映画「ReLIFE リライフ」インタビュー【前編】
ーー今作にはMDのような懐かしいアイテムが出てきますが、千葉さんにとって時代の進化を感じるアイテムはなんですか?
千葉「なんだろう…携帯しか思い浮かばないです。当時は携帯が二つ折りになっていて、それがパカッと開くことですら画期的でしたよね」
ーー今ではみんながスマホですからね。
千葉「僕は高校一年生から二つ折りの携帯を使い始めたんですけど、片手でパカッと開けるのが楽しくてこうやって何回もパカパカしてました(親指一本で二つ折り携帯を開ける仕草)」
ーーわかります(笑)。しばらく二つ折りの携帯を使ってました?
千葉「結構長い間二つ折りの携帯を使っていましたよ」
ーースマホと言えば今作はcomicoというアプリの漫画が原作になっていますが、普段アプリは活用しますか?
千葉「ハマっているのは『遊戯王デュエルリンクス』というゲームアプリ。僕が幼い頃に流行った漫画のゲームなんですけど、懐かしいなという気持ちで遊んでいます」
ーー懐かしいものが再復活して新しいコンテンツとして楽しめる時代なってきていますよね。
千葉「本当にそう思います。今の話で思い出したのが、(中川)大志とカラオケに行くと彼は古い歌を歌ったりするんです。ご両親の影響だと思いますけど、まだ10代なのにいろんな曲を知っていて驚きました」
ーー古い曲も若い方にとっては新鮮に聴こえるのかもしれませんね。ちなみに千葉さんはカラオケで何を歌いますか?
千葉「エレファントカシマシさんとか、最近はバンドの曲が多いです」
ーーテレビでCHARAさん風に歌っているのを拝見しましたがとても似てました!
千葉「他のアーティストの曲でもCHARAさん風に歌うと不思議とCHARAさんの曲に聴こえるんですよ。ただ、CHARAさんが歌いそうな曲をチョイスするのが難しくて、そこはそれぞれのセンスが問われます(笑)」
ーー全員でCHARAさん風に歌うんですか?
千葉「全員で3時間CHARAさん風に歌ったこともあります。こないだなんて洋楽しばりやりましたから(笑)」
ーー洋楽でCHARAさん風はハードル高いですね(笑)
千葉「楽しいですよ。みんなやってみたらいいのに!」
ーー今度チャレンジしてみます(笑)。他にカラオケを面白くするコツは何かありますか?
千葉「CHARAさんは面白くしようと思ってやっているわけではないんです(笑)。リスペクトの気持ちを込めて歌ってますから!」
待ってるだけじゃなく自分で掴みに行かないといけない
ーー失礼いたしました(笑)。話は変わりますが、日本アカデミー賞新人俳優賞おめでとうございます。いよいよ30代が近づいてきましたが、30代の目標はありますか?
千葉「30代は、このお仕事を初めて約10年になるので、節目でもありますし今よりも成長できていたらいいなと思います。“30代になってもそんなに変わらないよ”という人もいますけど、僕は変わっていきたいです」
ーーどんな風に変わっていきたいですか?
千葉「30代は沢山経験を積んで今よりももっといろんなことが見えてくると思うので、何かしらの変化を望む時期でもあるのかなと。なのでたくさん刺激を受けてどんどん“勝負”していけたらいいなと思っています」
ーー海外の作品からも刺激を受けると以前お伺いしたことがありますが、最近は何か刺激になる作品をご覧になりましたか?
千葉「それが…観たい作品は沢山あるんですけど最近観に行けてないんです…。『ラ・ラ・ランド』とグザヴィエ・ドランの新作『たかが世界の終わり』が観たくて。グザヴィエ・ドランは僕よりひとつ年下なのにすごい才能を持っている方なので、とても刺激になります」
ーードラン作品のような“観た人の心をヒリヒリさせる衝撃作”に出会えるといいですよね。
千葉「そうですね。彼の作品は甘くないところが好きです。“こんなもんですよね”という気持ちでお仕事するのはよくないと思っていて、ストイックに自分を追い込むような作品にいつか挑んでみたいです」
ーーどんな作品にもストイックさは大切ですか?
千葉「ストイックさを求められていない現場で自分を追い込むことは周りに悪い影響を与えてしまうかもしれない。でも、正直いうと追い込まれて追い込んでという現場でお芝居をして、お客様にも現場でのヒリヒリした感情がスクリーン越しに伝わるような作品に挑戦してみたいんです。30代になったら、“撮影中は死にそうでした”と心から言えるようなストイックな作品にたくさん出合いたいです。待ってるだけじゃなく自分で掴みに行かないといけないなと思っています」
今年は映画「ReLIFE リライフ」の他にも「帝一の國」や「兄に愛されすぎて困ってます」「亜人」などの公開も控えている千葉さんを、是非大きなスクリーンで堪能してみてくださいね♪
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千葉雄大(ちば ゆうだい)
1989年 宮城県生まれ。「天装戦隊ゴセイジャー」で俳優デビュー、その後NHK大河ドラマ「平清盛」、映画「アオハライド」、映画「黒崎くんの言いなりになんてならない」、映画「殿、利息でござる!」など注目作への出演で人気を獲得。待機作に映画「ReLIFE リライフ」、映画「帝一の國」、映画「兄に愛されすぎて困ってます」、映画「亜人」などがある。
文/奥村百恵 写真/大川晋児
「ReLIFE リライフ」は4月15日公開
出演:中川大志 平祐奈 高杉真宙 池田エライザ 千葉雄大 市川実日子
監督:古澤健
原作:夜宵草「ReLIFE」(comico連載)
©2017 「ReLIFE」製作委員会 ©夜宵草/comico
初出:しごとなでしこ