お正月に着物を着る予定なんだけど、美容室がお休みなのでヘアをどうするか迷っています。そんなあなたのために、「もうりメーク」でおなじみのヘア&メーク毛利仁美さんに、着物に合うまとめ髪を聞いてきました。
「着物に合わせるアレンジといえば夜会巻きが有名ですが、このヘアは少しテクニックがいるし、仕上がりもカチッとなりがち。そこでおすすめなのがおだんご。そう、まとめ髪の定番、あのおだんごヘアです。ただし、着物を着るときは、まとめる位置が重要です。お仕事モードのときは、襟足に近い〝低め〟にまとめるとおしゃれですが、着物を着るときはうなじが綺麗に見えるよう〝高め〟に設定しましょう。高めにすることで、目線が上にいって小顔効果もアップ。着物が映えるアレンジが完成します」
PROCESS1・2
結んだ毛束で輪をつくる
顔周りの動く毛束を残して、手グシでざっくりポニーテールに。まとめた毛束をくるんと返して輪をつくり、根元をゴムで結びます。毛先はあとで使うので、5~10cmぐらい長めに残しておきましょう。
PROCESS3・4
トップの髪と輪の部分の髪に動きをつける
トップは上方向につまんでふんわりと、輪の部分の髪はいろんな方向に散らしてルーズに。ここに〝浮き〟をつくると、無造作感が出て、よりおしゃれに見えます。
PROCESS5・6
ネジネジの毛束をつくる
2で残しておいた毛束の中から一部を取り、その毛束をさらにふたつに分けてクロス状(ネジネジ)に編んでいきます。三つ編みならぬ、ふたつ編みのイメージです。
PROCESS7
編んだ毛束をおだんごに巻き付ける
6でネジネジに編んだ毛束をおだんごの根元にくるっと巻き付けてピンで固定。土台のゴムが隠れるように巻き付けて。
撮影&取材/若松真季(instagram/@maki_wakamatsu_neroli)
初出:しごとなでしこ
ヘア&メイク 毛利仁美さん
原宿の美容室『Tierra』所属。
簡単なテクニックで10倍かわいく見える「もうりメイク」が人気となり、数多くの女性誌で活躍中。
流行をほどよく取り入れたメークは、「薄づきなのに肌がキレイに見える」「マンネリになりがちなオフィスメークがおしゃれになる」と大評判!