香港といえば「100万ドルの夜景」と称されるほど、ネオン輝く摩天楼は有名。これを見ない手はありません! 今回は女子がいろんな意味でときめく♥レストランバーをご紹介します。
香港の中心街、セントラルに位置する「SEVVA(セヴァ)」
期待に胸を膨らませて、いざ入店!
「SEVVA」は香港セレブやファッショニスタ、エクスパット(外国人の駐在員)御用達のゴージャスなレストランバー。ルーフトップのバーは比較的入りやすいのですが、レストランは予約必須なのでお出かけ前には必ずブックして。
「SEVVA」はファッション業界で成功したオーナー、ボニー・ゴクソンがプロデュース。その人脈を駆使し、過去には元ランバンのデザイナー、アルベール・エルバスや、ラルフ・ローレンとコラボしたアフタヌーンティーなどを実施するなど、華やかなイベントをいつも企画しています。また、イベントだけでなく、香港トップクラスの夜景と、センス溢れる家具、内装が魅力で、その美しさはため息ものです。
という商業ビルの中にあるのですが、「何階だっけな〜」とボタンを探そうとしたその時。なんと、専用ボタンがありました! このエクスクルーシブ感にアガります。
(写真/本来は25階。でもこれなら迷う心配もナシ♥)
店内に一歩足を踏み入れると、受付左にはスイーツコーナー。幻想的な空間に、キュートなスイーツがずらり! 「マリーアントワネットケーキ」なんてメニューもあります。
(写真/ケーキは「SEVVA」だけでなく、歌賦街の「M’s Bakery」という、系列のケーキ屋さんでも購入可能)
店内を進むと…天井が花のアーチになっているHarbarside、壁一面が緑におおわれたLoungeと、夢のような空間が広がります。フードメニューは野菜を中心として、化学調味料は使わない、グルテンフリーのメニューもあるなど、意識高い系女子にはうれしい品ぞろえ。
(写真/こちらは一番人気のHarbarside。ゴージャスな内装でリッチな気分に浸れること間違いナシ!)
相席文化が功を奏す!?
ルーフトップバーは、出会いのチャンス♥
でも、「SEVVA」でいちばん素敵なのは、なんといっても香港随一と称されるルーフトップバー。夜景の素晴らしさは言うまでもありません。ちなみに香港文化では、「飲みに行こうよ」と言ったら、本当にお酒を飲むだけなので、最も混む時間帯は食事後の21時あたり。
(写真/もちろん、随一と称される夜景は見事! 国際都市、香港の夜に酔いしれて)
実はここのバー、こちらに住むお年頃の女子の間では密かに「婚活バー」と呼ばれていて、飲んでいたら声をかけられる、ともっぱらのウワサ。今回はこちらに住む某ラグジュアリーブランドで働くM子(38歳)独身と、金融で働くR(32歳)独身とともに、2人の取材と称して私も意気揚々と参戦してきました!
ルーフトップに出てみれば、こちらが「婚活バー」と言われる理由に深く納得!
だって、すごーく混んでいるにも関わらず、スタンドテーブルが小さく、さらに少ないので、必然的に相席になるんです。香港はもともと相席文化なので、他人と肩を並べるのはごく自然なこと。ワイングラス片手に、テーブルを探してキョロキョロする人は、誰からともなく手招きされて相席している様子。私たち3人にも、「ここ入っていいよ!」と西洋人3人組がテーブルを指差してくれました!
「えー、ジョインしていいのかな〜?」と戸惑うM子を引き連れるように、Rが「Thank you~」と率先してテーブルへ。「どこ出身なの?」「何の仕事してるの?」なんて自己紹介のような会話が続いて、最後は2人とも先方の名刺をゲットしていました!
ちなみに、私たちが日本人とすぐわかったらしく、中には通りすがりに、「pineapple?」と呼びかけてくる人もいて、2人は「applepen!」とノリよく答えておりました(笑)。今や日本のジョークも共通言語です!
素敵なレストランで女子会、そのあとは、バー婚活もできちゃうかも!? 独身同士の女子旅なら、出会いを求めて行ってみてはいかがでしょ!?
ではまた、再見(ヂョイギン)♥
初出:しごとなでしこ
スーれいな 香港在住エディター
モード系、コンサバ系のファッション誌の編集を経て、フリーエディターとして活躍中。国際結婚を機に香港に移住し、現地で地元フリーペーパーに執筆や、日本の女性誌のライター、翻訳を行う。只今、ノマド海外ライフを送りながら、二歳の娘の育児に奮闘する日々。