AneCanをはじめ、女性誌で活躍する人気スタイリスト・川村桃子さんの結婚式までの道のりをお届けする注目の連載。
▶第1回キュンキュンの「プロポーズ」はこちらから。
▶第2回ルンルンの「会場選び」はこちらから。
そして3回めの今回は、「国際結婚」のお話。
シンガポール挙式を選んだ、もう1つの理由
前回、挙式はシンガポールですることをお話しましたが、その理由はもう1つ理由がありまして…。
というのも、彼が中国籍なので、ハワイなどアメリカ圏で挙げるよりもビザが取りやすいかな？と考えたんです（かといって、実際、アメリカ圏のビザが取りにくいかどうかはわかりませんが）
彼は小学2年生の頃に家族で来日。
その後はずーっと日本で（つまり、もう20年以上！）暮らしているので、日本語はネイティブな私達となんら変わらないレベルです。
正直、中国人だって言わなければ、わからないくらい(笑)。
それほど発音は完璧で語彙も豊富。
さらに言ってしまうと、実は私自身が台湾のクォーター。
祖父が台湾出身で、ずっと一緒に暮らしていたので、中国のカルチャー的なもの（食生活や習慣など）は幼いころから身近にあったので、最初にお付き合いするときはもちろん、結婚に際してもスーッと自然な成り行きとして受け入れられました。それは、両親も全く同じだったようです。
逆に彼の方が「自分でいいのか？」と多少、気にしていたようですが、もう今は2016年ですし、グローバルですよ、グローバル！ってなノリで笑い飛ばしました(笑)
（写真／夏に彼と一緒に台湾に行ってきたのですが、北京語がペラペラなのでタクシーに乗っても、市場でのお買い物もなんのその。おんぶに抱っこでした。笑。友達と一緒の海外旅行だと、率先して私がリサーチしたり計画を立てる役なのですが、今回は彼に頼りっきり♥というのが、とっても新鮮で楽しく過ごせました♪）
食は大事なコミュニケーションツール
ただ、彼が自分の家族と喋る時はオール中国語（北京語）なので、私だけポツーンとなる時がたまにあります。でも、なんだかんだ雰囲気で薄っすらわかったりするから不思議(笑)。彼のご両親は私が話す日本語の内容を理解してくださっていますが、大体は彼や彼のお姉さん方が通訳してくれたりしています。ま、語学なんて出来なくても、なんだかんだお互いコミュニケーションは取れるんですよ！
あとですね、やっぱり食は大事なコミュニケーションツールだということ。
初めて彼の実家にお邪魔した時は、当たり前ですが緊張しましたよ、私だって(笑)。でも、たくさんの手料理でもてなしてくださって、感動しました。だって、食卓に並んでいたのは、お店では食べられないような、中国家庭料理の数々だったんですもの。当然、食いしん坊な私は質問攻め＆食べまくりでしたので、すぐ打ち解けられました(笑)。
（写真／皮から作るお義母さんお手製の水餃子は絶品！ 早速、作り方を習いました）
（写真／ちまきも習った料理のひとつ。中身はピーナッツと豚肉のみで、今まで食べてきたものとは異なり、笹の香りがして美味しいんです♪）
とまぁ、こんな感じの国際結婚なので、
いわゆる国際結婚感、みたいなものが薄い気がしております(笑)
（次回はいよいよ「両家顔合わせ」！ お楽しみに♪）
初出：しごとなでしこ
スタイリスト 川村桃子
1980年東京都出身。B型。
スタイリストの金子綾さんのアシスタントを経て、『CanCam』で独立。『CanCam』では主にえびちゃんOL企画などを担当し、その後は『AneCan』ほか女性誌、TV、WEB媒体などで活躍中。
instagram:@momo_k1014
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