神戸・元町商店街に70年以上続く老舗の洋菓子店「元町ケーキ」
神戸・元町商店街の「元町ケーキ」には、神戸っこが幼少の頃から慣れ親しんでいる“おやつ”があります。
その名も「ざくろ」。
▲ざくろ 270円
給食にも出ていたことがあり、神戸っ子たちは、子供の頃に一度は食べたことがあるというほど、地元で愛されているお菓子です。
神戸のおやつ菓子として誕生した「ざくろ」は、和菓子の製法を参考にした洋菓子で、カステラ生地(黄色)、生クリーム(白)、苺(赤)と、子供が好む色合いのケーキとなっています。
卵黄をしっかりと使ったあざやかな黄色のスポンジ、3タイプのクリームをブレンドした生クリーム、国産の苺と素材にこだわって作られています。
スポンジ生地に十字の切り込みを入れて、クリームと苺を包み込んでいる形が果物のざくろに似ているところから、「ざくろ」と名付けられました。
この組み合わせ、嫌いな人はいないんじゃない? と思うほど、シンプルながらも食べてホッとするような味わいで、無性に食べたくなるケーキです。
また、『日常的に気軽に食べて欲しい。家族4人分を約1,000円で買えるように』という想いから、270円という価格で提供されているのも嬉しい。
大人になっても子供の頃に食べた“あの味”というのは、誰もが心に思い浮かぶものがあるのではないでしょうか。
今回初めて食べたのに、どこか懐かしくノスタルジックな気持ちになった、元町ケーキの「ざくろ」。神戸の人々に愛されるこの「ざくろ」は、神戸に訪れたら是非味わってみてほしいケーキの一つです。
【元町ケーキ】
住所:神戸市中央区元町通5-5-1
営業時間:8:30〜19:00
カフェ席数:15席
定休日:水曜日
チョコレートアドバイザー Yuko
学生時代からアルバイトで稼いだお金で、海外ブランドの菓子類につぎ込むなど、ショコラ愛好歴は20年以上。2011年よりチョコレートに関する情報ブログを運営。
2014年、チョコレート鑑定家クロエ・ドゥートレ・ルーセル氏が講師をつとめた、日本コネスール デュ ショコラ協会認定のシニアアドバイザー(チョコレートアドバイザー)の資格を取得。
現在はチョコレートに関するサイト365chocolats.netを運営するほか、食にまつわる様々な記事をWebメディアへライターとして寄稿している。