2018年大ヒットを記録した映画『カメラを止めるな!』(通称『カメ止め』)。東京の小さな映画館からスタートしたこのワークショップ映画は、口コミで瞬く間に日本中に広がり、想像を遥かに超えた観客動員数220万人、興行収入31億円以上を記録。「日本映画界今世紀最大の事件」とまで言わしめ、社会現象を巻き起こしました。発売中の公式ファンブックとDVD/Blu-rayも大ヒット中! 今回は、そんなカメ止めの「細かすぎる謎」をピックアップ。
劇中で同一人物だと思われる「とある会社員」が3回も目撃されている
目撃されているのはこの方、諏訪ただゆきさん。
普段は保険会社に勤務するごく普通の会社員なのですが、平日は毎晩映画館に通い(年間で観る作品数は500以上)、週末は映画祭スタッフとして日本中を駆け巡るという筋金入りの「映画好き」。さらに、クラウドファウンディングで多くのインディーズ映画に出資。もはや、インディーズ映画界ではちょっとした有名人なのです。
ちなみに今まで出資した映画は、酒井麻衣監督『いいにおいのする映画』、松本卓也監督『ライブハウスレクイエム』、飯塚俊光監督『ポエトリーエンジェル』、林海象監督『BOLT』『LIFE』…などなどその数はもはや数えきれないほど。
しかし、なぜ諏訪さんがカメ止めで3回も目撃されているのか…!? 本人を直撃しました。
なぜ、カメ止めに出演しているのですか?
諏訪:「6年前の映画祭で『恋する小説家』を上映したときに初めて上田監督に出会いました。その頃から冷静に、そして淡々と面白いことを考えている人だなぁと思っていたんです。今回のカメ止めも上田監督の作品ということで、試写会、上映会、打ち上げに参加できる特典がついた3万円のコースに出資しました。その後、エキストラ募集があったので応募したんです」
どんなシーンに出演していますか?
諏訪:「まずは、TVの再現VTRを撮影中の屋上のシーン。ほとんど背中を向けているので見つけるのは非常に難しいと思います(笑)。ふたつめは、Vシネマの撮影現場。Vシネ監督役の横や後ろにいます。最後は、テレビ局のモニター室です。プロデューサー役のどんぐりさんのの後ろにいます。会社の人や友人に『出ていたよね?』と言われることもあるんですよ(笑)」
カメ止めの大ヒット、どう受け止めていますか?
諏訪:「カメ止めのヒットは本当に嬉しいですね。社会現象にもなったことで、インディーズ映画界が変わるとも言われていますが、それはどうですかね…。確かに興味をもってくれる人が増えたことは事実だけど、狭義的には変わらないと思います。カメ止めは特例中の特例。作品に圧倒的な力があることに加え、地道なPR活動と運も味方につけて大きな化学反応になったのだな、と。今までたくさんの映画を観てきていますが、これほど革命的な作品はないと思っています」
▲諏訪さん秘蔵の打ち上げ写真
▲先日監督とも感動の!? 再会
これからカメ止めを観る方は、諏訪さんの活躍にも注目してみてくださいね。
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