キャリアアップキャリアダウンetc. 「私のリアル転職」実例、よかったことも悪かったことも、すべて語ります! キャリアアップする人、起業する人、休職する人…さまざまな転職経験者に、以前の働き方や退職を決意した瞬間、転職活動の極意など、ホンネで語りつくしてもらいました!
K・Yさん 28歳|手に職の夢を叶えるためのチャレンジ
業界大手の住宅メーカー→地域密着型の不動産会社へ
<前職>
業種:大手住宅メーカー社
規模:社員数2万人以上
年収:550万
残業:週20時間
<現職>
業種:中規模不動産会社
規模:社員数500人
年収:半額以下
残業:なし
<経歴>
22歳 新卒で1社目の会社に入社、地方営業職に
24歳 本社人事部に部署異動
26歳 再度、地方営業職に。専門学校に入学
27歳 退職を決意
28歳 転職活動を開始。2社目の会社に転職。希望の職に就く
仕事を長く続けていくためにも、手に職を得たかった
大学卒業後、新卒で第一希望の会社に就職し、やりたかった職種に就くことができ、すごくラッキーでした。ノルマがあったり、休みの日もお客様から電話がかかってきたりして…毎日目まぐるしかったけど、充実はしていましたね。ところが、3年目の部署異動で生活が少し落ち着いたころ、周りを見渡したときに、仕事と家庭を両立させた、ロールモデルとなる人がいないことに気づいたんです。
それから一度、将来のことを改めて考え直した結果、インテリアコーディネーターという新しい夢を見つけて。仕事をしながら専門学校に通うようになりました。ですが、この両立が思った以上に大変で。勉強に集中できなかったので、当時怖いもの知らずだった私はスッパリ会社を退職。それから大手転職エージェントに登録し、「年収はそのまま、土日休み、残業ナシ」という希望の条件で仕事を探してもらうも、なかなか該当する仕事が見つからず…そこで初めて現実を見たような気がしました。
その後、建築業界専門の求人サイトで見つけた会社で、インテリアコーディネート担当として雇ってもらうことに。新米ということもあり、お給料は驚くほど減りましたが、残業はないししっかり休みもとれる。仕事内容も勉強になっているので不満はありません。専門学校は来年卒業予定で、グッと転職にも有利になると思うので、余裕ができたタイミングでインテリアコーディネーターとしてキャリアアップ転職を狙っていきたいと思っています。
キャリアダウンをしてよかったことは?
自分にとって、より大きな目標ができた
今までのキャリアを一旦手放すことで、夢への自分の想いが確かなものに。自分がこの先すべきことや、新たな目標も見えてきました。
インテリアの本は私のやる気を駆り立ててくれる。
フロアプランを描けるようになって、仕事を深く理解できる状況に。
これから転職予定の人へ
「将来の理想の自分像を明確に」
キャリアダウン転職は現状からただ逃げ出すのではなく、強い気持ちをもって臨めるものをもつことが重要だと思います。
Oggi11月号「Around 30 転職のリアル」より
メイン画像/Shutterstock 構成/大椙麻未、酒井亜希子・佐々木 恵(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部