ソロ女旅の企画担当なのに、ひとりで本当に楽しめるのか不安なエディター・マミ。Oggi編集部イチひとり旅上手なデスク・Fに背中を押してもらってきます!
副編・F
最近10年以上愛用していた旅バッグを断捨離してしまい、後悔真っ只中の本企画デスク。ひとり旅経験は数知れず。特にパリのことならお任せを!
エディター・マミ
本企画を担当しておきながら「ひとりで旅行? 絶対無理!」と内心思っている寂しがり屋のアラサーエディター。憧れの女性は天海祐希。
F「取材お疲れさま~! どうだったマミちゃん、ひとり旅できそ?」
マミ「みなさんすごいですよね。ひとりなのに妥協することなく、あんなに思いっきり楽しめて。」
F「その他人事な感じ…さては、まだ「私には無理ですぅ」とか思ってるな?」
マミ「あ…あはは~(苦笑)」
F「じゃあまず第一ステップとして、みんなで旅行に行って、自分だけ延泊してみるってのはどう? 海外が心寂しかったら国内でも! ひとり旅のよさを味わってもらいたいヨ~。」
マミ「それもね、すごくいいと思うんですけど、いかんせんホテル内での時間の過ごし方に自信がなくて…。」
F「な~んだ、そういうことね! 充実させるべきはバスタイム! 薔薇風呂とか、ベタベタになりそうなオイルとか普段やらない泡風呂とかやるのよ。家ですると後始末が大変だからね、「姫風呂」は。気の悪い場所へ行ったら大量のバスソルトで清めることも忘れずに。」
TIPS 1
オイル? 薔薇? 泡? お風呂になんでも入れちゃえ~!
入浴後の始末が面倒そうな入浴剤は宿泊先のホテルで贅沢に使っちゃえ! 各国のホテルの清掃員さん、ごめんなさい(てへっ)。(F)
マミ「それはいいかも(笑)。広めのお風呂があるホテルを選びたいですね。」
F「そうね、ご褒美だと思ってホテルの部屋もグレードアップするといいよ。それで、マミちゃんお酒飲めるんだから、ホテルのクラブフロアのラウンジへ行ってみては。クラブフロアはそもそも人が少ないし、パソコンやったり、本読んだりしてればいいんだよ、お部屋でひとりが寂しかったら! そこで日記書いたり、今後の目標立ててみたり、仕事が忙しくて向き合えなかったことに向き合うチャンス!『ビジネスで来ているのかな?』って思われることうけあい♪ フフフ、どうかしら?」
TIPS 2
大物を気どれ! 食事中はノートとペンを持参すべし!
食事中、ただ者ではない感を出すと気持ちいいの! 私がよくやるのはノートとペンをテーブルに持って行って考え事してみたりして。作家風を気どってます。ポイントは、ペンはいいものを使うこと!(F)
マミ「ほほ〜、できる気がする! 海外は、スリにビビってます。ひとりじゃ太刀打ちできないな~。」
F「スリね~私もパリでホテルに置いていたスーツケースの中からお金盗られてたな。ソウルでも地下鉄の中でヤラれたし、ローマでも…。」
マミ「って、スラれ経験も豊富!(笑)」
F「ムカつくけど、もう教訓! 日本ってつくづく安全な国なんだと思い知ることに。感謝、JAPAN!」
TIPS 4
まずは慣れるまで! おしゃれはガマン!
こればっかりはおふざけナシで。高級ブランドバッグとか中が丸見えのかごバッグとか、スリの対象にされちゃうからね。海外では特に気をつけるのよ!(F)
マミ「そっか、30歳になるまでに1回経験しておこうかな、ひとり旅。ツアーだったらハードル低いかな。」
F「ツアーで行くならパリとかロンドンの都市ではなく、ちょっとマニアックな場所、たとえばマチュピチュとかのほうが、ほかにひとり旅の人がいるかもね。酒飲みマミちゃんの場合、南米行くならスキットル忘れないで! 現地で炭酸水買って、ホテルでハイボール飲みもいいんじゃない? 楽しそ~!」
TIPS3
ひとり部屋飲み専用! スキットルを持参
中東や南米など、アルコール入手に困りそうな場所に行くときは、スキットルにハードリカーを入れておくのが酒飲みの鉄則!(F)
マミ「あ、それ最高! ほかに荷物とかってどうしてるんですか?」
F「下着やTシャツとかあえて古いのを持って行って、旅先で捨ててる! なんか風水的にもいいらしいよ? 帰りの荷物も洗濯の手間も減るしね! あと、残り少しの香水を持って行って現地でつけまくるかも! 海外の土足ホテルだからこそできる「香水浴び」。旅の思い出は香水とともに…♡ なんてね! 香水の瓶は旅先に置いてきちゃう!」
マミ「軽く断捨離しちゃってますね。」
F「どう? できそうかしら? 行くときは言ってね、遠くで見守ってるから!」
マミ「それは心強い!(笑)」
Oggi8月号「ようこそ!『ソロ女旅』の世界へ」より
撮影/よねくらりょう(P165)、魚地武大(TENT/P176) イラスト/徳丸ゆう デザイン/髙橋桂子 構成/大椙麻未、宮田典子(HATSU)
再構成/Oggi.jp編集部