「投資すべきは外見」は、働く女子の新常識! 中でも「肌」は最重要な投資物件といえます。できてしまってからでは大変なシミ、清潔感を左右するくすみ。すべて今からのケアでガード!
できる前に防ぐ!「予防美白」とは?
新しい季節のはじまり、働く女子の清潔感を左右するのはやはり肌。紫外線が徐々に強くなってくる今の季節こそ、美白ケアのはじめどきです! 「まだ必要ない」なんてボーッとしていたら後の祭り。悩みが深くないから今だからこそ、5年後10年後の肌のために、すぐ「予防美白」をはじめて。
美容ジャーナリスト・齋藤 薫さんインタビュー
「一目惚れされる女性」には、絶対の共通点がある。それはずばり「透明感」。男同士の会話に耳を傾けると、「それがすっごく透明感のある子でさ」と、一目惚れの理由として当然のように透明感の話が出てくる。しかも、透明感への一目惚れは、「こういう女性なら結婚したい」とまで思わせる意外なほど本気の一目惚れであるとも言う。
単に一瞬見かけただけで、なぜそこまで思えるのか? それは「女性の透明感」がきちんとした清らかな暮らしや、健全で美しい生き方までを語るからなのだ。つまり一目惚れされるのは存在の透明美。でも肌の透明感も、その大前提と言っていい。私たちがまるで本能のように「透明感を作らなければ」と思うのは、そうした理由があったのかもしれない。
事実、日本には昔から日に焼いていない白いままの肌が「一つの嫁入り道具」と言う発想があったほど。そして不思議と、「肌が白くなったね」と言われると何だか嬉しい。それも、女にとっては何だか本能に響く褒め言葉。もちろん一方で、諺のように語り継がれてきた「肌の白いは七難隠す」も一つの揺るがぬ真実だけれど、「肌が白くなった=キレイになった」と言うニュアンスを含んでいるのは間違いないのだ。
なぜだかわかるだろうか。まず「肌が白くなったね」と言われるのは、肌色が均一になったことを示している。たとえ色白肌でも「色ムラ」があるとあまり肌は白く見えないのに、肌色自体は変わらなくても、「色ムラ」がなくなるだけで、肌色は一気に明るく見えるという法則があるのだ。もちろん透明感が生まれただけでも肌色は明るく見えるが、この「透明感×均一感」が肌色も肌も、またその人自身の印象も、そして何と〝顔立ち〟までもがキレイに見えると言うメカニズムがあることを覚えていて欲しい。
印象浄化のためにこそ「透明美肌」「均一美肌」
かつては、日焼け肌がトレンドだった時代もあり、そもそも欧米には日本のような本能の色白願望はない。いまだに日焼け肌を長いバカンスの証のように誇りにしているゴージャスマダムも少なくないが、欧米人が大好きな日光浴は別として、「日に焼くこと」は肌や健康上の安全性を考えても時代遅れ。そうではなくて、どんな肌色であれ透明感と均一感を作ることが今、世界的な美白テーマにもなっているのだ。
そう言えば英国の新しいプリンセス、メーガン嬢もキャサリン妃同様、よく磨き込まれた肌の色はダークなのに透明で均一、だからヘンリー王子をして「こんな美しい人に会ったのは初めて」と言わしめた。そして、たちまち結婚したいとも思わせたのだ。
コスメ市場における美白ブームはもう20年以上続いているが、世の中が「美白、美白」と言うから美白をやるのではなく、本当の意味で透明感ある均一肌を作るべき時だから、美白を始める機が熟したと言っていいと思う。幸い美白はこの20年、毎年山ほどの新製品がデビューし、驚くほどの進化を遂げている。その結果、今の美白は「目に見える!」と言われるほど、効果が明快な美白コスメが目白押し。
ましてや、単にシミのケアだけでなく、保湿やエイジングケアも同時に行うような総合的な働きかけで、従来の美白だけではなかなか得られなかった「透明美肌や均一美肌」がいよいよちゃんと作れるようになってきた。そういう意味で、今、美白を始める人はとてもラッキー。あれもこれもとたくさん使わなくても、日々のお手入れに一品加えるだけで、たちまち顔立ちの印象までが変わるような美白が本当に増えているのだから。
肌が明るくなると表情も明るく見える、メイクも映える、洋服も似合う、遠目にも目を惹く、そして透明感が生まれた時、きっとどこかで一目惚れされる。結婚したいと思われる。少なくとも美しい暮らしをする、清らかな人と思われる。
「印象の浄化」に、一番効く美容。だから始めて欲しい、今日から美白。
シミやくすみ、色ムラなど「肌ノイズ」のない澄み渡る透明感を目ざして…
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Oggi5月号「できる前に防ぐ!『予防美白』をはじめよう!より
撮影/玉置順子(t.cube・人物) ヘア&メイク/林 由香里(ROI) スタイリスト/角田かおる モデル/林田岬優(本誌専属) デザイン/楫野幸子 構成/門司紀子
再構成/Oggi.jp
齋藤 薫
美容ジャーナリスト。美容やファッションのトレンドに社会的な視点を加えた語りは説得力抜群。新著『されど“男„は愛おしい』(講談社)が好評発売中。