コットンでつけている化粧水を手に替えてみたら…。やわらかく弾力のある手を使えば、スキンケアが肌にもっとなじんで、しっとり艶やかに。ベテラン美容のプロに、そのテクを教わりました! 手は最高の美容ツール。すみずみまで使えば、スキンケアの浸透が激変します。
美容のプロ 深澤亜希さんが解説!
白くやわらかい美肌に定評がある美容家の深澤亜希さんが、「手」を基本にしたお手入れを伝授! 「顔の凹凸は人それぞれ。その凹凸のサイズにぴったりと合うのが、自分の手です。しかも手のひらや指の腹には弾力があるので、軽く押しつければ肌に隙間なく沿わせることが可能。さらに、温もりによってスキンケアがしっかり浸透します」(深澤さん)。肌に摩擦の刺激を与えず、的確にツボを押せるマッサージツールとしても!
これが深澤さんの手
[1]指の関節はマッサージツールに
手を軽く握ると、親指と人さし指の第2関節はちょうど力を入れやすいマッサージツールになります。目頭やフェイスラインのコリがほぐれ、表情がすっきりハイライトは中指で! あご先に入れると輪郭がシャープに。
使うのは親指の第2関節。
目頭を押して疲れをとる!
人さし指と中指を折り曲げて。
あごをはさんで引き上げる。
仕上げに耳をぐるぐる。
[2]手をすみずみまで使い倒す!
スキンケアは手でなじませればムダがありません。温めた手に化粧水や乳液、クリームを広げ、手のひらや指の腹を顔の凹凸のすみずみまで押しつけるようにして。手をすみずみまで使い倒せば、化粧水や乳液がぐんぐん入ります。
まずは手を温めてから。
両手のひらで頬を包み込む。
目元の凹凸に指の腹を沿わせて。
額には手を横において。
目頭のくぼみにもなじませる。
首の後ろも忘れずに♥
[3]アイケアは指の腹全体で!
アイケアは上下まぶた全体から目尻、こめかみまで広めになじませるのがコツ。指先だけでなく指の腹全体を使ってのばすと、均一にしっかりつけられます。
ピタッと沿わせて、優しくしっかりなじませて。
Oggi5月号「美容プロ発! 私の手づかい」より
撮影/青柳理都子 ヘア&メイク/新見千晶(イプシロン) デザイン/高橋桂子 構成/大塚真里
再構成/Oggi.jp
新見千晶さん
ヘア&メイクアップアーティスト。女優や文化人から支持が厚いベテランアーティスト。イプシロン所属。独自のメイク理論に基づくメソッドが人気で、著書も多数。