Lesson2 : 名刺交換は日本だけ?? 初対面の印象を引き上げる挨拶のマナーとは
こんにちは。4月に入って、新入社員の姿を見ると、入社当時のことをふと思い出します。そんな新人時代にまず覚えるのが名刺交換。初対面の方とのご挨拶には名刺交換が常識、ですよね??
…そう、日本のビジネスマナーでは。
海外からのゲストとミーティングをするようになってまず驚いたのが、彼らがほとんどの場合名刺を持ち合わせていないこと。個人的な感覚で言うと、1/2の確立で名刺を持っていないケースに遭遇します。そんなときは慌てず驚かず、名刺交換の代わりに簡単な自己紹介から打合せをスタートしましょう。
“Hi, I’m Akiko. You can call me Aki.” 『あきこです。あきと呼んでください。』
ここでのポイントは2つ。
ひとつ目は自己紹介するときに苗字だけを名乗らないこと。日本では苗字のみで自己紹介をするので、違和感があるかもしれませんが、苗字を伝える際には名前とセットで伝えるようにしましょう。
英語圏では社外の人とやり取りする際も、名前のみでやり取りするケースが多く、苗字のみで “Mr.” や “Ms.” と呼び合うことは、よほどフォーマルな場を除いてほぼないため、苗字だけの自己紹介は相手に距離感を感じさせてしまう可能性が…
2つ目のポイントは、相手にとって覚えやすく、呼びやすいニックネームを伝えること。英語圏の人にとって日本語の名前は発音が難しい上に覚えにくいという課題が…
特に「あきこ」の様に3音節以上の名前は覚えにくいため、例えば「あき」のように2音節に収まる短いニックネームにしてあげると親切です。
ちょっとしたビジネスマナーの違いを意識するだけで、相手との距離感を縮めながら、印象もグッと引き上げられるもの。ぜひご挨拶のシーンで使ってみてください。
Oggi.jp's 中谷 晶子
小中学校をアメリカで過ごし、現在はIT企業に勤める32才。2018年4月からoggi.jpにてブログを執筆する“Oggi.jp’s(オッジ ジェイピーズ)”としての活動を開始。趣味は新たなお店開拓。美味しいお肉とお酒を糧に日々奮闘中。働く女性に向け、ビジネスから旅行のシーンまで、簡単ながらこなれた印象を与える英会話情報を発信します。