東京から約1時間、アクセスのよさも魅力

箱根湯本にある温泉宿「はつはな」。約30年前に開業した老舗ホテルなのですが、「心と五感が満ちる静かなとき」というコンセプトのもと、2022年にリニューアル。景色、客室、温泉、お料理…目に映る風景がすべて美しく。プライベート感を高めた上質なサービスは、小さな子供連れにもフレンドリー。温泉好き界隈でもたびたび話題にあがる、ラグジュアリーな温泉宿の魅力を、たっぷりとレポートします。
箱根湯元から専用バスで10分

「はつはな」を語る上で、真っ先にお伝えしたいのがアクセスのよさ。箱根湯本駅から専用のシャトルバスで約10分。東京方面から車で向かう場合も、箱根口から箱根新道に乗り約5分、須雲川ICの出口の目の前という立地のよさ。行き帰りで体力を削られることなく、【心身を癒す旅】に集中できるのもいいですよね。
宿に一歩踏み入れると、ゆったりとしたロビーラウンジがお出迎え。洗練されたインテリアに、「これは絶対に素敵な旅になる」という期待値がむくむくと高まってしまいます。エントランスの反対側は、須雲川と湯坂山に面した展望テラスになっていて、鬱蒼と茂る木々が目の前に。一気に、非日常にいざなってくれるのです。実は、ロビーフロアは最上階の6階にあるため、人工物が一切目に入らない、想像をはるかに上回る絶景! 東京にいると、一面が緑の風景になかなか出会えないですもんね。貴重です。

全ての客室に露天風呂が完備

今回ステイしたのは、プレミアムCタイプという客室。お部屋にはいってまず目に飛び込んでくるのが、テラスに置かれた半円型の露天風呂! 目の前は、まるで絵画を切り取ったような美しいグリーン。先ほどご紹介した展望テラスに引けを取らないほどの絶景です。到着した日はあいにくの雨でしたが、しっとり濡れた木々が美しくて「むしろ雨でいい」と思ってしまったほど。紅葉の時季なんて、最高でしょうね。

室内は、リビング、寝室、和室、洗面所、ウォークインクローゼットとセグメント分けされているゆったり設計。寝室も湯坂山に面していて、ぼーっと外を眺めているだけでも至福。シモンズのベッドも広々としていて快適でした。
個人的にヒットは、白木調の和室エリア。小さな机と座布団だけ、というシンプルさも、わちゃわちゃしがちな子連れには嬉しい限りです。

冷蔵庫内のドリンクはオールインクルーシブ
冷蔵庫内のドリンクはすべてフリー。はつはなオリジナルのさくらエールとクラフトビール、ペリエなんかも常備されていてバリエーション豊か。ウェルカムスイーツも3種類もあって迷います。餅好きの私はいちばん奥の「温泉餅」をいただきました。これが柚子がほんのり効いており美味! お土産に購入して帰りました。

そしてアメニティは「OSAJI」! うれしい! 持参したコスメは使わず、こちらを使わせていただきました。香りもよく、テンションがあがります♡(大浴場にもOSAJIが完備されていましたよ)。

「美人の湯」として親しまれる自家源泉の温泉

「はつはな」の最大の魅力は、館内にいながら湯めぐり気分が味わえる豊富な温泉施設。2022年のリニューアルに際し、4か所の貸し切り風呂とすべての客室に露天風呂を設置。2か所ある大浴場のひとつ「山の端(やまのは)」には、ドライサウナや水風呂も新設。

「竹の葉」の湯上りスペースがこちら。湯坂山に面した湯上りエリアは大きな窓があり、開放感も抜群。入浴後のリラックスタイムも特別な時間に。

ちなみに、温泉棟と客室棟をつなぐ連絡通路には、ミニサイズのビールやアイスキャンディがご自由にスタイルでいただける冷蔵庫が。こういうきめ細やかなサービスも嬉しいですよね。
趣向の異なる貸し切り風呂が4か所に

今回、「水面(みなも)の湯」を使わせていただきました。浴室・パウダールームともにかなり広々としたスペースで、体がぶつかり合うことも皆無。浴槽が窓の外につながっているようなデザインも素敵でした。貸切風呂の中で一番人気だという「川音(かわと)の湯」(唯一の露天風呂)も見せていただいたのですが、こちらもとっても素敵でしたよ! 今回はすでに予約でいっぱいだったので、次回の楽しみに、と思っております。
ドリンクはフリーフロー。ラウンジで過ごす時間も〝特別〟
夕食前、少し時間があったので、6階にあるラウンジでひとりシャルドネタイムを(笑)。ビール、ワイン、ウイスキーなどのアルコール類からコーヒー、ハーブティーなどがすべてフリーフローとなっています。贅沢な空間で、雑誌を読んだり、ぼーっとしたり、束の間の自由時間を満喫。


19時から22時にはプティフールが用意されているとのことで、就寝前に再訪。ケーキが数種類に、わらび餅、ナッツなどがあり、小腹を満たしてくれます。
夕食はモダン懐石、旬の地のものをたっぷりと
夕食、朝食ともに、5階にあるダイニング「はなゑみ」でいただきました。こちらもリニューアルの際に、プライベート感のある個室仕様にアップデート。小さい子供との食事も、周りに気を使わず、自分たちのペースでいただけるがありがたいですよね。8~10名で利用できる個室もあり、3世代でいらっしゃるご家族も多いのだとか。
夕食は、秋の味覚をふんだんに楽しめるコース仕立て。旬菜、菊花椀、お刺身、イトヨリダイのムニエル、相州牛ロースの炭火焼、松茸ご飯、デザートと、丁寧かつ洗練されたお料理。アルコール類に関しては、ソムリエが厳選したワインや日本酒などが揃っています。私たちは、日本酒飲み比べセットを楽しみながらいただきました。

朝食は、和食 or 洋食をセレクト可能

私たちが選んだ洋朝食は、新鮮な富士レタスがたっぷり味わえるサラダ、清川恵水ポークのソーセージやベーコンを添えたオムレツ、スープ、フルーツ、ヨーグルト、ビタミンジュースという、健康的で満足感のあるラインナップ。パンはおかわりもでき、その都度熱々のものを準備してくださるのも高ポイント。

湯坂山側のお席は、窓も大きく抜け感もたっぷり。とても気持ちの良い一日のスタートとなりました。
何度も訪れたくなる、温かなホスピタリティも魅力

すべての面で完璧だった「はつはな」の滞在ですが、特に印象的だったのが従業員の方々のホスピタリティ。程よい距離感でありながら、臨機応変で、細やか。海外からのゲストも多いとのことで、外国人スタッフも多数働いていらっしゃって、かしこまりすぎない雰囲気もとても居心地がよかったです。
働く私たちの1泊2日のご褒美旅、迷わず「はつはな」をおすすめします。
箱根湯本駅の新グルメ情報も

箱根登山鉄道 箱根湯本駅改札内に、ワンハンドメニューのテイクアウト専門〝湯あがりスタンド〟がオープン。沖縄・伊江島産の生黒糖をその場で削り、ふんわり乗せて仕上げたスイーツやドリンク。パウチ入りの「飲めるわらび餅」などは、食べ歩きに最適! こちらもぜひチェックしてみてください。



