新星のごとく現れた時代の寵児
「大人になるにつれ、何かするにもメリットがあるか、効率がいいかを考えてしまうもの。でも損得じゃないところ――人のため、楽しい仕事のため――で動ける人になれたら。それが私が憧れる“大人〟です」
旬な人物の素顔に迫るファッション誌『Oggi』の人気連載「この人に今、これが聞きたい!」。
今回のゲストは、俳優の見上 愛さん。昨年放送の大河ドラマ『光る君へ』を筆頭に、2024年から2025年にかけて計9本のドラマに出演。そして2026年に放送予定のNHK連続テレビ小説『風、薫る』ではヒロインを務めます。
新星のごとく現れた時代の寵児――。現在、24歳の見上さん、その素顔に迫ります。

役を演じわける。それは人間が多面的なものだから
中学2年生で観劇にはまり、高校では演劇部に所属し寺山修司に傾倒。
大学では演出家の勉強をしていましたが、養成所でのスカウトをきっかけに2019年に芸能界デビュー。同年にはドラマ『ボイス 110緊急指令室』に出演するなど、すぐさま俳優として頭角を現します。
軽快な大学生やクールなお仕事女子など多彩な役どころを演じてきた見上さんはこう話します。
「いろんな顔を見せる。これこそが、私の仕事だと思っています。そして、どのキャラクターにもいろんな面があって、ひとことで言い表せることはなくて。それもそのはず、人間はもともと多面的なものですから。芝居の経験が積み重なるにつれて、ますますそう感じています」。
それを表現するために、じっくりと脚本と向き合って準備を怠らないそうで、
「このまま俳優としての勉強を続けて、いつかここぞというときに、演出に挑戦しようと思います」
と、秘めたる胸中を明かしてくれました。
小さいころから、自分を評価するのは自分だけでいいと思ってきたという見上さん。
「それを自己肯定感が高いと言うのかもしれないけど、自分の価値を他人の評価に委ねてしまうと、キツくなってしまうんじゃないか。もちろん、お仕事に対していい反響をいただくことは、うれしいです。でも、自分を客観的に見て、直すべきところは甘やかさず素直に向き合う。逆に、よいところは謙遜せずにほめる。今できているかはわかりませんが、そうありたいと思います」――その考えはどこまでも芯が強く理知的です。
『Oggi』らしいクールで艶やかな撮影カットも見どころ!

普段はナチュラルで柔らかい雰囲気の見上さんですが、誌面では『Oggi』らしいクールで大人なルックを披露。
また、5月16日公開予定の映画『かくかくしかじか』の見どころや役柄へ馳せる想い、等身大のエピソードについても明かしてくれました。
これからさらに飛躍すること間違いなしの彼女。見上さんの24歳の想いが綴られたインタビューの続きは、4月28日発売の『Oggi』6月号で。読み応え満載のページです!
Oggi6月号News!!