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LIFESTYLE

2024.09.12

【NCTドヨン】アジアツアー日本公演完走!最終公演詳細ライブレポート|写真17枚。独占カットあり

9月8日の東京体育館メインアリーナ公演で千秋楽を迎えたドヨンさん(NCT)のアジアツアーの日本公演『2024 DOYOUNG CONCERT [Dear Youth,] in JAPAN』の様子を約7000字で臨場感たっぷりにレポートします!

ドヨン「NCTは僕の青春と人生!僕の人生に欠かせないものです」

ドヨンさん(NCT)のアジアツアーの日本公演『2024 DOYOUNG CONCERT [Dear Youth,] in JAPAN』が9月8日東京体育館メインアリーナ公演で千秋楽を迎えました。
 
これまでNCTとして幾多のステージを経験してきたドヨンさんですが、今年4月にソロデビューを果たし、自身初のソロアジアツアーを開催。日本では6月の横浜を皮切りに、大阪、8月からは追加公演の名古屋、と各地をまわり、9月7日、8日での東京公演をもって、全4都市7公演を完走! その全ての公演がソールドアウトし、総動員数36,400人を達成し華々しく終えました。今回は、日本ツアー最終公演の様子を臨場感たっぷりにレポートします!
 
公演直前、『Little Light』が会場に流れると、NCTzen(以降、シズニ表記。NCTのファンの愛称)たちがペンライトを振りながら見事なかけ声を披露。そして、“太陽が昇り始めた夜明けに、静かに佇むドヨンさんの映像”から公演はスタートします。物語の新たな始まりを予感させる映像が終わり、自身のソロデビューアルバム『YOUTH』収録曲『Beginning』で紗幕越しに白のセットアップにビジューが散りばめられたきらびやかな衣装をまとったドヨンさんが登場! 力強い高音を響かせ、観客を一気に魅了しました。歌い上げると共に目をそっと閉じ、深呼吸するドヨンさん。

ミラーボールの下で歌うドヨン
写真:田中聖太郎写真事務所

「こんばんは。ドヨンです。今日は心を込めて歌います」と流暢な日本語で挨拶(なんと公演を通してほとんどが日本語での進行でした!)。続いて披露したのは、大ヒットドラマ『ユミの細胞たち』のOST『Like a Star』、『YOUTH』収録曲『Lost In California』。「みんな準備できていますか?」との煽りから始まったのは、音楽プロデューサーライアン・ジョンのプロジェクト「MAXIS」にて公開され、シズニからの支持がアツいNCT Uの楽曲『Maniac』(へチャンとのデュエットソング)。右手を高くあげ、笑顔で挨拶する姿が印象的でした。
 
最初のMCパートで、「(公演)二日目ですよね。まず、挨拶をします。こんばんは!ドヨンです!歌を歌うドヨンです!よろしくお願いしまーす。まず、ちょっと水を飲んでみます」。水を飲む姿にすら、キャー!と歓声がわきあがるほどの盛り上がり。

「みんな、お変わりありませんか?」とご挨拶すると、「네(韓国語で、はいの意味)」と元気いっぱいに返事するシズニの皆さん。予想外の丁寧な日本語挨拶に、会場は驚きとほほえましさの声援が場内に響きました。「実は最近、日本語の勉強をしたときに習った単語です。“お変わりありませんか”。大人っぽい感じがします。子供じゃない。今日は、僕の初めてのソロ日本ツアーの4番目の都市・東京公演にようこそ〜!」。歓声が上がるも、シズニはもっとできるはず!と思ったようで「もう一回!声がちょっと小さいです。東京公演にようこそ〜!」と仕切り直し、大歓声が起こると「できますよね(笑顔)」と頷き満足げ。

ステージと客席
写真:田中聖太郎写真事務所

「6月からはじめた日本でのツアーもここが最後の場所ですよね。時間が過ぎるのが本当に早く感じます。残念ですけど…みんなも?僕も。僕にとって3か月間、いい記憶が残っています。ありがとうございます。(深くお辞儀)日本ツアーの最後をこの会場でできて、めっちゃうれしいです。めっちゃめちゃうれしいです」と最近覚えたという日本語“めっちゃ”を使いこなしてシズニへの感謝を語る姿に大きな拍手が起きました。

「今日が初めての(公演を観る)方いますか? おぉー!たくさんいますね。昨日も来られた方もたくさんいますよね。たぶんもう全部知っていると思いますが、公演の前に話したいことがあります。僕の日本語はペラペラじゃないので、公演の途中途中に韓国語が出てしまいます。みんな、理解してください。でも、日本語を一生懸命勉強してきたので、みなさんと楽しく話せたらいいなと思います」と丁寧な日本語でお願いするドヨンさん。多忙な中、十分すぎるくらいに日本語を努力して勉強してきたであろうことがうかがえます。

ステージ全景
写真:田中聖太郎写真事務所

「僕の初めてのソロツアーを紹介します。タイトルは[Dear Youth,]です。意味をちょっと紹介すると、“僕の青春でみなさんの青春を応援したい”という意味を込めています。このコンサートで僕の歌を聴きながら、いろいろな感情を感じてもらえたらうれしいです。」とソロツアーのテーマを語りました。

ステージ風景
写真:田中聖太郎写真事務所

「今回の公演のためだけに準備した、新しいものもありますが…みんなTwitter(X)を見ましたか?面白くない(笑)。見ましたよね?(見てない!とシズニたちの声)嘘ね〜! めっちゃ見ていませんって方いますか?(たくさん手が上がる客席をキョロキョロと見渡して怪しむようなキュートな表情)あ、嘘ね!なんで昨日来てない方よりたくさんいますか(笑)。新しく準備した曲もありますが、みんな楽しんでくれたらうれしいです。初めてではない方も初めて観る感じでいてもらえたらうれしいです(笑)。みんな演技できますか?初めての方!(네!と会場全体のシズニが手をあげる)たくさんいますね〜(笑)。面白いね!一緒に嘘つこう」と積極的なトークで会場をしっかり盛り上げた後披露されたのは、『Serenade』(『YOUTH』収録曲)、EXO・ベクヒョンさんとのコラボ曲『Doll』。続いて、「好きな曲だから皆さんに聞かせたかったです」と日本公演のために用意したカバー、あいみょんさんの『愛を伝えたいだとか』。

椅子に座って歌うドヨン
写真:田中聖太郎写真事務所

「この曲は日本のファンの皆さんだけが聴ける曲です。実は、バラード曲はほかのジャンルの曲より歌うのが難しいんです。なぜなら、ほかの曲よりもっと集中力が必要。でも、日本のファンの皆さんが真剣に集中して聴いてくださるので、僕も頑張ります」と気合を入れ、2023年1月から3月にかけてテレビ朝日にて放送されたドラマ『星降る夜に』の挿入歌で話題になった『Cry』や、『YOUTH』収録曲『Rewind』『Warmth』等を披露。続くVCRコーナー“DY Track”では、『Skyscraper』(NCT 127)、『Misfit』(NCT U)、『英雄;Kick It』(NCT 127)、『Cherry Bomb』(NCT 127)のラップパートを見事に歌い上げ、観客を圧倒。

ライトの中のドヨン
写真:田中聖太郎写真事務所

黒ジャケットにタイトな黒インナー×ラメ入りのバギージーンズに着替え、バンドアレンジで披露したのは、『Back 2 U (AM 01:27)』(NCT 127)、『Baby Don’t Like It』(NCT 127)、『Sticker』(NCT 127)、『Baggy Jeans』(NCT U)、『Kiss』(NCT DOJAEJUNG)。そして、NCT 127の楽曲『Dreams Come True』では、「皆さん(この曲)知っていますよね?」の問いかけに答えるように会場のシズニたちも大合唱して心を通わせ、会場の一体感がより高まります。間奏でバンドメンバーの肩をポンとタッチして労う姿も。


ステージ階段に座るドヨン
写真:田中聖太郎写真事務所

「NCTの歌を歌いましたが、NCTは僕の青春と人生。人生で欠かせないものです。みんなの人生や青春にもNCTは欠かせないものですか?(全力で네!と答えるシズニに向かって)何%くらい?(「100%!」と叫ぶシズニたちに)ありがとうございます!」

ステージの上で歌うドヨン
写真:田中聖太郎写真事務所

『雪の華』(中島美嘉さんカバー)、大人気ドラマ『浪漫ドクターキム・サブ3』のOSTである『Beautiful Day』、「東京のシズニの皆さん。一緒に歌いましょうか。練習しましたか?期待しています(笑顔)」と、キム・セジョンさんとのコラボ曲『Star Blossom』や『YOUTH』収録曲でNCTマークが作詞&参加し、少女時代テヨンさんとのコラボが話題の『Time Machine』でシズニとの歌の掛け合いを楽しんでいました。曲を終えると、「皆さん、韓国語上手ですね。本当にめっちゃ上手。期待以上でした!歌自体も難しいのに、韓国語まで努力してくれて本当にありがとうございます。めっちゃありがとうございます!」とうれしそうな笑顔。

青いライトの中のステージに立つドヨン
写真:田中聖太郎写真事務所

また、『雪の華』について、「僕の本当に好きな曲なのですが、実は12月にこの曲を韓国語でリメイクしてリリースすることにしました。みんなも期待してください」とサプライズ発表し、韓国語バージョンをアカペラで歌う場面も。

スタンドマイクを持つドヨン
写真:田中聖太郎写真事務所

続いて、LEDのモニターに波の映像が流れる中で歌った『From Little Wave』(『YOUTH』収録曲)、と自身のソロデビューアルバム収録曲を軸にしながらも、ドヨンさんの青春に欠かせないNCTの楽曲や、本東京公演のためだけに準備してきた日本語のカバー曲も披露するなど、多種多彩なセットリストで観客を常にワクワクさせた公演も終盤。

マイクを手に歌うドヨン
写真:田中聖太郎写真事務所

白いシャツに黒のパンツを合わせた清潔感のある装いに着替えて登場し、披露された本公演を印象付ける『YOUTH』のリード曲『Little Light』。シズニたちの愛たっぷりの見事に揃ったかけ声が会場全体に大きく響きわたりました。シズニたちが名前を呼びかけ、一緒に歌い上げるパートで音に乗せて思いを伝える中、ステージ上で胸に手を当て、シズニたちの声と想いを全身で感じようとする姿が印象的でした。『Beginning』(『YOUTH』収録曲)を雰囲気たっぷりに歌い上げて本編は終了。会場は大きな拍手に包まれました。

ステージ
写真:田中聖太郎写真事務所

ツアーTシャツにウォッシュ加工のデニムパンツ×スニーカーというカジュアルスタイルで登場したアンコールでは、『Dallas Love Field』(『YOUTH』収録曲)を観客と一緒に歌った後、笑顔で拍手するドヨンさん。そして、日本公演を大成功させたドヨンさんを讃えて、サプライズのスローガンを掲げるシズニたち。メッセージには「(韓国語で)私たちの青春ドヨン! 歌ってくれてありがとう♡」の文字が書かれており、とても感動した様子。

ステージに立つドヨン
写真:田中聖太郎写真事務所

「日本ツアーの本当に最後の公演ですよね。感謝している方々に挨拶します。(ここからは韓国語で)まず、こんなに大きな会場で、ひとりきりで公演ができるんだろうかとずっと心配していたのですが、助けてくださった皆さんのおかげでこうして無事に公演できました。改めてありがとうございました。演出チームの皆さん、SMのお兄さん、お姉さんたち。みんなのおかげで本当にリラックスしながらこの公演ができるように配慮していただきました。そのおかげで公演を無事にできました。皆さんのおかげでこの公演をしっかりとつくりあげることができたこと、改めて感謝の言葉をお伝えしたいです。そしてA&Rの皆さん、音楽監督、avexの皆さん、プロダクションチームの皆さん、本当に今回はサポートをしてくださってありがとうございました。

そして改めてバンドの皆さんもありがとうございました!本当に皆さん実力者の上手い方々なので、忙しいなか僕と一緒に公演する時間をつくってくださり、本当にありがとうございました。そして、こんなに多くの皆さんの前で僕が歌えるようにしてくださったSMの全てのスタッフの皆さん。そして、皆さんを含めた、僕のことをずっといつも応援してくださっている全ての方に心から感謝を申し上げます。(日本語で)僕が一番感謝している皆さんに言いたいことを歌で伝えます」と今回のライブツアーのために用意した未発表曲『Dear』を披露。「皆さんに話したいことを歌詞に込めました。歌詞を見ましたか?(네!と答えるシズニに)よかった」と笑顔。

日本公演を終えることを惜しみ、「もう一度話したいことがあります。このような大きな場所で僕が歌うことができるのは、全部皆さんのおかげです。ありがとうございます。めっちゃありがとうございます!」と感謝の言葉を述べ、「いつでも変わらないで僕の場所で精一杯歌を歌います。もし、推し活を休みたくなったら休んでも大丈夫です。僕は、僕たちNCT 127は、僕の、僕たちの場所にいるので、いつでも戻ってきてください。僕のことを応援するのが皆さんにとって大変じゃないといいなと思います。僕もずっと頑張ります。僕はいつも皆さんを待っています」とこれからも変わらずシズニと共に歩んでいく未来を固く決意。

トロッコに乗っているドヨン
写真:田中聖太郎写真事務所

そしてアンコールでは、「皆さんの近くに行きます」と宣言し、『La・La・La Love Song』(久保田利伸カバー)を歌いながら、トロッコに乗って会場内を一周。最後の曲『Rest』を歌う中、鳴り止まない声援に感極まり、涙を見せるドヨンさんの姿からこのツアーにかける思いとシズニへの思いが強く感じられました。ステージから姿が見えなくなっても拍手とキム・ドヨンコールは鳴り止みません。声援に応え、ダブルアンコールで再登場し『Rest』を歌唱。大きな拍手に包まれる中、改めて会場全体へ深くお辞儀をして公演は終了しました。

歌うドヨン
写真:田中聖太郎写真事務所

巧みな歌唱力に留まらず、「OSTの王様」たる感情豊かな表現力、ドヨンさん自身の誠実さや優しさ、嫌味のない素直なユーモアとアーティストとして多様な魅力をたっぷりと感じることができた『2024 DOYOUNG CONCERT [Dear Youth,] in JAPAN』。グループだけでなく、ソロとしても圧倒的な存在感を放ったドヨンさんの今後の活躍も目が離せそうにありません。

トロッコに乗るドヨン
写真:田中聖太郎写真事務所

【取材MEMO】
・「今日、なんか僕おしゃべりね!」 「あー面白いね。今日本当におしゃべり!」とスラスラと日本語を話し、ご機嫌な様子。
・曲の合間に水を飲む際、「みんな隣の人と話していてください!はーい!」と促し、しっかり笑いを取るバラエティ力もそなえたドヨンさん。
・MCや曲終わりには「ありがとうございます」という言葉を何度も伝えて、その度に丁寧にお辞儀をする謙虚で律儀な姿勢に世界中から愛される所以を感じました。
・「僕のステージも2階と3階があります。3階に行きます」と言い、セットの階段を上がるドヨンさん。(セットの)“2階”では『雪の華』『From Little Wave』、“3階”では、『Cry』、『Rewind』をパフォーマンス。
・シズニと一緒に歌う曲に「期待以上でした」と言った後に「今日も」と付け加え、前日やほかの公演に入った観客にも配慮する優しさが。
・フォトタイムではドヨンさんが考案したといわれ、数々のアイドルが真似して大流行のポーズ『アグンパン』のリクエストが殺到。満を持して本家のアグンパンポーズを披露すると、大歓声が上がっていました。
・トロッコでは、歌いながら何度もいろんな方向に視線や体の向きを変えて、たくさんのシズニとしっかりと目を合わせて全方位に配慮していた優しさいっぱいのドヨンさんでした。

<『2024 DOYOUNG CONCERT [Dear Youth,] in JAPAN』セットリスト>
OPENING VCR:Dear You

1.Beginning
2.Like a Star

3.Lost in California

4.Maniac
〜MC〜

5.Serenade

6.Doll

7.愛を伝えたいだとか
〜MC〜

8.Cry

9.Rewind

10.Warmth

VCR:DY TRACK

11.Back 2 U(AM 01:27)

12.Baby Don’t Like It

13.Sticker

14.Baggy Jeans+BAND紹介

15.Kiss

16.Dreams Come True

〜MC〜

17.雪の華

18.Beautiful Day

19.Star Blossom

20.Time Machine
〜MC〜

21.From Little Wave
V
CR:Dear Me

22.Little Light

23.Beginning

〜ENCORE〜
VCR:Dear Youth(Our Time)

24.Dallas Love Field

〜MC〜

25.Dear

〜MC〜
26.La・La・La Love Song

27.Rest

28.Rest<W ENCORE>

Ending VCR

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