注目を集める韓国人俳優 キム・ムジュンさんの素顔に迫る!
――『ブラックペアン シーズン2』の出演が決まった時はいかがでしたか?
何よりも、とってもとっても嬉しかったですし、喜びました。それに尽きます!
――周りの方の反応はいかがでしたか?
周りのみなさんは「なんで急に日本のドラマ?」と不思議そうで最初は疑問ばかりの反応でしたが、実際に放送されるのを観て、友達に「日本語ちょっと下手だね」と冗談半分で指摘されたりしますが(笑)、「日本語が上手くなったね」と褒めていただくこともあります。
――『ブラックペアン』は今回待望の続編という人気作ですがプレッシャーはありませんでしたか?
作品に対するプレッシャーは全くなかったのですが、日本の作品に韓国人として出演するので、日本語が上手くなかったりとか、演技は大丈夫かとかそちらの方が心配でした。周りの方に迷惑をかけたらどうしようということの方がプレッシャーだったんです。
――実際に現場に入ってみてどうでしたか?
韓国ではなく、外国で撮影することに対してはまだ慣れていない部分もあります。言葉が通じない部分はありますが、単語であったとしても自分が勉強した言葉で対話できるのは面白いです。
――二宮和也さんや竹内涼真さんなど共演者の皆さんとのエピソードがあれば教えてください。
「新しいエピソードの方がいいですよね?」と編集部スタッフに尋ねてくれるやさしいムジュンさん。
30秒だけ時間をください。(日本語で)すみません! う~ん…。あ!ある日、僕が目を閉じて座っていたらその様子を二宮さんがSNSに写真を投稿したんです。投稿が話題になり、そこに僕が「皆さん、次は僕がやります!」とコメントを残して実際、数日後に二宮さんが寝てらっしゃる姿の写真を撮って、SNSに投稿しました。それがきっかけになって、お互いの寝ている姿をなんとか撮ろうと、競争じゃないけれどスマホを持ちながらお互いが狙っている状況です(笑)。
――Xでの日本語のやりとりが話題になっていますが、セリフ量も多いですし、日本語の勉強は大変ではないですか?
本当にひたすら覚えるしかないので短い期間でなんとか覚えました。ただセリフをずっと繰り返して、喋ってみるという練習をずっとやっています。
――すごい努力ですね。
(日本語で)ありがとうございます!
――ミンジェを演じる上で心がけていることはありますか?
特に心がけていることはありませんが、監督からお話いただいたのは、「天城先生を崇めるところまで表現できるようにして欲しい」ということ。だからそれを重点的に考えてやっています。
――最近覚えた日本語や好きな日本語はありますか?
(日本語で)「そうですよね~」(笑)。これが最近は口癖のように言っていますね。全ての状況に対して使えるフレーズですよね。(日本語で)「そうですよね~」「なるほどね~」って(笑)。でも、これすらも最初は話せなかったんです。「そうですね」「そうですよ」「そうですよね」など語尾の違いが分かりにくかったのですが、理解しました!
――仕事をする上で大切にしていることは?
最近感じるのは柔軟さが大事だなということ。今、韓国でも別の作品を撮影していいて、合間を縫って日本に来て撮影をして韓国と日本を行ったり来たりしています。こういうスケジュールの中で演技するのも柔軟さが必要ですし、共演する演者さんや監督によっても考え方は異なりますので、それをよく考えて演じるのが大事だと思っています。
――ムジュンさんにとっての宝物は何ですか?
家族です。
日本で電車に乗ってみたい!
――日本の食べ物で好きなものはありますか?
(日本語で)焼肉!
――日本スタイルの焼肉が好きなんですね。
そうですね。1回しか食べたことがないんですけど、一度食べたときにまた食べたい!という気持ちになりました。
――日本に来ている時によく行く場所や、行ってみたい場所はありますか?
数か月日本に滞在していて、一度も地下鉄や電車に乗ったことがないんです。電車に乗ったことがないので、移動ができず、宿泊しているエリアでご飯を買ったり、買い物をしています(笑)。だから違うところに行ってみたいなと思っています。
――韓国でムジュンさんがおすすめしたいところはありますか?
パン!(日本語で)パンの店です。景福宮の近くにあるパン屋さんが好きなんです。
――ムジュンさんが自分で思う自分のチャームポイントは何だと思いますか?
ちょっと笑われてしまうかもしれませんが、明るくて純粋なイメージかなと思っています。
――イメージ通りだと思います!
(日本語で)ありがとうございます!
ムジュンさんの直筆プロフィールシートを大公開!
プロフィールシートのカットはこちら!
撮影/高木亜麗 取材/徳永留依子 構成/岡野亜紀子
取材MEMO
memo01:撮影現場に「よろしくお願いします〜」と日本語で言いながら入ってきたムジュンさん。撮影が終わりインタビューに入る前、カメラマンに「ありがとうございました!」と丁寧にお礼をしてからインタビューに入る姿が印象的でした。
memo02:サイン入りチェキのプレゼントのため、撮影した写真をチェックし、とても素敵だったのですが1枚は背景が暗すぎ&顔が影になりすぎていたので、もう1枚撮ります!と言い、2枚のチェキにサインを入れてくれました。ちなみに残念ながらナシになったチェキの写真をおもむろに撮影し笑顔をのぞかせていたムジュンさんでした。
memo03:「笑顔で」「窓の外を見て」などというリクエストにスマートに応えていくムジュンさんはさすがの一言! インタビュー終わりにプロフィールシートの記入をお願いするとサクサク書き進め、魅力ポイント、インタビューと重なってしまったので、申し訳ありませんと伝えると、大丈夫です!と笑顔で書き上げてくださった優しいムジュンさんでした。