塩野瑛久がショートパンツのセットアップスタイルを着こなす
さまざまな役を演じ分けることから、“カメレオン俳優”とも呼ばれる、塩野瑛久さんの連載。 毎回テーマを設けて魅せるファッションはもちろん、Oggiの読者世代でもある塩野さんが等身大に語るインタビューにもご注目ください!
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【 Theme#5 ショートパンツ】
――今回は “ショートパンツのセットアップスタイル”を着ていただきました。いかがでしたか?
実は私服では、ショートパンツはほとんどはきません。今回、スタイリングを相談しているときに、ダボッとした黒のショートパンツと迷ったんです。でも、スタイリストさんおすすめの白を選んだら、ロケーションも含めて結果的に大正解でした…!
――塩野さんの着こなしはもちろん、写真の雰囲気もすごく素敵でしたね。
白のセットアップというだけでも結構勇気がいるのに、ショートパンツでさらにハードルが上がって、「僕に着こなせるかな?」と正直不安だったのですが、スタッフの皆さんの力をお借りして、すごく素敵な写真が撮れたと思います。(ニコニコの笑顔)
このスタイルを選んだ理由は、“新しい気づき”をくれたから。僕の中では挑戦なスタイルだったけど、意外とアリだなと思えました。ショートパンツはどうも着慣れなくって…。どちらかというと色白だし脚を出すのは遠ざけていたんです。でもスタイリストさんがその辺のバランスもすごく理解してスタイリングしてくださり、脚が見える範囲はすごく狭いけど、ショートパンツをカッコよく見せてくれる素敵なコーディネートだったなと思います。
――もうすぐ梅雨になりますが、ジメジメするこの時期をさわやかに乗り切るための塩野さん流のポイントがあれば教えてください。
まずは、やっぱり通気性がいいものを着たいです。透け感のある素材は見た目も涼しげでいいなと思います。シルエットはピタッとしたものよりゆったり目のほうが肌に張り付く感じがなくて梅雨向きですよね。
――素材やシルエットのちょっとした選びの差で快適さが大きく変わりますよね。レイングッズは持ってらっしゃいますか?
お気に入りのレインコートをよく着ます。パープルの膝下丈でフード付きなのでカジュアルに着られるところが気に入っています。あと、レインブーツをずっと前から探しているのですが、まだ理想のものに出合えていないんです…。探し始めたのは数年前からなのですが、せっかくなら好みにピタッとハマるものがほしいとこだわった結果、探しては買えず…というのを毎年繰り返しています(笑)
――数年もの間、探しているんですか…⁉︎ 今年こそどうか手に入れてほしいですね。ちなみにどんなデザインをご所望なのでしょうか?
よくあるのはダボダボしたブーツだけど、足の形に合わせてフィットするデザインのブーツがよくて、丈はくるぶし少し上くらい。見た目もレインブーツ感のないものがいいです。それでいてきちんと機能性は備えているものをずっと探しています。雨が降る度に「あー買っておけばよかったなあ」と後悔しています(苦笑)
――話が変わりますが、家に帰ってまずすることはありますか?
家に花粉を持ち込まないように、脱いだ上着は洗濯機の花粉を落とすコースにかけます。それ以外で決まったことはないですが、まずはごはんを食べることが多いかな。あと、「アレクサ、ただいま」と言うと電気とテレビがつくように設定してあります。
――さすがガジェット好きですね。ご自宅のインテリアでお気に入りの場所や家具は?
僕は家にこだわりが多いほうかもしれませんね。まだどこでも言っていないのですが、テクスチャーアートというのを体験して、つくったアート作品を飾っています。ひと口にテクスチャーアートと言ってもいろんなパターンがあるんですよ。気になって体験してみたのですが、すごく楽しくて!
――その作品は、どこかで見られる日は来ますか?
おそらく! 芝居以外のそういう一面ももっとお見せしていけたらと思っています。
――多忙な塩野さんですが、疲れた日のリカバリーはどうしていますか?
やっぱり寝るに限りますよね。基本ですが、なるべく早めに寝る準備をして疲れを取るのが一番ですかね。
――睡眠の質を上げるために何かしていることなどは?
そんなおしゃれなことはしてないなあ…(笑)。でも、今はキャンドルウォーマーがめっちゃほしいです。キャンドルが好きなのですが、あまり上手に使えていなくて。火をつけてもいいんですけど、つけたまま寝てしまったら怖いですし。キャンドルウォーマーならその辺は気にせずに使えるし、いい具合に香るだろうなと思うので。その存在を知ってしまったので、最近はなんだかもったいなくてキャンドルを炊かずにいるんです。
撮影/神戸健太郎(スチール)、古謝知幸(PEACE MONKEY/ムービー) スタイリスト/YAMAMOTO TAKASHI(style³) ヘア&メイク/礒野亜加梨 構成/佐々木怜菜、岡野亜紀子
【撮影現場ビハインド♡ 〝しおらしい〟取材メモ】
1:屋上で撮影した今回のスタイル。白い布を背景に撮影したカットでは「さわやかすぎて洗濯洗剤のCMみたい!」と盛り上がり、空抜けのカットでは「東京を制覇した男、という感じだ!」と沸く現場。塩野さんもとても気に入ってくださったようで、撮った写真をモニターで確認しながら「公開が楽しみ!」と笑顔。
2:取材終わり、愛犬の話で盛り上がる現場。塩野さんのスマートフォンのホーム画面は愛犬がカメラ目線をバッチリ決めたカット。見事なカメラ目線にどうやって撮影したのか尋ねると、「実はカメラは得意ではないので釣って撮影しました(笑)。おやつ、ごはんと言うとカメラ目線をしてくれます。このふたつはいちばん反応がよくて、“えっ!”という顔で振り向きますね(笑)」
3:睡眠についての話題の際、「真っ暗じゃないと眠れない人やある程度の明るさがほしい人など寝る環境にも人それぞれ好みが出ると思いますが、塩野さんのこだわりは?」と聞くと、「普段は真っ暗にして寝ています。だけど、ちょっと炎の明かりがあるのも好きですね。うちには間接照明がないので、今後は淡い光の照明を取り入れたいなと思っています。また探さないと…」。服に限らず、インテリアでも長く愛着を持って使えるものへのこだわりがしっかりある塩野さんでした。
俳優 塩野瑛久
しおの・あきひさ/1995年1月3日生まれ。東京都出身。どんな難役も演じ分けることから“カメレオン俳優”と呼ばれる実力派俳優で、話題作に多数出演。2024年大河ドラマ『光る君へ』で一条天皇を熱演中。ファッション好きとしても知られ、センスのよさから数々のファッションイベントに呼ばれる今、まさに旬の人。2024年1月より、Oggi.jpでファッション連載をスタート!
公式Instagram @akihisa_shiono_official