塩野瑛久連載『あきじかん』「こだわりのヘアケアは…」＃6ストライプ編
さまざまな役を演じ分けることから、“カメレオン俳優”とも呼ばれる、塩野瑛久さんの連載。 毎回テーマを設けて魅せるファッションはもちろん、Oggiの読者世代でもある塩野さんが等身大に語るインタビューにもご注目ください！
【 Theme＃6 ストライプ】
――第６回は、涼しげなカラートーンの“ストライプのシャツジャケット”を着ていただきましたが、ストライプ柄のアイテムはワードローブにありますか？
実はストライプ柄はほぼ着ないんです。コーディネートを組むのが難しいイメージがあって、自分のワードローブとうまく合わせられないから苦手意識があるんです。でも、長年つきあいのあるスタイリストさんだから、僕にとって“アリ”なストライプをピックアップしてくれました。
――ストライプ柄ジャケット×南国柄のシャツという新鮮な組み合わせも塩野さんにお似合いでした。ちなみに塩野さんの苦手なタイプのストライプはどういうデザインですか？
ブルーの細いストライプが、ビジネスチックに見えて苦手です。逆に太すぎるストライプもカジュアルで好みではないんです。そもそもストライプがそこまで得意ではないのですが、今回着用したジャケットはその概念を崩してくれて、すんなり受け入れられました。新鮮でありながら無理をせずに着られるさりげない柄、その加減がすごく絶妙だったんです。このテーマを選んだ理由も、僕でも着られるストライプだったから。どことなく昭和のロックスターのような雰囲気なのに、ガッツリ男っぽすぎず、程よい具合に抜けているスタイルなところが気に入りました。
――この夏、注目しているファッションアイテムはありますか？
透け感があるシャツやアウターが着たいです。涼しげだし軽いし、一昨年くらいからずっと探しているアイテム。ビシッと理想にハマるものに出合えたら買うのですが、購入に至るまでにすごくチェックをしちゃうんですよ。
――塩野さんの夏のファッションの定番スタイルは？
昨年よく着ていたのは、Tシャツにゆとりのあるストレートデニムパンツを合わせるスタイル。今年もTシャツスタイルは継続しますが、ボトムをボリュームのあるバギージーンズにして、ぼってりしたダッドスニーカーと合わせたい気分です。
――塩野さん流のTシャツのこだわりはありますか？
胸板が意外と厚いので、肌を拾いすぎないしっかりした生地が好きです。シルエットには特にこだわりがあって、オーバーサイズがいいけど袖は幅広かつ肘にかからない長さがいい。色は特に決めていませんが、モノトーンが多いです。
――ワンツーコーデになりがちな夏、洋服がマンネリしてきたなと感じるときはどうやって変化をつけていますか？
サングラスです！（笑顔） 服はなるべくシンプルにまとめて、アイウエアを楽しみたい派なんです！昔は柄シャツを着て変化をつけることも多かったのですが、今はめっきり着なくなりました。型にはまるのはイヤなので、サングラスのほかに“自分の定番”と言えるスタイルを見つけたいです。
――美容に詳しい塩野さんがふだんしているヘアケアを教えてください。
以前は役柄で金髪をキープするためにブリーチを繰り返していたので、髪へのダメージが多かったんです。そのときはすごく気をつけていて、美容師さんにダメージヘア用のアウトバストリートメントを教えてもらったり、シャンプーやトリートメントに気を使ったり。紫シャンプーでカラーの色落ちを防いで、髪の摩擦を減らすために枕カバーはシルクにしていました。
――すごく丁寧にケアされていたんですね。
それだけケアしないと髪がちぎれちゃう状態だったんですよ…（苦笑）。でも今は金髪だった部分ももう残っていないし、健康な髪を手に入れました！ しばらくカラーもしていないので、以前ほど熱心にはケアしなくても大丈夫になりました。毎日つけていたアウトバストリートメントも今は週に一度に。ただ仕事柄、整髪料を毎日つけるから“落とすケア”だけは念入りにしています。ケアで欠かせないのは、リファのブラシ。これで梳かしてから洗髪すると、整髪料もしっかり落ちるから手放せません。
――では、今後挑戦してみたい髪型はありますか？
金髪の坊主には長年憧れています。いつかタイミングがあればやってみたいです！
――結構思い切った髪型！ いつか役柄でそんな姿が見られるかもしれませんね。では、今後演じてみたい役柄はありますか？
金髪坊主の話とはつながらないですが、教師役をやってみたいです。いわゆる教師っぽくない教師を演じたいです。イメージで言うとドラマ『3年Ａ組-今から皆さんは、人質です-』の菅田（将暉）くんが演じていたような役柄に挑戦したい。「生徒に寄り添う」と表現すると少し違うのかもしれませんが、ひとりの人間同士として生徒と向き合う教師を描く作品に携われたらうれしいですね。
ジャケット［参考商品］・シャツ ¥198,000・パンツ ¥253,000・靴¥198,000（AMIRI）
撮影／神戸健太郎（スチール）、古謝知幸（PEACE MONKEY／ムービー） スタイリスト／YAMAMAOTO TAKASHI（style³） ヘア＆メイク／礒野亜加梨 構成／佐々木怜菜、岡野亜紀子
【撮影現場ビハインド♡ 〝しおらしい〟取材メモ】
１：ロケ中、通りがかった車から「かっこいい！」とラブコールが聞こえると「ありがとう〜！」と笑顔で手を振る塩野さん。その素早い瞬発力と人当たりのよさに「お〜！」「さすが」と現場が盛り上がりました。
２：インタビュー中、「これは〇〇のテーマのときに話したことにつながるのですが」「〇〇のときに話したのが実はこれで〜」など、過去のインタビューをよく記憶している塩野さん。毎回たくさん質問させていただくのにしっかり覚えてらっしゃるのは、記憶力がいいだけではなく、それだけ連載に向き合ってくださっているということ。ファン思いで真面目な塩野さんらしいですよね。
３：フジテレビ『めざましテレビ』の6月エンタメプレゼンターを務め、トレンドにも入るほど話題を集めた塩野さん。初回放送を見たスタッフが感想を聞くと、「実は生放送でものすごく緊張していました」と笑顔。塩野さんの魅力が詰まった放送でしたね。塩野さん、１か月間お疲れさまでした！
俳優 塩野瑛久
しおの・あきひさ／1995年1月3日生まれ。東京都出身。どんな難役も演じ分けることから“カメレオン俳優”と呼ばれる実力派俳優で、話題作に多数出演。2024年大河ドラマ『光る君へ』で一条天皇を熱演。主演を務めるFODオリジナルドラマ「REAL 恋愛殺人捜査班」が7月5日～配信開始。ファッション好きとしても知られ、センスのよさから数々のファッションイベントに呼ばれる今、まさに旬の人。2024年1月より、Oggi.jpでファッション連載をスタート！
公式Instagram ＠akihisa_shiono_official
