春の「気温差」が厄介…じんわり汗かいて困っている人多数!
朝晩は冷え込むけれど昼間の気温が高かったり、外気と室内の温度差が激しかったり。この季節は洋服の調整が難しいですよね。昨日は寒かったのに今日は暑い! なんて日も多いのでなおさらのこと。
そんな春夏シーズンに気になり始めるお悩みと言えば「汗」。じんわりとかいた汗によるムレやべたつき、不快感、なんとかしたいですよね。
今回はお馴染み・ユニクロが全国の20~60代男女に対して行った「汗やにおいに関する意識調査」の調査結果をご紹介します。実際みなさん「汗やにおい」についてどのくらい気にしていて、どのくらい適切な対処をしているのでしょうか。
医師であり、予防医学の専門家による「寒暖差による汗」の対処法レクチャーも必見です。
「汗やにおいに関する意識調査」の結果を紹介!
まずは「気温差によるムレや汗ばみで困ったことはありますか?」という質問をしたところ、「よくある」18.2%、「ときどきある」47.2%、「ない」34.6%と、少なからず「ある」と答えた人が合計65.4%にのぼりました。
具体的にはどんなお困りごとがあるのでしょうか。
「気温差によるムレや汗ばみで困ったこと」は多い順に以下の通り。
1位 汗のニオイ 51.5%
2位 汗ばみ 39.6%
3位 汗のムレ 37.1%
半数以上が「汗のニオイ」が気になったことがあると回答しています。
一方で、「気温差によるムレや汗ばみに対して、何か対策をしていることはありますか?」と尋ねた結果がこちらです。
1位 こまめに汗を拭く 36.2%
2位 制汗剤を使う 36.1%
3位 特に何もしない・そのまま 27.8%
4位 インナーで調節する 25.9%
5位 脱ぎ着できる衣服を着る 20.3%
約3割の人が「特に何もしない」と回答。少しの汗くらい我慢して耐えようという人が多いのでしょうか。でもこれ、よりニオイの原因になってしまうんです。
「春の汗」はニオイに注意!
実は春の汗はにおいやすいのだそう。
冬は汗をかきにくいので、汗腺の再吸収機能が弱まります。そのため、急に汗をかく春は、においが生じるリスクが高い時期といわれています。
汗腺が正常に働かないとミネラル成分を多く含む粘度の高いべたべたとした汗が肌に残り、放っておくとアルカリ性に傾き菌が繁殖。衣服内の環境は不衛生になり、強いにおいを発します。
では春の汗はどのように対処したらよいのでしょうか。
予防医学の専門家であり、におい評論家としてメディアにも出演する医師・桐村里紗氏はこう解説します。
「まずは『発汗の重要性』を理解しましょう。人は体温調節のために発汗しています。体温調節のための発汗を抑制しないことが大切です。しかし、汗がすぐに乾かないと、肌と衣服の間にムレが生じて、体温調節をしにくい環境になります。一方で、外気温が低いと『汗冷え』につながり、寒暖差による不調を引き起こす原因の一つになります。汗をかいたらすぐに乾く・ムレを軽減する、ドライ機能のあるインナーを着用することを推奨します」(桐村氏)
ユニクロの人気商品「エアリズム」のここがすごかった!
ドライ機能のあるインナーのひとつが、ユニクロの人気商品「エアリズム」。サラッとしていて着心地がいい、というイメージがありますが、実はこの「ドライ機能」がすごいんです。
そもそも服を着ると、肌と服の間に「温度」「湿度」「気流」という3つの要素から成り立つ「衣服内の環境」が生まれます。この環境が乱れることによって発生するムレや暑さなど、さまざまな不快を解消するために開発されたのが「エアリズム」です。
ドライ機能(吸汗速乾)で肌に下着が貼りつくような不快感をやわらげ、高い吸放湿性によりムレも軽減。消臭、抗菌防臭機能でイヤなにおいも防ぎます。
なんと使用している繊維の細さは、髪の毛の約12分の1! 極限まで細く柔らかい繊維によって、なめらかで軽い着心地のインナーを実現しているほか、この極細繊維の毛細管現象のおかげですぐに乾く仕組みを実現しているのだそうですよ。
人気商品「エアリズム」と「ヒートテック」の切り替え時期は4月と10月
最後にこんな調査結果をご紹介します。
「エアリズムはいつ着用していますか?」という質問への結果を見ると、4月と10月はピーク時に比べて着用率が下がることがわかります。同じく「ヒートテックはいつ着用していますか?」という問いを行ったところ、やはり4月と10月は着用率が下がっていたそう。
ちょうど4月や10月が、「エアリズム」と「ヒートテック」の切り替えの時期だと言えそうです。体感的にも納得ですよね。
日本気象協会が2024年3月9日に発表した最新の3か月予報によれば、4月から6月の平均気温は平年より高い傾向になりそうなのだとか。今年はいつもより早い時期から暑さ対策が必要になるかもしれません。
暑い夏はもちろんのこと、温度差を感じやすい春先にも気をつけたい「汗」のお悩み。ぜひ適切なインナーを身に着けるなど汗対策をしっかりして、快適に過ごしていきたいですね。
【調査概要】
「汗やにおいに関する意識調査」
調査期間:2024年2月28日~3月1日
調査対象:20歳~60歳の男女 2,080名(男性 1,040名、女性 1,040名)
調査方法:インターネット調査
調査主体:ユニクロ
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