一周回って今、アイメイクには「黒」が必要だ
働く私たちにとって、メイクの引き締め役としてやっぱり必要な色が黒。そんな黒が、さまざまなニュアンスをまとってカムバック! 今こそ、守備範囲の広い「黒み」コスメを上手にアップデートしよう。
お話を聞いたのは…
【ヘア&メイクアップアーティスト 岡田知子さん】
ファッションから美容まで、Oggiのさまざまなテーマで活躍。ほどよいモード感と上品さを感じるメイク提案に定評があり、編集者はもちろん、女優やモデルからの信頼も厚い。
トレンドに敏感なアーティストがこぞって“黒に原点回帰”している
しばらく続いたメイクの“抜け感”ブームの流れの中で、ひっそりと影を潜めていた“黒”。ところが、最近、トレンドに敏感なアーティストがこぞって“黒に原点回帰”しているという噂をキャッチ。
「その人自身の魅力を引き立たせるために、やっぱりメイクに黒の力は欠かせません! 韓国のアイドルや女優を見ていると、黒を上手に使ったメイクをしていて。それが個性だったり、凜とした印象をつくる大きな要因だと思うんです。
さらに、赤ちゃんや子供って黒目がひときわ黒くて、コントラストがはっきりしているじゃないですか。大人になると、それがぼやけてくるから、黒で締めてあげることがより大切になってきます。
また、黒は究極の影色だから、上手に使えば光のコントロールにも。最近はハイライトで立体感をつくるメイクが主流ですが、実は影をうまく取り入れるほうが簡単&自然に骨格から理想に近づけられます。うれしい効果がいっぱいの黒、今すぐ取り入れない手はありません!」(岡田さん)
アイメイクに「黒」が必要な3つの理由
ベスト¥18,920(ネイヴ) イヤリング¥13,200(フーブス〈IRIS 47〉) バングル¥8,640(アビステ)
理由1:持ち前の美人度を引き上げてくれる
韓国の女優やアイドルの華やかなオーラの秘訣はメイクの黒使いにあり! どんな色にも負けない強さを持つ黒を味方につければ、その他大勢に埋もれない個性を放つ美人顔に。キャラ立ちのためにも黒は欠かせないカラー。
理由2:年齢による顔の悩みもカバーできる
黒にはイキイキとした生命感を感じさせる役割も。インラインに黒を仕込むことで赤ちゃんのような濁りのない瞳に近づけたり、存在感のあるまつげで目の印象を強めたり。メイクに黒を使えば、美容医療級の若返り効果が!
理由3:締め色に使うと顔立ちの華やかさが増す
映えのために欠かせないのが光と影のコントロール。自然な陰影を仕込むことで、おのずと顔の立体感が増して、遠目からも目を引く華やかな顔立ちに。きれいめシンプルなファッションにも、色を多用するよりもなじみやすい。
2024年Oggi4月号「一周回って今、アイメイクには『黒』が必要だ!」より
撮影/酒井貴生(aosora) ヘア・メイク/岡田知子(TRON) スタイリスト/石関靖子 モデル/泉 里香(Oggi専属) 構成/火箱奈央
再構成/Oggi.jp編集部