〝キャラ立ち〟先輩は「好きなもの」と「似合うもの」とでできている
「キャラ立ち」を極めていくと、自分のスタイルに軸があることが、何よりも大切と気づく。何かやだれかを追いすぎない。自分を見つめて辿り着いた、ブレない大人のMy style。今回は、ロンドン在住・元UNITED ARROWS PR・家城 麻依子さんから、キャラ立ちのヒントを学びます。
▲家城 麻依子さん
Oggi誌面のスナップでも常連だった元UNITED ARROWSのPR。結婚を機に2023年春からロンドンに移住。32歳にしてキャラ立ちを完成させたセンスが光る辛口モードな私服と、憧れのロンドンライフを垣間見られるInstagram▶︎@maikoiekiが大反響。
〝キャラづくり〟に焦った時期もあったけど「自分を知る」ことがいちばんの近道でした
「洋服を着こなすだけじゃなく、自分=こういう人というアピールが大事」
アパレルプレスとして働き始めたころによく先輩から言われていた言葉です。なので、キャラづくりというのは社会人になった瞬間から模索していたかもしれません。
探り探りでいろいろな服を着て、今最終的に思うのは、自分自身を深く知りたいと思ったことが〝マイスタイル〟をつくるカギだったかな、と。
この体型だからこれを着よう、みたいなものもそうですし、何が好きでどんなものに感性をくすぐられるのかということを、深掘りしてこそのゴールが〝マイスタイル〟だと思うんです。
私の〝キャラ〟を引き立てる3つのKeyword
1. どこかをピタっと
気持ちと共に引き締めたいから。
25年間バレエをやっていて、その影響もあるかもしれないのですが、ピタっとタイトな箇所があると背筋がシャンと伸びる感じがあって。必ず1か所はボディラインが出るようなヘアやアイテムで工夫しています。
2. ワイドパンツ
158㎝と小柄な身長をカバーする。
身長が低く華奢なので、ふわっとしたラインを描くタックが入ったワイドパンツに助けられています。裾にはひと一倍こだわりが強く、地面スレスレの丈感や、程よい甲の覆い具合など、購入したら必ずお直しに出すほど。
3. 発色のいいリップ
女っぽさとモード感を足せる。
ハンサムモードなスタイルと相性がいいのは、色が濃いめのはっきりとしたリップ。色を混ぜて使ったりもするので、気づいたらストックの量がすごいことに(笑)。ヌーディなものは顔がボヤけるので、あまり手に取りません。
●掲載した本人の私物は現在、取り扱いのない商品もありますので、ご了承ください。また、各ブランド・店舗への直接の問い合わせはご遠慮ください。
2024年Oggi2月号「キャラ立ち先輩は『好きなものと似合うもの』とでできている」より
構成/大椙麻未
再構成/Oggi.jp編集部