〝キャラ立ち〟先輩は「好きなもの」と「似合うもの」とでできている
「キャラ立ち」を極めていくと、自分のスタイルに軸があることが、何よりも大切と気づく。何かやだれかを追いすぎない。自分を見つめて辿り着いた、ブレない大人のMy style。今回は、Demi-Luxe BEAMS プレス・目黒越子さんから、キャラ立ちのヒントを学びます。
▲Demi-Luxe BEAMS プレス・目黒越子さん
「デミルクス ビームス 新宿」スタッフとして入社した後、ショップマネージャーやスーパーバイザーを経て、プレスに着任。自らがプロデュースをする通称「メグロライン」も大人気。初のスタイルブック『Meguro’s SIMPLE STYLE MEMO』（世界文化社）発売中。
仕事関係や周りの人に「覚えてもらいたい！」その一心で20年かけてキャラを確立
数年前から「タイトスカートと言えば目黒さん！」「シンプルだよね」と言っていただく機会が増えました。これは、プレスとしての私がずっと待ち望んでいたこと。
20代から30代前半までたくさんの服に囲まれて、柄モノも着たし、華やかな色にもトライをし、いろんなトレンドを追いかけていました。
「自分って何が好きなんだろう」と思うこともありましたが、最終的に自分が落ち着ける服だけでいいんだ！と思えたころから、こういうお声がけが増えたんです。
最近はもっぱら同じような服装ばかり(笑)。でも〝覚えてもらうこと〟が大事な職種なのでこれでいい。むしろ、型があったほうが悩まないので、これがいいんです！
私の〝キャラ〟を引き立てる3つのKeyword
1. ノースリーブ
起毛素材なら冬でも無理なく。
コンパクトでバランスがとりやすいのと、程よい肌見せで気持ちがシャキッとするので、冬もたまにノースリーブ。寒さに強く、室内は空調も効いているので温度的にもちょうどいいんです(笑)。重ねるなら中にではなくはおりで。
2. まとめ髪
20代中盤から年中変わらず。
仕事を始めたばかりのころ、どうしたら年上のお客様にも信頼してもらえるかを模索した結果が大人っぽいまとめ髪でした。その名残もあって、このヘアをしていると自信を持って立ち振る舞えるような気がします。
3. アースカラー
似合わない色をそぎ落とした結果…。
海のそばで生活しているので自然と日焼けをするのですが、そんな自分の肌色と合うのがアースカラー。特にしっくりきて落ち着くのがカーキです。ドライになりすぎないように、必ずキラッとしたアクセサリーを合わせて。
●掲載した本人の私物は現在、取り扱いのない商品もありますので、ご了承ください。また、各ブランド・店舗への直接の問い合わせはご遠慮ください。
2024年Oggi2月号「キャラ立ち先輩は『好きなものと似合うもの』とで、できている」より
撮影／田中 瞳 ヘア＆メイク／神戸春美 構成／大椙麻未
再構成／Oggi.jp編集部
