クリスマスのバレエといえば…「くるみ割り人形」♡
この時期になると観たくなる、原作がドイツのクリスマスイヴの物語、くるみ割り人形。チャイコフスキーによる名曲と共にバレエ演目として上演され、様々な国で愛されています。
パリでは約10年ぶりとなる上演となるこの演目、観劇できる日をずっと心待ちにしていました。パリにはオペラ座が2つあり、今回はモダンなオペラ・バスティーユにて上演です。オペラ・バスティーユの楽しみ方と共に、レポートします!
パリの中心地にあるOpéra Bastille(オペラ・バスティーユ)
ガラス張りのモダンなデザインが印象的な、オペラ・パスティーユの外観。くるみ割り人形は、フランス語では「CASSE -NOISETTE(カッス ノワゼット)」です。
フランス革命の発端となったバスティーユ広場。自由の天使が立つ革命記念柱(左)のそばに、オペラ・バスティーユ(右)は立地しています。メトロで向かうなら、バスティーユ駅を降りたらすぐです!
オペラ座内もクリスマス仕様に♡
華やかなツリーがロビーでお出迎えしてくれました!
エントランスで荷物検査を終えたら、ロビーでチケットをチェックされます。オフィスでチケット購入した方は紙チケットですが、ネット購入された方は電子チケットなので、念のためにチケットを印刷したものを持っていた方が安心です。
コートはクロークルームに預けるとスマート
クロークルームは無料で利用できます。コンパクトな座席にボリューミーなコートを抱えて座るのはおすすめしないので、ぜひ利用してすっきりと、席に着きましょう。
公演プログラムは10ユーロほどです。公演内容にまつわる歴史や過去の舞台写真が掲載されているので、ぜひチェックして!
劇場内も、とてもモダンで広い!
シャガールが手掛けた天井壁画を持つオペラ・ガルニエ宮と異なり、こちらはより近代的でシンプルなデザイン。
幕間はシャンパン片手、なパリジャンたち
幕間は感想を語り合いながら、シャンパンを片手におしゃべりする楽しいひととき。
全幕終了! 素敵な舞台を作り上げたダンサー、チームに拍手と喝采が♡
ときめく衣装、愛らしい子供ダンサーズ、そしてエトワールをはじめとするバレエダンサーの繊細かつダイナミックなダンスに魅了され・・一気に舞台は終了してしまいました。今まで日本とアメリカで「くるみ割り人形」を観てきましたが、その国ごとに演出が大きく異なり、その違いを感じるのも面白かったです。
パリバージョンでは、お砂糖菓子のようなパステルカラー&雪のように煌めくお衣装と、上品な舞台装飾にも目が奪われました。色味など、舞台装飾もやはり「シック」が根底にある! と感じます。そしてネズミちゃんがやたらリアルだったり(笑)、腰痛を抱えながらダンスを披露するチャーミングな老夫婦役が登場したり・・お茶目な場面も。
これからもオペラ・バスティーユでは、様々な演目で感動を届けてくれるのだと思います。ぜひパリにいらっしゃる際は、訪れて素敵な舞台のひとときを楽しんでください。
Ayami Okura
ロマンティックなものをこよなく愛する、在仏ファッションエディター。フランスと日本のカルチャーを繋ぐことをモットーに活動しています。ファッション・アート・ライフスタイルまで、心ときめくものを探しながらパリの街をお散歩するのが日課です。モダンなトレンドスポットにも、アンテナを張り中!
instagram:@ayamiokura