暮らしを快適にしてくれる「生活家電・ガジェット」
私たちの生活になくてはならないツールといえば「生活家電・ガジェット」。今年もビジネストレンドマガジン『DIME』とタッグを組み、働く女性におすすめのアイテムを紹介します!
2023年の総括をお願いしたのは…
【生活家電・ガジェット編】Oggi読者ランキング
働くOggi世代の読者の、日々の仕事や生活を快適にしてくれている家電とは!? プロ視点のおすすめアイテムも要チェック!
スマートフォン
昨年のOggiアワードに引き続き1位を獲得したのがiPhone。「ずっと愛用していて使いやすい」(32歳・IT)など、多くの人が機種を更新しながら長年利用し続けている様子。
2位のGalaxyは「カメラの性能がいいし、コスパも◎」(34歳・金融)「サイズがちょうどよく、機能的」(27歳・メーカー)など、機能面を重視する人に人気。3位のXperiaは「音質のよさはさすが」(30歳・IT)とソニーファンの人から高い支持が集まった。
石﨑さんの注目:Google|Google Pixel Fold ¥253,000
「Google Pixel Foldは、左右に開くと7.6インチのワイド画面、折りたためば背面カメラの表側にも液晶画面があり、従来のスマホのように操作が可能です。性能のよさがピカイチで、特にAIを活用したカメラ機能はiPhoneをしのぐほど。より低価格のGoogle Pixel 7aでもその実力は十分感じられるはず。
Nothing Phone(2)は、スマホの背面がスケルトンになっていて、着信などを光ってお知らせ。デザイン性の高さで注目を集めています」(石﨑さん)
〈この他のおすすめ〉
・Google|Google Pixel 7a
・Nothing Phone(2)
加湿器
これからの季節の必需品ともいえる加湿器。1位となったのは、浮遊しているウイルスなどの作用を抑えるといわれるプラズマクラスター加湿器。「ずっとこのシリーズを買い替えている」(31歳・事務)など、長年の愛用者も多いのが特徴。
次いでアイリスオーヤマが「お手ごろなのに多機能」(28歳・教育)など、コスパが評価されて2位。3位の象印は「強力な蒸気で室内がすぐ潤う。のどの弱い私には欠かせない」(31歳・建築)など、熱烈な支持が。
石﨑さんの注目:EPEIOS|スマート加湿器 Heal ¥24,310
「EPEIOSの加湿器は、エルメスなどのデザインを手がける世界的デザイナーによるもの。ガラス製のタンクなど、インテリアになじむスタイリッシュさはさすが。2万円台と手の届きやすい価格も魅力です。
象印は、クエン酸洗浄ができるなど、清潔に使える機能が搭載されているのが◎。シャープは最近、タンクに水を注ぐ従来の方法に加え、水を入れた容器などから直接注げる給水方法を採用。いちいちタンクを取り外す手間がなく便利」(石﨑さん)
〈この他のおすすめ〉
・象印|スチーム式加湿器
・シャープ|プラズマクラスター加湿器 どっちも給水シリーズ
サーキュレーター
室内の空気循環や冷暖房効率をアップさせるために導入する人も多いサーキュレーター。評価が集まったのは「室内干しの洋服の乾きがぐっと早くなる」(35歳・建設)という、衣類乾燥機能に力を入れたアイリスオーヤマ。
2位はニトリの「デザインも豊富で機能も必要十分。まさにおねだん以上」(25歳・サービス)が続く。3位のcadoは「見た目がおしゃれで性能もいい」(28歳・事務)と、デザイン性の高さが評価につながった。
石﨑さんの注目:スリーアップ|衣類乾燥機能付サーキュレーター ヒート&クール ¥32,800
「サーキュレーターは値段もデザインもさまざまなので、欲しい機能で探すのがポイント。ヒート&クールは、冷風だけじゃなく温風が出るのが特徴。衣類乾燥はもちろん、寒い時期の暖房代わりなど幅広く使えます。同ブランドからは、好みのアロマオイルをセットできるタイプもおすすめ。
YAMAZENの360°首振り可能なタイプは、広範囲に風を送れるため、室内の空気をより効率的に循環してくれます。小型で送風パワーも十分です」(石﨑さん)
〈この他のおすすめ〉
・スリーアップ|WOOD STYLE 節電センサー付DCサーキュレーター
・YAMAZEN|DCサーキュレーター360°回転タイプ
PC/タブレット
1位、2位をAppleが占める結果に。「iPhone、MacBook、Apple Watchを使っているので、同期がしやすくデータの転送も簡単」(29歳・金融)など、ガジェットまわりをAppleでそろえている人が多い様子。
3位のMicrosoft Surfaceは「軽量でコンパクト。タブレットとしても使えて便利」(34歳・IT)との声多数。
タイパ重視の一方でアナログにも脚光が!
今年の読者ランキングは、一見定番のもののように見えてもデザイン重視、コスパ重視のものがランクインしているのが特徴。自分に必要な性能と価格が見合うものをバランスよくチョイスしている印象です。
◆家電も多様化の時代! ジェンダーレス家電も増加中
業界全体の動きでいえば、家電も今は多様化の時代。初めて聞くブランドの家電をお店で見かけることが増えたと思います。家電量販店も売り場の差別化のためにそういった家電を積極的に取扱うようになりました。実際に面白い機能やデザインの商品も多いです。
さらに男女共用で使えるジェンダーレスな家電が増えて来ているのも今年の傾向のひとつだと思います。
◆家電から「時間の使い方の二極化」が見えてくる
時短、タイパの流れは継続中で、調理家電はその代表。一方で面白いのが、時間をかけてコーヒーを淹れるサイフォン式コーヒーメーカーなど、アナログな製品に再び脚光が集まっていること。
徹底的に時短・効率化しながら、その対価として生まれた自由時間を贅沢に使う、時間の使い方の二極化が顕著に。〝便利〟だけではなく、いかに人生を豊かにしてくれるかで選ぶ時代と言えるでしょう。
2024年Oggi1月号「働くわたしの『いいもの』大賞 第5回Oggiアワード2023」
撮影/西原秀岳(TENT) 構成/佐々木 恵・酒井亜希子(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部