この秋は何着る? 何着たい? 3大通勤スタイルよもやまトーク
おしゃれのベースは、きれいめシンプル。ハンサムに、スイートに、リュクスに… 「外勤派」「内勤派」「エグゼクティブ派」、秋の3大通勤スタイルを、Oggi専属読者モデル・オッジェンヌとスペシャルゲストを招いて語り尽くします♡
座談会メンバーはこちら!
毎日のおしゃれは、働き方で変わってくる
編集部(以下、編):本日はお集まりいただき、ありがとうございます! 7月号で掲載した〝3大通勤スタイル〟が大人気で、早くも第2弾です!
>>座談会第1弾はこちら!
編:その座談会で飛び交っていたリアルな声が参考になる! とのおなじみブランドの皆さんの間でも話題になったそうで… 今回は〝Theory〟のマーケティングPR・根本さんが緊急参加してくださいました!
根本さん(以下、根):どうしても皆さんのお話を直接聞きたくて、飛び入り参加をお願いしちゃいました(笑)。「働き方が違えば、求められるアイテムも違う」こと、あの座談会から改めて実感させられました。
◆働き方が違えば、必要なおしゃれも違う
編:〝通勤服〟とひとくくりにしがちなんですけど、どのようなアイテムが着こなしのベースになるのかも含めて、働き方でファッションは変わるんですよね。
片田さん(以下、片):外勤派の私であれば、スーツやジャケットがベース。仕事服は、これを軸にほかのアイテムを考えていく感じです。
原さん(以下、原):内勤派は、やっぱりアンサンブルかな。「この秋、まず何を買う?」と聞かれても、結局ここに行き着く気がする…。よく買い足すアイテムだから、ビビッドな色も増えてきました。
いつもの服が真面目すぎるのもつまらない!
根:派手色といえば〝Theory〟では、真っ赤なパンツが外資系キャリア女性の方に大人気だったんですよ。
大枝さん(以下、大):確かに、主張が強い色の洋服を上手に取り入れている方が多そう! 私はその逆で、優しく見える色・素材の服が通勤スタイルの定番なんです。というのも、部下に怖がられたくないから… (笑)。
編:定番って、ともすれば〝いつも同じ〟にもなりがちですよね。仕事服となると、トレンドをどこまで取り入れていいものか悩みますし。Oggiとしては、ここをぜひとも打開していきたい…!
◆秋のトレンドアイテム、通勤にどう取り入れる?
〝優しく見せたい〟の、ファーニットなら即今年顔
大:そういえば、今年の秋冬はファーニットが流行りそう、と聞いたんですけど本当ですか?
編:毛足感のあるアイテムは人気ですね。展示会でもよく見かけましたよ!
▲ニット¥94,600(カオス新宿〈カオス〉)
カシミア100%のファー加工ニットは、極上のふんわり感!
大:よかった! 着るだけで優しい印象になれるファーニットが大好きで、秋冬のMY定番なんです。トレンドだとわかれば、今年はもっと自信を持って着られそう!
シルエットの微差でジャケットスタイルも変わる
片:自分にとっての定番アイテムがトレンドと重なるっていいですね! スーツやジャケットは、トレンドを感じられるものが少なくて。でもこの秋は、〝いつもとはちょっと違う〟進化が見られるものを着てみたいなぁ。
▲ジャケット¥92,400(エレメントルール カスタマーサービス〈ブリル〉)
今どきなオーバーサイズを注目の新ブランドで発見!
根:かっちりとしたアイテムって、変化がないと思われがちですよね。だけど、今っぽいシルエットや季節感のある素材など、ちゃんとアップデートされているものも多いので、いろいろ試してみてほしい!
原:少し変化があるだけでも、テンションが上がりますよね。
ニットツイードでカーでも品よくゆるっと
編:テンションが上がる服といえば。前回の座談会の日、原さんはツイードニットのカーディガンを着ていましたよね。華やかで素敵だな〜!と思いながら眺めていました。
原:ツイードニットのカーディガンって、らくちんなのにきちんと華やかに見えるから、すごく便利なんです。ツイード素材、ずっと流行ってますしね!
編:カーディガンのような軽アウターをツイード素材でつくっているブランドが多く、Oggiも注目しているんです。
▲カーディガン¥19,800(アンタイトル〈トラッゾ ドンナ〉)
シンプルなコーディネートを盛り上げてくれる、表情豊かな一着。
大:ツイードアイテム、やっぱり華やかでいいですね。私もまた探してみようかな…。
編:ツイード、お得意そうだと思っていたんですけど、違うんですか?
大:きちんとしたジャケットで取り入れると、コンサバになりすぎちゃって。だけど、軽はおりとして取り入れるのは抜け感が出てよさそう! ツイード素材のジレとか、素敵なものが見つけられたらいいな。
きちんとジレがやっぱり欲しい!
原:やっぱりジレって使いやすいですよね。ツイードではないんですけど、つい先日も買い足したばかりです♡
片:テーラードのデザインなら、きちんと感があってオフィスでも着やすいですよね。
▲ジレ[共布ベルト付き]¥198,000(ガリャルダガランテ 青山店〈ガリャルダガランテ〉)
仕事シーンにはテーラードタイプが使いやすい。
根:ジレ、私も今日着ているんですが、お仕事服としてもすっかり定着しましたね。
ほんのりラメなら通勤にも!
編:トレンド感の強いアイテムも、選び方、取り入れ方しだい… 絶妙な線引きをクリアして、通勤スタイルのおしゃれの幅を広げたいですね。この秋は〝ラメ〟も大きなトレンドになりそうですが、通勤ファッションとしてどうですか?
大:大きなスパンコールがちりばめられているのはちょっと…。
原:あからさまにキラキラしているものは、内勤派でもちょっと着づらいですね…。
片:だけど、生地にツヤがあるように見える細かなラメ使いなら、ジャケットのインナーにも着られる気がする!。
▲ニット[10月発売予定]¥45,100(ロンハーマン〈エクストリーム カシミア〉)
ラメがちらりと輝くシンプルニットは通勤アイテムとしても活躍の期待大。
原:あ、この写真にあるキャミワンピかわいい! シャツとのレイヤードが素敵ですね。
▲ワンピース¥19,800(ノーブル 有楽町マルイ店〈ノーブル〉)
インナーしだいで印象が変わるキャミワンピ。通勤にもうまく活用したい。
編:キャミワンピを使った通勤スタイル、内勤派的にはアリですか?
原:重ねるインナーしだいだと思います。カットソーだとカジュアルすぎてしまうので、シャツを合わせたり、これからの季節ならタートルネックのニットを入れたりして着るのがよさそう。
片:キャミワンピの着こなしもそうですけど、流行に挑戦するためには、ベーシックなきれいめアイテムが必要なんですよね。私は「これなら、どんなトップスを合わせても大丈夫!」と思える、黒のテーパードパンツかな。
ベーシックがあるから、おしゃれの幅が広がる
大:私も、転職するとき〝Theory〟のベーシックなジャケットを買ったなぁ。「これがあればどんなシーンでも大丈夫」と思える、心強い〝お守り〟アイテムでした。
▲ジャケット¥46,200・パンツ¥28,600(Theory)
ブランドの真髄ともいえる、タイムレスなベーシックアイテムで構成されたコレクション「Theory Wardrobe」も話題の”Theory”。まさに「これさえあれば!」の宝庫!
根:皆さんの〝お守り〟になっているなんてうれしい! コーディネートの核になるベーシックなアイテムを持っていることで、おしゃれの幅が広がっていくんですよね。
編:ベーシックがあるから、通勤ファッションを盛り上げてくれるトレンド服が生きてくる。〝きれいめシンプル〟を追求するらしい結論でした…!
カジュアル小物も通勤に取り入れたい!
片:今日、前を歩いている人が通勤ファッションに黒リュックを合わせていて。アクティブでかっこよかったなぁ。
大:外勤派っぽいきちんとスーツ×黒リュックの女性、最近本当に増えたよね。
片:私もスーツ×リュックデビューしたいなとずっと思ってるんですよ。
▲「黒リュックのコーデをInstagramに投稿すると、反響がすごく大きいんです!」と根本さんもリュック人気を体感しているそう
原:会社のドレスコード的にNGなの?
片:それは問題ないんだけど〝ラフすぎない〟の塩梅が難しくて。でも特集してほしい!
季節の変化は〝足元から〟が手っ取り早い!?
大:秋になると、スエードパンプスの使用回数が一気にあがりません?
原:靴を替えるだけで一気に秋らしくなりますよね。レザーのショートブーツとか。
▲靴¥28,600(ダイアナ 銀座本店〈ダイアナ〉)
大:ショートブーツは、きれいめ見えするシルエット、トウがマスト。〝ダイアナ〟と〝銀座かねまつ〟には絶対に探しに行く!
▲靴¥41,800(銀座かねまつ6丁目本店〈銀座かねまつ〉
片:そこに行けば間違いないですね。最近はローファーも気になるなぁ。
▲靴¥79,200(アマン〈ペリーコ〉)
原:きちんとトラッドな足元も、秋っぽくて素敵だね!
●掲載した商品の価格はすべて、税込価格です。
2023年Oggi10月号「『外勤』『内勤』『エグゼクティブ』秋のスタートはこれで働く! 1weekコーディネート」より
撮影/魚地武大(TENT) 構成/旧井菜月
再構成/Oggi.jp編集部