大人気インフルエンサー・柳橋 唯さんに聞く「アプリ無双メイク」
YouTubeチャンネルの登録者数22.6万人、インスタグラムのフォロワー17.7万人(2023年4月12日現在)をもつ柳橋さんは、まさに自己プロデュースのプロ。そんな柳橋さんに、メイクのコツや写真の撮り方を教えていただきました!
▲柳橋 唯(やなぎはし・ゆい)
インスタグラムでの発信がきっかけとなり、30歳でビューティモデルとしてデビュー。YouTuberとしても活躍し、趣味:散財、特技:無駄使いという飾らない人柄が人気。ファッション好きとしても知られ、Oggi世代にもファンが多い。
ブラウス¥15,400(フィルム〈ダブルスタンダードクロージング〉) “ウノアエレ”のピアス¥107,800・“ウノアエレシルバーコレクション”のブレスレット¥22,000(ウノアエレ ジャパン)
流行の抜け感よりも、自分が盛れるメイクを大切に
「写真を撮る際はいつも、光のきれいな場所や写りのいいアングルなど“奇跡の一瞬”を探し、その瞬間を逃しません(笑)。もちろんメイクで盛ることも大切。私が重視しているのはとにかく“顔の余白”をなくすこと。
そもそもアプリでできる加工って、目を大きく見せたり、立体感を出したり、小顔にしたり、多くが顔の余白面積をなくすことなんですよね。また、世の中が抜け感と言っていても、いちばん盛れるのは茶色より黒のアイライナー。だから私は“映え”を優先させて黒を選びます」
そしてもうひとつ、自分に似合う色を知ることもアプリ無双のリアルメイクには必須。
「特にチークやリップは、自分に似合わない色だと写真写りがくすんで見えがち。私もあれこれ試した中では、若干青みのあるピンクがマイベストであることにたどり着きました。自分を研究し尽くすことも盛りメイクにはマストです」
柳橋さん流「盛りメイク」のポイント
チークとリップは「自分の肌といちばん相性のいいピンク系がマイベーシック」
Bの真ん中のチークを頬骨に沿って幅広くなじませ、Aのハイライトは目尻の下側、鼻根、鼻先、唇の山の上、あご先に。Cのリップは輪郭よりほんの少しオーバーに。
A:トーン|ルミナイザーバー 03 ¥3,300
「白浮きして見えないラベンダーピンク」
B:ボビイ ブラウン|スカルプト&グロウ パレット ライト ¥9,350(限定品)
「チークは頬から斜め上向きに入れてリフトアップ効果も」
C:セルヴォーク|ディグニファイド リップス 02 ¥3,520
「透明感と血色感が絶妙なピンク」
アイメイクは「黒のアイラインとバサバサまつげが私のトレードマーク」
Aの右上をアイホールになじませ、上2色を混ぜて眉下、二重幅は右下を目尻側が濃くなるようにのせる。下まぶたは左上を全体にのせ、目尻側1/3に薄く右下を。アイラインはCのペンシルでまつげの隙間を埋めてからBのリキッドで目尻長めに描き、Dのマスカラを上下まつげに。
A:常盤薬品工業 サナ エクセル|スキニーリッチシャドウ SR06 ¥1,650
「プチプラとは思えない上質な発色と立体感」
B:コーセー ファシオ|リキッド アイライナー 01 ¥1,100(編集部調べ)
「極細の黒リキッドで目元を締めます」
C:パルファン・クリスチャン・ディオール|クレヨン アイライナー ウォータープルーフ 094 ¥3,190
「黒ペンシルはリキッド前の仕込みに」
D:ヘレナ ルビンスタイン|ラッシュ クイーン フェリン ブラック WP 01 ¥6,600
「バサバサのボリュームまつげに仕上がる名品」
柳橋さん流「写真の撮り方」のコツ
1. ムービーで撮って「奇跡の瞬間」をスクショ!
「数打ちゃ当たる、の発想です。スマホのカメラの角度を変えながらいろんなアングルで撮影。そのムービーを再生し、いちばん盛れた角度で一時停止してスクショ。何カットも撮るより効率的」
2. アプリを使うなら、「BeautyCam」か「VSCO」
「撮った写真をそのままインスタグラムなどにアップすることはなく、奇跡の瞬間が撮れたら今度はiPhoneの編集機能で明るさや彩度などを調整します。その上でさらにアプリで加工していきます」
BeautyCam
「肌をなめらかに見せたいときに。美顔補正→スムーズ→なめらかorコンシーラーの機能で肌の質感を整えます」
VSCO
「自然なフィルターをかけて、ニュアンスをつけるのに重宝。ちなみに私はエモさがちょっと出せるA8のフィルターが好きです」
⚫︎この特集で使用した商品の価格はすべて、税込価格です。
2023年Oggi6月号「『マッチングアプリで無双になる』メイク塾」より
撮影/ISAC(SIGNO/人物)、金野圭介(静物) ヘア&メイク/林 由香里 スタイリスト/渡辺智佳 構成/安井千恵
再構成/Oggi.jp編集部