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BEAUTY

2023.02.15

2023年春トレンドヘアカタログ|気分が変わって洒落感プラスな【今どきニュアンスヘア3選】

冬を抜けて春の気分を楽しみたい。そんな時はヘアスタイルを変えるのもひとつの手。この春おすすめのスタイルを、人気サロン「Laf from GARDEN」の津田 恵さんにうかがいました。

2023年春のトレンドヘアの傾向は?

ファッションと違い、短いスパンではトレンドに大きな変化が見られないのがヘアスタイル。でもやっぱり、季節が変わったら髪型も変えたい、と思うのがおしゃれ女子たちのホンネ。

2023年の春はどんなスタイルに注目したらいいのでしょうか? 都内の人気ヘアサロン『Laf from GARDEN』に所属する津田 恵さんに話をうかがいました。

「これ! といった大きな話題はないのですが、やはり春になるということで、今までよりさらに明るく垢抜けて見えるようなスタイルを希望する方が増えてきました。がっつり髪型を変えるというか、例えば前髪の形を変えたりパーマを取り入れたりして見え方に変化を出したいというオーダーが多いです」

細部のニュアンスにこだわったちょこっと変えヘア3選

今までのスタイルに少しだけ手を加えて、洒落感を引き出すスタイル。さっそく、この春のおすすめを紹介します。

◆前髪チェンジで印象深く! 目ヂカラを際立てるワイドバング

ボブヘアの女性

前髪のトレンドはここのところずーっと、狭め&薄め。そんな前髪に変化の兆しあり! 今までは前髪の幅を狭く作り、前髪の両端を長めに残して(サイドバング)サイドにつなげる形が人気でしたが、そのサイド部分を切り込んでワイドにする前髪がじわじわと人気を集めてきています。少し丸みをつけたラウンドのラインにすることで、ワイドにしても顔が全面的に強調されず、トライしやすいかも。目ヂカラもアップします。

実はこの前髪、結んだアレンジとの相性も良好。昨年末の話題のドラマ『silent』の川口春奈さん(青羽紬役)みたいにしたいと、サロンでのオーダーも増加しているのだとか。

全体のベースはリップラインの平行ボブ。表面に丸みがつくようにグラデーションカットでまとめます。前髪は目の上ギリギリで、やや丸みをつけてワイドにカット。ぶ厚くはないですが、やや量感のある前髪にします。

カラーは7トーンのグレーベージュ。グレーが強すぎないため太陽の光に当たると透け感が増し、肌映りのいい色です。

前髪の束感は粗いコームで整えるとキレイ

トップの根元がつぶれないようにドライ。さらに前髪を分けず、フルに下ろしながら乾かします。全体にストレートアイロンで軽く丸みをつけ、手ぐしでオイルをなじませて束っぽく。前髪は粗歯のコームでとかし、おでこが透けるように整えます。

モデルの髪質&顔型データ

髪質:太さと硬さは普通・量は多め・クセなし
顔型:面長

◆ラフなパーマをかけた浮遊感のあるレイヤースタイル

レイヤーヘアの女性

秋冬から人気を集めるレイヤースタイルはストレートタッチのものが主流でしたが、春はラフなパーマをかけたヘアに注目が集まりそう。ベースには重さを残し毛先の外ハネ感は意識しつつ、レイヤー+パーマで浮遊感を際立たせて春らしくエアリーに。

ベースは鎖骨下5cmのセミロング。耳より前に、あごラインくらいまでのレイヤーをしっかり入れます。前髪は鼻のラインに設定し、あごラインのレイヤーへゆるやかにつなげて。表面には前上がりのレイヤーを加えます。潤いを残す低温デジタルパーマで、毛先は外巻き、中間部分はミックス巻きに。表面は全体的にリバース巻きにし、抜け感が出る動きを作ります。

10トーンのウォームベージュでワンカラーに。パーマスタイルがパサついて見えないよう、ツヤや顔色がアップする色をセレクト。寒色に寄りすぎると顔色がくすんで見えるため、ベージュ系がベター。

パーマヘアなのでスタイリングは超簡単!

パーマがかかっているため、巻きは不要。乾かすとき、トップの根元がつぶれないようにすることと、パーマがダレないように毛先から持ち上げながら行うことが大事。シアバターや柔らかめのワックスをなじませ、ふわっとした束感に。片サイドを耳にかけ、形を整えます。

モデルの髪質&顔型データ

髪質:細め・柔らかめ・量は普通・クセなし
顔型:卵型

◆レイヤーの動きが生きる軽めボブ

ボブヘアの女性

ぱつっとしたラインのシンプルなミニボブにちょっと変化を加えたスタイルが、春らしいと話題に。シルエットに丸みをつけつつ、表面にレイヤーを入れて動きをプラス。巻くと軽さのあるニュアンスが出て、女性らしい雰囲気が楽しめます。

ベースは、後ろは襟足ギリギリ、横はリップラインにつながるやや前下がりのボブ。前髪は頬ラインから薄めにサイドへつなげ、スタイリングした時に遊びのある束ができるように計算しつつカット。後頭部に丸みを出し、前下がりのラインが強調できるようにグラデーションを入れます。表面にはレイヤーを入れ、巻いた時の動きをサポート。

このモデルは地毛ですが、それに近いカラーに染めるなら5トーンのオリーブグレーがおすすめ。気になる赤みを抑えて黒髪特有ののっぺり感を解消。透け感が出て、ダークトーンでも軽い洒落感が演出できます。

毛束を持ち上げながら巻くとちょうどいい動きに

ストレートアイロンを使い、表面にニュアンス程度の動きをつけます。レイヤーが入っているため、毛束をランダムに取って真上に持ち上げて毛束の中間に丸みをつけると、毛先がずれてふんわり&パラリとした動きに。重めのオイルを全体にしっかりなじませセミウェットな質感にしてから、サイドを耳にかけ、顔周りの毛束をつまみながら引き出します。

モデルの髪質&顔型データ

髪質:太さと硬さは普通・量は多め・クセなし
顔型:卵型

構成・文/斉藤裕子

Laf from GARDEN アートディレクター 津田 恵さん

GARDENグループのアートディレクターとして多方面で活動。サロンワークでは最新のトレンドを取り入れながら、ライフスタイルにフィットするヘアスタイルを提案する人気スタイリスト。
Instagram:@megutsuda

SALON:Laf from GARDEN(ラフ フロム ガーデン)

住所:東京都中央区銀座5-5-14 JPR銀座並木通りビル9F
電話:03-3569-1171
営業時間:火~金 11:00~20:00、土・日・祝 10:00~19:00
定休日:毎週月曜
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