グアムに“大人週末エスケープ”、“南国ワーケーション”を満足させてくれるホテルが誕生
コロナ禍に、いつの間にかグアムに完成していたホテル、ザ ツバキ タワー グアム。一部業界関係者から「グアムに真の5スターホテルの誕生」と囁かれているのは本当です。
その理由はファインダイニング、シェフズテーブルを持つプライベートルーム、カフエ、メインバー、プールバー、ロビーバー、ドレスコードありのレストラン、大型インフニティプール… などなどカジュアルからハイレベルまでバリエーション豊かに様々な設備を備えたホテルだということ。それはつまり、ホテル内だけでも快適滞在が楽しめるということ。
これまでの“週末エスケープしに行く(だけの)グアム”に加え、“プチ贅沢な南国ワーケーション”の場所としても魅力的な候補地になりそうです。
久々のグアム、一言でいえば「やっぱいいわぁ…」。とにかく近いっていうのが最高。真冬の日本から3時間足らずで真夏ですよ。
日本の“極度乾燥”した冬から脱出したくなったとき、グアムは最高の場所にある島なのだと改めて実感したのと同時に、これまでなかったアッパーめのリゾートが登場したことに感謝。気軽&身軽にちょっと贅沢な海外スティができるというのは、最高じゃないですか。
今までグアム=子連れ海外旅行というイメージが強く、そのため大人女子旅や大人カップルの旅行先として優先順位が低かったのは事実。「大人が落ち着いて過ごせる場所としてのグアム」のイメージができなかったかもしれません。確かに中途半端に開発されたタモンエリアのビーチや、大して広くないホテルのプールに子供たちの歓声が響き、旅慣れた大人が敬遠していたのにも理解できます。
ですが、そんな子連れ観光客で賑わうタモンエリアから海に向かって右に進んで行けば、人の姿も減ってそれまでとは違うグアムが姿を表します。ザ ツバキ タワー グアムが登場したのはそんなエリア。
やりたいことがホテルの中で完結。そんなオールインクルーシブな滞在が可能
冒頭にお話したようにレストランやバーが充実していることに加え、大きめのインフニティプール、ナイトプール、キッズプール、プールサイドバー、スパ、ジム、コインランドリールームと設備が充実。やるべきことのほとんどがホテルの中で完結。ショートステイならホテルの中だけでゆったりとした時間を過ごすことができるんです。
▲ゆったりサイズのインフィニティプールからタモン湾一望
▲大人空間が保たれたインフィニティプールサイド。ガゼボは無料で利用可。
▲プールサイドのヌヌバーはナイトプール時もオープン。
▲キッズプールは大人の静けさ空間を妨げない位置に。
▲ランドリーコーナーにはスイムウエア脱水機あり。帰国のスーツケースに濡れた水着を入れなくてよいので、これはよいです。
▲明るいうちから飲めるのが嬉しい、ガダオバー
新型コロナウィルス感染拡大による海外旅行自粛中に建っていた、ザ ツバキ タワー グアム。ここは大人旅、カップル旅(お忍び含む)、女子旅、訳アリ旅とおよそどんな旅にでも対応してくれて、今までの「ファミリーで行く海外」というグアムのイメージを変えてくれるホテルだというのは間違い無いと思います。
▲オープンキッチンスタイルのビュッフェレストラン。ディナーは食べ放題は当然としても、ワイン、スパーリング、ビールも飲み放題!
▲最上階のレストラン“ミラノグリル−ラ ステラ”はドレスコードありなのでご注意を。ハレの日や記念日のディナーに良いと思います。
▲ミラノグリル内に設けられた隠れ家(?)スペース。クチナ デロ シェフ。
▲同じく最上階のバー、ラ カンティーナからは夜景一望。ライブ演奏もあり。
▲ファンハーレロビーラウンジからは海を一望。
オンザビーチというよりフローティングビーチ? 日本から3時間で手に入る海との距離感が最高!
さてさて部屋の具合はどうなっているのか?
全室オーシャンビューに加え、高台に建っているため海にフロートしているような感覚。
室内空間が広いのに加え(カメリアルーム45㎡〜ロイヤルカメリアスイート136㎡)、またバルコニーが広いんです(同13㎡〜同40㎡)。これ、ビーチリゾートのホテルにはとても重要な要素。
オーシャンビューの部屋からの景色を前に、外と繋がるゆったりとした快適空間があるからこそバルコニーブレックファーストサービス、イブニングバルコニーサービス(ルームサービスと呼びません。現在準備中)が楽しめたり、ソファーに寝転びまったりしたり、風を感じながら仕事ができたりするのですから。
▲海を見下ろす自室のテラスでのバルコニーブレックファーストはなかなかの感動とボリューム(これで一人前)
海の真正面。フロート感覚の部屋のテラスで食事→日中プールでクールダウン→部屋に戻ってカクテル傾けテラスでワーク→プールサイドのバーでまったり… 日本からわずか3時間の距離でそんな幸せなループが可能に。
寒い時期、思い立ったらグアムでワーケーション。絶対ありだと思います。
コロナも落ち着き、日本からのグアム便も復活。2022年12月現在、グアムまではユナイテッド航空が成田、セントレア、関西、福岡の4空港から直行便を運行中。(成田から毎日2便、それ以外の3都市は「週」2便)。近場のグアムなら航空運賃もお手頃価格だし、貯めたマイルを使っての特典旅行なら更にお得に行ける。グァムの空港からリゾートまで10分足らずで到着というのも魅力。
クラブフロア利用(クラブルームとスイート宿泊者専用のクラブラウンジ)にすると、専用ラウンジでの朝食、アフタヌーンティー、カクテルタイムにはワイン、スパークリングなど飲み放題、ローストビーフなどビュッフェも充実。過去に様々なホテルのクラブフロアのサービスを経験してきましたが、ここはかなり充実&相当にバリュー。グアムなのに他のホテルにはない充実っぷり。
▲これまた海一望。26階クラブラウンジでのアフタヌーンティーでございますよ
▲カクテルタイムにはスパークリングも飲み放題。アペタイザーだけでなく、ローストビーフなどのホットミールも充実
グアム最大の魅力。それはやっぱり海の色と静けさとなにもない風景
グアムはそもそも自然が豊かで山の緑と海の青が近い島。今でこそホテルが立ち並ぶタモンエリアですが、かつては数軒のホテルが点在していただけ。モールもお店もないのんびりとした島。なんでもあるハワイとは違い、あえてなにもないことに魅力を感じて日本人が行き始めたというのはホントです。
昔から変わらない海の色と景色を保っているビーチのひとつ、ガンビーチ。ザ ツバキ タワー グアムの北西に位置するビーチです。ここの海の綺麗さはお見事。タモンビーチと違って人影がほとんどなく、ほぼプライベートビーチ感覚。この風景はグアムに初めてきた数十年前と変わらずです。
▲これはもう、ほとんど無人島? キャスタウェイごっこだってできます。
「ビーチ独り占め!」というのは、まさにこういう状態をいうのですよ。
潮が引いたら突端を回り込んでみてください。そこにドッカーンと広がるホワイトサンド。ビーチ右手の奥の高台に見えるのは恋人岬。
【Nature & Chill】過ごし方にメリハリを効かせるのがこれからのグアムの過ごし方
サスティナブルな旅のスタイルが求められている今、ガイドブックに掲載されている箇所の確認作業的な旅のスタイルではなく、それより良いホテルに泊まって、その土地の自然や人と触れ合う時間を過ごす。そんな旅が求められています。グアムにザ ツバキ タワー が登場したのも、まさにそんなタイミングなのでしょうね。
ホテルの中で時間に追われず滞在可能。ようやくグアムにも大人リラクゼーション、ワーケーションができる準備が整ったような気がします。
取材協力:ザ ツバキ タワー グアム
問い合わせ先
山下マヌー Manoue Yamashita
雑誌編集者を経て旅行コラムニスト/作家に。渡航回数350回超、最新刊『 山下マヌーのランキンハワイ最新版』で著作は62冊に。
Travel columnist&writer after a magazine editor.
Over 350 times to foreign travel, and over 60 books of the copyright so that work.