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2022.08.18

『SATC』が人気を博した2003年、Oggiは「スウィート・シック」を提案!

1992年、グローバルに活躍するキャリア女性を目ざす、働く女性のためのファッション誌『Oggi』が創刊しました! 創刊30周年を記念して、創刊号から最新号までの軌跡を時代背景と共に1年ごとに振り返っていきます。2003年のファッショントレンドは“スウィート”。トレンドに「知的さ」や「シック」、「ベーシック」を加えた『Oggi』らしいスタイルを提案!

2003年、シンプル&シャープなOggiスタイルにスウィートな波が押し寄せ、通勤服に革命が起こる!

‘00年代前半は華やぎ、スウィート、女らしさ、甘さといった女らしさを押し出すスタイルが人気でした。

髪型もエアリーな巻き髪がトレンドで、そこに「知的さ」「シック」「ベーシック」を加えることでOggiらしい提案に。

通勤服の傾向は、そうしたトレンドとOggiスタイルを融合させた「スウィート・シック」が読者の気分ともマッチ。

ドラマ『SATC』のブレイクで、ドレスアップ欲への高まりが!

そして大ブレイクしていた海外ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』の影響で、Oggi読者のおしゃれ心にも着火!

イケてるレストランに集まっては恋愛や人生についてのおしゃべりに花を咲かせていたキャリーたちに共感し、刺激をもらったのでした。

Oggiでもニューヨーク特集が組まれたり、アフター6の充実に注目が集まるなどして『SATC』旋風が吹き荒れました。

2003年の注目記事をピックアップ!

3月号「『シーンを選ばないベーシック!』こそ、私のスタイル・永遠のポリシー」

前年に特集した高橋リタさんの1ヵ月コーディネートが大好評となり、そのセンスの極意をもっと読みたいという読者からの声に応えた企画。新たに2号連続でそのセンスの極意を深掘りしました。

シンプルでベーシックなものを愛するリタさんのこだわりポイントは、「全身のバランス」「配色センス」「小物合わせ」「トレンドに流されすぎない」「きちんとしたアイテムのカジュアルアレンジ」など。

さらに、それらをコーディネートする際に心がけていることが「シーンを選ばないベーシック」であること。

女らしくありながらカジュアルでこなれた雰囲気もあり、程よいトレンド感で鮮度も保つ秘訣が満載。

4月号「今、通勤服は“スウィート・シック”に向かってる!」

シンプル&シャープないつものOggiスタイルに、大人っぽい甘さを加味した“スウィート・シック”が当時の最旬スタイル。

服との向き合い方やその人自身のたたずまいこそがセンスに現れる、といったポリシーにまで言及した内容が深い!

決めすぎないから程よく肩の力が抜けていて、でも女性らしさやきちんと感も醸し出すバランスが絶妙でした。

5月号「ヨガが導く“美人力”」

海外セレブの間で大流行していた「ヨガ」が、ついに日本にも上陸!

スタイルキープのためだけではなく、どうやら心の疲れも取れるらしいということで、癒しながら整えてくれるヨガが当時の働く女性にとっては新鮮でした。

ブームの火付け役はNY。911以降、心のよりどころとなるコミュニティの場としてヨガ教室に人が集まるようになったようです。

SATCでもサマンサとキャリーがヨガ教室に通っていましたが、当時の環境や健康に配慮したLOHAS的な考えも手伝い、洗練された生き方としてヨガが働く女性にも受け入れられていきました。

10月号「NEWSなブーツに一番乗り!」

ロングブーツが大流行した2003年。アムラー時代のストレッチブーツよりも、少しゆとりのある美脚シルエットのものが主流に。

今よりスカート丈が短いものが旬だったこともあり、ロングブーツは冬の定番として不動でした。

シンプルなブーツのほかに、ベルトモチーフやギャザーなどのディテールが施されたブーツも出回って表情も豊かに。

甘めになりがちなスカートもキリッとシャープに着こなせるので、オフィススタイルともマッチしました。

11月号「スタイリスト菊池京子のハッピー&リラクシングな私的1ヵ月コーディネート」

スタイルがよく見える、シンプルでも高見えする、かっこいいのに女らしい、メリハリある色使いなどの声が多く、読者からの信頼も厚いスタイリストの菊池京子さんが、自身の私物で構成した1ヵ月コーディネート。

「どんなトレンドよりも“品と清潔感”こそがシンプルな服を最も素敵に見せるエッセンス」と語る菊池さんのおしゃれの心意気が響きます。

12月号「宵は女友達と『SATC』ナイト!」

目指すは「SATC」でおなじみのおしゃれセレブ、キャリー・ブラッドショー! ということで、旬のスポットへ出かけるときのドレスアップコーデの特集。

ファー、ツイード、ベロア、シフォンなどの小物をアレンジして、極上のスパイスを効かせた美脚パンツスタイルを中心に、華やかに着こなしたシンプルなブラックドレスなどラインナップが『Oggi』らしい。

また、モデルの私的ドレスアップコーデも掲載され、夜遊びモードを刺激する企画でした。

阪神タイガーズが18年ぶりの優勝を果たした2003年!

長引く不況で日本中に閉塞感が漂っていた‘02年の重苦しい空気を吹き飛ばしたのが、星野仙一監督率いる阪神タイガーズ。18年ぶりにセ・リーグ優勝を果たし、日本に活気を呼び起こしました。

前年末から猛威をふるった新型肺炎SARSも、春ころから中国各地や台湾、シンガポールなどで大流行しますが6月4日にWHOから終息宣言が。一時、海外渡航が制限されることはありましたが、新型コロナウイルス(COVID-19)ほどの感染拡大は見られなかったのでした。

2003年の時事トピックまとめ

新型肺炎SARSが猛威/宮里藍が初の高校生プロゴルファー/「六本木ヒルズ」がオープン/小惑星探査機「はやぶさ」打ち上げ/東京の営団地下鉄が民営化し「東京メトロ」に/地上デジタルテレビ放送が東京、大阪、名古屋で開始/阪神タイガースが18年ぶりにセ・リーグ優勝/韓国ドラマ『冬のソナタ』のヒットで第1次韓流ブーム/「セレブ」が流行語/SMAP『世界に一つだけの花』、森山直太郎『さくら』などがヒット/ドラマ『GOOD LUCK!!』、『白い巨塔』『Dr.コトー診療所』放送

※本記事では当時の誌面を使用しています。無断転載はお控えください。

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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