この花は何の野菜? ヒントは食物繊維たっぷり食べ物!
じゃがいもやキャベツ、レタス、トマトなど、普段食べている野菜は花を咲かせます。見る機会が少ないですが、なかなか可愛い花を咲かせるものがあるんです。
今回は、白くて可憐な花をピックアップしました。
この花は何の野菜か知っていますか?
正解は、「さつまいも」の花です!
正解は、さつまいもの花でした! さつまいもは、甘藷(かんしょ)とも呼ばれています。
さつまいもは、ヒルガオ科の食べ物で、秋から冬にかけて旬を迎えます。主な産地は鹿児島県、茨城県です。
◆さつまいもの歴史
さつまいもの原産は、メキシコを中心とする熱帯アメリカ。紀元前800~1000年ごろには、中央アンデス地方でサツマイモがつくられていたそう。日本へは1600年ごろに中国から伝来。琉球(現在の沖縄県)から薩摩(鹿児島県)に伝わったときに「さつまいも」と名付けられたようです。その系譜から、現在でも鹿児島県で栽培されているのですね!
日本では、さつまいもは35種類ほど市場に出回っていて、有名なものは安納芋や紅はるか、鳴門金時、紅あずまがあります。品種ごとに食感や甘味が違い、食べ比べも楽しい食材です。
◆さつまいもの栄養
さつまいもは、宇宙食としてNASAで準完全食品と認められ、2017年ごろには韓国でもダイエット食品としてブームに。健康や美容に効果があるとされています。
特に食物繊維が豊富で、腸内環境を整え、生活習慣病予防にもひと役買う食材。美肌に欠かせないビタミンCやビタミンB1・B2、ミネラルも含まれています。
また、低GI食品(血糖値が上昇しにくい食品)であるため、脂肪を溜め込みにくくなるのだそう。
さつまいもに期待できる栄養はたくさんありますが、摂りすぎは注意。カロリーや糖質が高いので、1/2本程度を目安に食べてみてください。
◆さつまいもの選び方
おいしいさつまいもの選び方は、皮の色が鮮やかでツヤがあること。傷やでこぼこが少なく、持った時に重さを感じるものがよいでしょう。
一般的に避けたいのは、細かったり、一部が黒く変色していたりするもの。※品種により異なります。
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さつまいもの花から栄養・選び方まで紹介しました。さつまいもは、焼き芋や天ぷらもいいですし、茹でた場合はスープやお味噌汁にすると栄養を無駄なく摂ることもできます。美味しく食べていきたいですね。
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