1:「いわいる」
「気になっていた人から届いたLINEに『君は、いわいる乙女ってヤツだね!』と書かれていたんですけど、最初は何のことかわかりませんでした。その後の会話で、どうやら私のことを“いわゆる乙女”と言いたかったんだろうな… と推測して、あぁなるほどと思いましたけど、ここを言い間違えちゃうんだ… と引いてしまいました(苦笑)。
私は日本語にうるさいほうではないけれど、その男性は私より年上だったし、普段から少しだけ上から目線なところがある人だったので、こういう間違いをしているのを見てクスッとくるよりもイラっとしてしまいました(笑)。しかも“乙女”とか言われるようなこともしていないかったし、いったいこの男性は私に何を言いたかったのか…」(30歳・女性/法律事務所勤務)
2:「10ぱひとクラゲ」
「付き合う予感があった男性とLINEで会話をしていたら、いきなり彼が『10ぱひとクラゲだね』って送ってきて『え?』ってなりました。
文面から推測するに“十把一絡(じっぱひとからげ)”と言いたかったんだと思うんですけど、“クラゲ”なんて書いてきたものだから、頭の中には10匹のクラゲが海で泳いでいる姿が頭に浮かんでしまって、ひとりで爆笑しました…(爆笑)。本人が大真面目に送ってきているのがわかったのであえて指摘はしませんでしたけど、思い出すと今でもジワリます」(33歳・女性/美容関係)
3:「ざかんしてる」
「元カレは日本語の間違いが多い人だったんですけど、印象的だったのは、とある芸能人の話になったときに『日本中をざかんしてたよな』って送ってきたこと。ひらがなで書いてあったし、最初は意味がわからなかったんですけど、その後、彼と対面で話しているときにも同じように言い間違いをしていたので、“席巻”のことだとピン! ときました。
席巻(せっけん)なんて難しい言葉をわざわざ使おうとしなくてもいいのに、その人はカッコつけるところがあった人だから、間違いに気づかずに今でも使っているかもですね…(苦笑)」(30歳・女性/教育関係)
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一度間違えて覚えた言葉は、誰かに指摘されるまでなかなか間違いに気がつきにくいもの。言い間違いや覚え間違いは誰にでもあるけれど、恋心が萎えるきっかけになってしまうこともあるようですね…!
並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。