連載【働く私にMusik】夢を諦めない、追い続けることの大切さを再認識できたパラリンピックでの経験談とは?【DJ・サッシャがナビゲート! 布袋寅泰編 Vol.3】 | Oggi.jp
Oggi.jp

おしゃれもキャリアも。働く女性のWebメディア

line instagram TikTok X facebook search

フリーワードで検索

人気のキーワード

  1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. エンタメ
  4. 働く私にMusik
  5. 連載【働く私にMusik】夢を諦めない、追い続けることの大切さを再認識できたパラリンピックでの経験談とは?【DJ・サッシャがナビゲート! 布袋寅泰編 Vol.3】

LIFESTYLE

2022.02.20

連載【働く私にMusik】夢を諦めない、追い続けることの大切さを再認識できたパラリンピックでの経験談とは?【DJ・サッシャがナビゲート! 布袋寅泰編 Vol.3】

J−WAVEの人気ナビゲーターとして活躍中のサッシャさんが旬のミュージシャンと対談する音楽連載。今回のゲストミュージシャンは布袋寅泰さん。数々の伝説を生み出し、ロック界のレジェントとして最前線を走り続けています。第3回は東京2020パラリンピックでの人生観を変えたエピソードについて。

ひとりの人間として、ミュージシャンとして、改めて学ぶことが多かったパラリンピック

◆Guest Musician:布袋寅泰

ほてい・ともやす/1981年に伝説的ロックバンド「BOØWY」のギタリストとしてデビュー。その後、1988年にアルバム『GUITARHYTHM』でソロデビューを果たし、プロデューサー、作詞・作曲家として幅広く活躍。クエンティン・タランティーノ監督からのオファーで、『BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY(新・仁義なき戦いのテーマ)』が映画『KILL BILL』のテーマ曲となり、世界的な評価を得る。2012年よりイギリスへ移住し、4度のロンドン公演に成功。東京2020パラリンピック開会式では『TSUBASA』『HIKARI』の2曲を制作し、パフォーマンスを披露した。

まるで生まれ変わったような気がしたミュージシャンたちとの出会い

サッシャさん(以下、S):昨年の東京2020パラリンピックの開会式での布袋さんのパフォーマンスは本当に感動的でした。ハンディキャップをもつミュージシャンたちの表情も、布袋さんと演奏できる喜びに満ちあふれていたようで。

布袋さん(以下、H):それは、むしろ逆なんですよ。彼らが放つ光から改めて学び、感じることが多かったです。世界中が観ている中でパフォーマンスが出来たことはもちろん喜びでしたが、彼らと関われたことが僕の人生にとって大きな出来事でした。アルバムのタイトルが『Still Dreamin’』に至ったことも、やはりパラリンピックに出演できた影響が反映されていると思うんです。

S:そうだったんですね!

H:僕自身、いろいろな夢を叶えてきたし、逆に諦めることもあったし、「夢」という言葉はそう軽々しく言う言葉ではないと思うんです。大事だけれど、「僕の夢は〜」ってなかなか語りづらい部分もあるじゃないですか。でも、世界中の人々がパラリンピックですごく勇気をもらったと思うんですよね。だって、彼らは夢を諦めないって言葉そのものを体現している人たちだったし、黙々と夢に向かっていた。諦めない、追い続けるっていうテーマを強く呼び起こしてくれました。

S:パラリンピックは本当に感動しました。僕は場内アナウンスを担当していたのですが、表彰式で不覚にもアナウンスできないくらい感極まる瞬間があって。僕は自転車競技の担当だったのですが、障がいのある選手と共に健常者のアスリートがチームを組んで練習をしますよね。そういうチームワークを生で見ることができて、あるべき未来の社会像が見えた気がしました。

H:そうですよね。コロナ禍だったので、正直、本当にこのタイミングで開催できるのかとか、初めは不安や迷いもありました。でも、心を決めてからは頑張っている人たちに、音楽でエールを送るというミュージシャンの根本的な役割に徹することができて、参加できたことがとてもうれしかったですよね。

デコトラに乗って登場する演出は、観客がいたらきっと歓声だったと思います。でも、みなさんがご覧になったのはそのひとつのカメラの視点でしかなくて。

実は、デコトラの扉が開く前もパフォーマーたちは本当に伸びやかな笑顔で、素晴しい演奏をしていました。ところが、デコトラの屋根が開いていて雨がポツリポツリと降ってきたもんだから「あ〜、滑らなければいいな」と、心配や不安や緊張が相まってドキドキしてしまってね(笑)。

ふと、両脇にいらした盲目のギタリスト田川ヒロアキさんと車椅子の川崎昭仁さんに目を移したら、彼らが空を仰いで笑っているんですよ。その笑顔を見て感動してしまって。あの瞬間から、僕は生まれ変わったようにすら感じます。

S:それが『Still Dreamin’』というタイトルにも繋がっているのでしょうか。

H:必ずこのアルバムに、そういった思いが詰まっていると思います。

<Vol.4へ続きます>

【Information】20枚目のオリジナル・アルバム『Still Dreamin’』が好評発売中!

2月1日、60歳の誕生日にリリースされた記念すべき20枚目のオリジナル・アルバム。アルバムのリード・トラック『Still Dreamin’』をはじめ、THE FIRST TAKEでも披露した『コキア』、アーティスト活動40周年記念シングル『Pegasus』、『10年前の今日のこと』のアルバムバージョンなどを収録。今もなお夢を追い続ける布袋寅泰のポジティブなメッセージにあふれた、現在進行形のロックが聴ける一枚。/¥6,600(初回生産限定盤/CD+フォトブックレット+グッズ)¥3,300(通常盤/CD) ユニバーサル ミュージック ※20thアルバム『Still Dreamin’』を携えた全国ツアー「HOTEI the LIVE 2022 “Still Dreamin’ Tour”」の開催が決定。5月7日(土)群馬・高崎芸術劇場よりスタート。ツアーは新作『Still Dreamin’』と40年のキャリアからの「Best選曲」を組み合わせた“夢満載”の内容が予定されています。

* * *

【布袋さん衣装】
スーツ¥522,500・シャツ¥127,600・チーフ¥33,000・ベルト¥99,000(ブルネロ クチネリ ジャパン〈ブルネロ クチネリ〉)

【協力社リスト】
ブルネロ クチネリ ジャパン:03-5276-8300

撮影/福本和洋 スタイリスト/井嶋一雄(Balance/布袋さん分)、久保コウヘイ(サッシャさん分) ヘア&メイク/原田 忠(資生堂/布袋さん分)、新地琢磨(Sui/サッシャさん分) 構成/宮田典子(HATSU)

Navigator:サッシャ

1976年、ドイツ・フランクフルト生まれ。10歳のときに日本に移住。日本語、ドイツ語、英語のトライリンガル。J-WAVE『STEP ONE』ナビゲーター、『ズームイン!! サタデー』『金曜ロードショー』(日本テレビ系)などにレギュラー出演するほか、各種スポーツ実況をはじめ、多方面で活躍中。

公式ウェブサイト
オフィシャルブログ
Twitter
Instagram

Today’s Access Ranking

ランキング

2024.11.22

編集部のおすすめ Recommended

Follow Us!

Oggiの公式SNSで最新情報をゲット!

メールマガジン登録はこちら

最新記事のお知らせ、イベント、読者企画、豪華プレゼントなどへの応募情報をお届けします。

Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
【消費税の価格表記について】 記事内の価格は基本的に総額(税込)表記です。2021年4月以前の記事に関しては税抜表記の場合もあります。

Feature

スマートフォンプレビュー

LINE公式アカウント 友だち募集中

働くすべての女性に向けて、
今すぐ役立つ「ファッション」「ビューティ」「ライフスタイル」
情報をお届けします。