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LIFESTYLE

2022.02.21

連載【働く私にMusik】やっぱり生で音楽を伝えたい! 夢は世界中のオーディエンスの前でギターを【DJ・サッシャがナビゲート! 布袋寅泰編 Vol.4】

J−WAVEの人気ナビゲーターとして活躍中のサッシャさんが旬のミュージシャンと対談する音楽連載。今回のゲストミュージシャンは布袋寅泰さん。数々の伝説を生み出し、ロック界のレジェントとして最前線を走り続けています。第4回は布袋さんがこの先に描いている夢と10 Questionsです!

ワールドツアーを目標に突き進みたい。だけど、まだそこで終わりたくない自分もいる

◆Guest Musician:布袋寅泰

ほてい・ともやす/1981年に伝説的ロックバンド「BOØWY」のギタリストとしてデビュー。その後、1988年にアルバム『GUITARHYTHM』でソロデビューを果たし、プロデューサー、作詞・作曲家として幅広く活躍。クエンティン・タランティーノ監督からのオファーで、『BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY(新・仁義なき戦いのテーマ)』が映画『KILL BILL』のテーマ曲となり、世界的な評価を得る。2012年よりイギリスへ移住し、4度のロンドン公演に成功。東京2020パラリンピック開会式では『TSUBASA』『HIKARI』の2曲を制作し、パフォーマンスを披露した。

ストリーミング配信が主流になってもライブの魅力は伝え続けていきたい

サッシャさん(以下、S):改めて、布袋さんのこの先の夢ってなんでしょう?

布袋さん(以下、H):そうですね、夢を追い続けることこそが夢だと思うんですけどね。結果を求めるだけじゃなく、夢を追い続けることを諦めてしまったら生きてく目的がなくなってしまう気がするし。とはいえ、自分自身への戒めというか、有言実行の証拠として何かひと言いうとしたら、やっぱりワールドツアーですね。

S:おお〜!

H:ワールドツアーをいつか成功させたい。コロナ禍が開けたら、日本も含めて、またライブハウスを回りたいですね。世界中のオーディエンスの前でギターを弾くというのが僕の夢なので。もし叶っちゃっても…いやいや、まだこれが最後じゃない(笑)。

S:次の夢も残しつつ(笑)。

H:〝プレ〟ワールドツアーって感じでね。叶えない、っていうのもいいんじゃないですかね(笑)。

S:いいですね〜。今はストリーミング配信の時代になって、音楽との距離がどんどん近づいてきているという感覚はありますか?

H:そうですね。ただストリーミングだけじゃ寂しいですよね、やっぱり。生のライブでやらないと伝わらないものがあるとは思います。

S:生のライブ体験には替えがたいものがありますね。世界に音楽が届きやすい、という意味では近づいているんだと思います。世界中のいろいろな言語の音楽が入ってきて、本当にいい時代だなと思うんです。

H:時代は変わってきていますね。コロナ禍が開けてもオンライン会議でいいんじゃないかとか、出社しなくていいんじゃないかとか、新しい仕組みに更新していくところもありそうですよね。

S:布袋さんが自分を更新し続けるように、社会全体も更新していけたらいいと思います。そのためにも、もっと働きやすくて、生きやすい環境を目指して、ひとりひとりが自分を更新し続けることが大切ですね。

H:とはいえ、人と会わないと話が弾まないですからね。テニスのラリーみたいに、面白い球が来るから面白い球が返せるわけで。逆にそこに立ち戻っていくこともありそう、メタバースの世界になってもね(笑)。人間である以上、そこは失われないと願いたいですけれどね。

S:そこは変わって欲しくないですね。いろいろ貴重なお話をありがとうございました。布袋さんの謙虚に夢と向き合う姿、そして飽くなき好奇心に感動しっぱなしでした!

H:これからも頑張ります(笑)!

布袋寅泰さんの素顔が見える10 Questions!

シャープでカッコいいギタリストとしての布袋さんのインタビューはお楽しみいただけましたでしょうか? ここからは、布袋さんの意外な一面を知ることができる一問一答です。クールな回答からほっこり(!?)した回答まで、ますますその魅力にハマってしまいそうな10 Questionsをお楽しみください♪

Q1. あなたにとって「働く」とは?

A. 心も体も鍛えるためのエクササイズ。錆びないためのエクササイズ。

Q2. ここ最近感動したことは?

A. デザイナーの菊池武夫先生から、還暦祝いに赤いベストもらったんです。しかもテーラードの。うれしかったですね〜。

Q3. 最後の晩餐、最後に一口食べるなら?

A. これはバニラアイスでしょ。え〜、絶対にバニラアイスでしょ(2回目)。最後の晩餐の最後でしょ、デザートだよ。そこでフォアグラじゃないでしょ(笑)。シャーべットでもいいいけど、最後の最後で酸っぱいのよりは甘いのがいいかな。

Q4. 元気が欲しい時に聴く音楽は?

A. ブルーノ・マーズの曲です。

Q5. あなたにとって贅沢とは?

A. 南の島で水着一丁になって、何も考えずに太陽の光を浴びることですかね。それ以外ないでしょう!

Q6. 生まれ変わったらどんな仕事に就きたいですか?

A. 花屋さんをやってみたい。花が好きなんですよ、僕。ロンドンの自宅では、朝起きると庭の花たちに「おはよう」って語りかけてます。

Q7. どうしても苦手なものは?

A. 絶対にゴキブリ!

Q8. 今行ってみたい場所はどこですか?

A. スペインのバスク地方にあるサン・セバスチャン。ピンチョスを食べ歩きたいですね〜。最近はレストランにも行けてないし、旅もしたいよね。

Q9. 気分を高めるためにすることは?

A. やっぱり音楽を聴きますね。自分のライブが始まる前はローリング・ストーンズの『Tattoo You』を聴いています。

Q10. 私以外に○○が得意なんです、の○○を教えてください。

A. 料理です。朝は卵料理をするんですが、最近はボイルドエッグが好き。あと、肉はステーキ店並みにこだわります。イギリスで生活をしていると、週末は父親が頑張ってBBQパターンが多くてね。だから、もう肉の声が聞こえるようになりました。焼き加減も時間まかせじゃなくて、色とか音も判断材料にします。もはや焼肉屋は肉を食べに行くところじゃなくて、肉を焼きに行くところ!

【Information】20枚目のオリジナル・アルバム『Still Dreamin’』が好評発売中!

2月1日、60歳の誕生日にリリースされた記念すべき20枚目のオリジナル・アルバム。アルバムのリード・トラック『Still Dreamin’』をはじめ、THE FIRST TAKEでも披露した『コキア』、アーティスト活動40周年記念シングル『Pegasus』、『10年前の今日のこと』のアルバムバージョンなどを収録。今もなお夢を追い続ける布袋寅泰のポジティブなメッセージにあふれた、現在進行形のロックが聴ける一枚。/¥6,600(初回生産限定盤/CD+フォトブックレット+グッズ)¥3,300(通常盤/CD) ユニバーサル ミュージック ※20thアルバム『Still Dreamin’』を携えた全国ツアー「HOTEI the LIVE 2022 “Still Dreamin’ Tour”」の開催が決定。5月7日(土)群馬・高崎芸術劇場よりスタート。ツアーは新作『Still Dreamin’』と40年のキャリアからの「Best選曲」を組み合わせた“夢満載”の内容が予定されています。

* * *

【布袋さん衣装】
スーツ¥522,500・シャツ¥127,600・チーフ¥33,000・ベルト¥99,000(ブルネロ クチネリ ジャパン〈ブルネロ クチネリ〉)

【協力社リスト】
ブルネロ クチネリ ジャパン:03-5276-8300

撮影/福本和洋 スタイリスト/井嶋一雄(Balance/布袋さん分)、久保コウヘイ(サッシャさん分) ヘア&メイク/原田 忠(資生堂/布袋さん分)、新地琢磨(Sui/サッシャさん分) 構成/宮田典子(HATSU)

Navigator:サッシャ

1976年、ドイツ・フランクフルト生まれ。10歳のときに日本に移住。日本語、ドイツ語、英語のトライリンガル。J-WAVE『STEP ONE』ナビゲーター、『ズームイン!! サタデー』『金曜ロードショー』(日本テレビ系)などにレギュラー出演するほか、各種スポーツ実況をはじめ、多方面で活躍中。

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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