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LIFESTYLE

2022.02.19

連載【働く私にMusik】30代は不安をドキドキ、ワクワクに変えるエネルギーがある! 失敗したっていい【DJ・サッシャがナビゲート! 布袋寅泰編 Vol.2】

J−WAVEの人気ナビゲーターとして活躍中のサッシャさんが旬のミュージシャンと対談する音楽連載。今回のゲストミュージシャンは布袋寅泰さん。数々の伝説を生み出し、ロック界のレジェントとして最前線を走り続けています。第2回は自身の活動を振り返っていただきました。

今の地位に満足しないで、いつまでも謙虚に夢と向き合う背中を見せたい

◆Guest Musician:布袋寅泰

ほてい・ともやす/1981年に伝説的ロックバンド「BOØWY」のギタリストとしてデビュー。その後、1988年にアルバム『GUITARHYTHM』でソロデビューを果たし、プロデューサー、作詞・作曲家として幅広く活躍。クエンティン・タランティーノ監督からのオファーで、『BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY(新・仁義なき戦いのテーマ)』が映画『KILL BILL』のテーマ曲となり、世界的な評価を得る。2012年よりイギリスへ移住し、4度のロンドン公演に成功。東京2020パラリンピック開会式では『TSUBASA』『HIKARI』の2曲を制作し、パフォーマンスを披露した。

不安すら期待に変えるエネルギーを秘めているのが30代。経験やチャレンジを恐れないで!

サッシャさん(以下、S):40周年の活動を振り返られて、「BOØWY」から離れるときやソロとして歩み始めたころは、希望に満ちていたのでしょうか? それとも不安の中にいたのでしょうか? 30代のOggi読者にとっても、キャリアや人生において転換期に差しかかることの多い世代です。布袋さんの当時の心境をお聞かせください。

布袋さん(以下、H):不安はもちろんありましたが、その不安すらドキドキ、ワクワクした期待に変えるエネルギーが30代にはあると思います。その向こうに何があるかわからない扉を開ける勇気があるし、男女問わずに失敗していい時期。あまり答えに急ぎすぎないで、経験やチャレンジを重ねていけば必ず先に繋がっていきますよ。

僕の20代、30代はそうゆう信念があったし、遊び心っていうものを楽しみました。こう言うとカッコよく聞こえるかもしれないけれど、確実な道ではなく、あえて茨の道を選び続けたことで、自分だけの1本の線を描けたような気がします。自分を信じるって勇気が必要かもしれませんが、心配しないで。「Don’t be afraid」ですよね。まだまだストーリーは続きますから。30代は、まだその入り口に立っているところだと思うので楽しんで欲しいな。

娘が今年ちょうど20歳で、昨年大学に入学して寮生活が始まったのですが、眩しいですよ! ジェンダーのことや環境問題については、僕ら大人って言葉だけで深刻に語るだけのところがある。でも彼ら彼女たちは、それをリアルに感じながら問題を変えようとしていますからね。僕ら以上に積極的だし、若い世代が未来をつくってくれているんだっていうワクワク感がある。僕たち大人はそれをサポートして、彼らが冒険できる社会に整えていかなきゃという風にも思いますね。

S:娘さんにはどのようなことを伝えたいですか?

H:言葉では何も言わないですね。僕自身、若いころは大人の言うことなんて聞かなかったですし(笑)。ただ、言葉以上に背中を見せていきたいというか、生き様のようなものは必ず伝わっていくと思うのでね。特にこの10年間は、イギリスでリスタートした期間でした。『キル・ビル』のテーマ曲をつくった布袋っていう、金の名刺のようなものはありましたが、向こうではまったくの無名です。それでレコード契約が取れるわけでもないし、コンサートが満杯になるわけでもない。コツコツと自分の道を切り開こうとする姿を、家族はずっと見てくれていました。フレッシュに何かに向かっていく大切さを、娘もきっと感じてくれていたと思うんですよね。

S:海外に拠点を移してゼロからスタートという決断は、なかなかできることではないと思います。

H:50歳でしたが、自分としてはまだギリギリやれるっていうタイミングだったかな。

S:今の地位に満足しないで、いつまでも謙虚に夢と向き合う姿勢が素敵です! 仕事でキャリアアップを目指す人の励みにもなると思います。でも、正直、周囲からの反対はなかったですか?

H:世界に挑戦したいから海外に移りたいんだって言ったら、娘からは「パパだけ行けばいいじゃない」って言われましたよ(笑)。

S:(爆笑)。それでもブレずに夢を追いかける布袋さんがカッコいいです!

Oggi世代には多様性を存分に享受してほしい。ただ一方で、個性が浮き立ちにくい一面もある

S:今までのキャリアを拝見していくと、一貫して布袋さんのスタイルが感じられます。ご自身の中でセルフプロデュースのような意識はあったのでしょうか?

H:自分の40年を振り返る機会なんてなかなかなかったけど、今回のドキュメンタリー映画を改めて観ると、自分なりの美意識というものは必ずあったと思います。荒々しい音楽であっても、どこかにエレガンスさも感じられるような。そういうサウンドの中のきらめきや透き通った気持ちというのは、やっぱり音として表れますからね。そこはずっと追い求めてきたつもりだし、絶対に失いたくないですね。

S:布袋さんのギターには色気がありますよね。その色気というのは、布袋さんご自身から匂い立つのはもちろん、サウンドからも感じられました。

H:デビットボウイやロキシーミュージック、ローリングストーンズとか、自分が憧れたミュージシャン、ロックスターたちっていうのは常にアバンギャルドでチャレンジングでした。それゆえにセクシーで、エレガントで、ジェントルマン。そういう彼らの美学に対する憧れがあるからでしょうか。今や亡くなった方もいるし、生きた恐竜のような方もいてね(笑)。昔だったら、すっかりおじいさんの年齢ですよ。でも、そういう人たちが今もなお雄叫びをあげて、楽しそうにステージで踊っているんですよね。

S:昔は、ロックといえば若い人たちだけのものだったけれど、それを海外のミュージシャンや日本では布袋さんたちがロックスターでい続けてくれたお陰で、ロックの許容範囲がどんどん広くなっていった気がします。年齢や常識にとらわれる必要はなくて、一生好きなものを突き詰めていいという。

H:人と同じものはやらない、アウトサイダーでいることがロックの基本のキなんですよね。

S:Oggi読者にとっても、年を重ねることは楽しいことなんだと思えるだろうし、勇気をもらえるはずです。

H:そうだといいね。ブラックジーンズとブラックTシャツを着て、ブラックブーツを履いたらロックなのかってそうじゃない。僕みたいに、スーツを着ているロックもいるわけで、スタイルじゃないんですよね。それこそ多様性の時代なわけだから、もっと個性的なものがあふれていくといいなと思う。ただ、デジタルが普及して色々なものが瞬時に届くようになって、クリエイトの現場でも今まで以上に可能性が広がっている。

だけれど、むしろ逆に個性が浮立ちにくい一面もあって。僕の場合、ギターという道具は同じ音は出ないものです。フレーズや発想はコピーできても、その人にしか出せない音色は必ずある。僕の場合は、ギターがあるからこそ自分らしくやれているんだなと感じます。

<Vol.3へ続きます>

【Information】20枚目のオリジナル・アルバム『Still Dreamin’』が好評発売中!

2月1日、60歳の誕生日にリリースされた記念すべき20枚目のオリジナル・アルバム。アルバムのリード・トラック『Still Dreamin’』をはじめ、THE FIRST TAKEでも披露した『コキア』、アーティスト活動40周年記念シングル『Pegasus』、『10年前の今日のこと』のアルバムバージョンなどを収録。今もなお夢を追い続ける布袋寅泰のポジティブなメッセージにあふれた、現在進行形のロックが聴ける一枚。/¥6,600(初回生産限定盤/CD+フォトブックレット+グッズ)¥3,300(通常盤/CD) ユニバーサル ミュージック ※20thアルバム『Still Dreamin’』を携えた全国ツアー「HOTEI the LIVE 2022 “Still Dreamin’ Tour”」の開催が決定。5月7日(土)群馬・高崎芸術劇場よりスタート。ツアーは新作『Still Dreamin’』と40年のキャリアからの「Best選曲」を組み合わせた“夢満載”の内容が予定されています。

* * *

【布袋さん衣装】
スーツ¥522,500・シャツ¥127,600・チーフ¥33,000・ベルト¥99,000(ブルネロ クチネリ ジャパン〈ブルネロ クチネリ〉)

【協力社リスト】
ブルネロ クチネリ ジャパン:03−5276−8300

撮影/福本和洋 スタイリスト/井嶋一雄(Balance/布袋さん分)、久保コウヘイ(サッシャさん分) ヘア&メイク/原田 忠(資生堂/布袋さん分)、新地琢磨(Sui/サッシャさん分) 構成/宮田典子(HATSU)

Navigator:サッシャ

1976年、ドイツ・フランクフルト生まれ。10歳のときに日本に移住。日本語、ドイツ語、英語のトライリンガル。J-WAVE『STEP ONE』ナビゲーター、『ズームイン!! サタデー』『金曜ロードショー』(日本テレビ系)などにレギュラー出演するほか、各種スポーツ実況をはじめ、多方面で活躍中。

公式ウェブサイト
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