この花は何の野菜? ヒントは根菜のひとつです!
体を温める野菜と言われる、根菜。大根、にんじんなどがありますが、みなさんは何を思い浮かべますか?
今回ピックアップする食材は、そんな根菜の野菜です。この花は何の野菜か知っていますか?
正解は、「ゴボウ」です!
正解は、ゴボウの花でした! ゴボウを思い浮かべても、こんな花を咲かせるとは驚きですね。漢字で「牛蒡」と書き、科名はキク科の野菜です。
関東を中心に栽培されている細長いゴボウは晩秋から冬に旬を迎え、夏には前者と比べて太めの新ゴボウが収穫されます。収穫量は青森県が日本一で、茨城県、北海道と続きます。
◆ゴボウの歴史
ゴボウの原産地は、ユーラシア大陸北部、ヨーロッパ、中国といわれ、薬用として使用されていました。日本には、10世紀以前に中国から伝来。日本でもはじめは主として薬用に使われていたようですが、平安中期には、野菜としても食べられていたと歴史書で書かれています。
ちなみに、日常でゴボウを食べるのは、日本と韓国など一部の国だけなのだそう。レシピの数は日本が圧倒的に多いのだとか。中国の漢方薬として使われています。
◆ゴボウの栄養
ゴボウは、冒頭の話にもあった、体を温める食材のひとつ。理由は、水分少なく、ビタミンC・Eや鉄などのミネラルを多く含んでいると考えられているから。
また、ゴボウは食物繊維が豊富で、野菜の中ではトップクラス。便秘解消、動脈硬化などの予防に良く、抗酸化作用のある、ポリフェノールもたくさん含まれています。
◆ゴボウの選び方
ゴボウの香りと旨みは皮付近にあるので、スーパーでは風味も鮮度も保ちやすい泥付きを選ぶと◎。ひげ根にも注目し、少なくて太さが揃っているもの。ひび割れをおこしてないものが良いでしょう。
泥付きの場合は、新聞紙に包んで冷暗所で保存しましょう。
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日本人が多く食べるゴボウ。イメージしやすい料理はやはり、きんぴらごぼうでしょうか。牛肉とゴボウのしぐれ煮も美味しいですね。旬の時期は栄養も豊富なので、見逃さず、食べていきましょう!
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