小さくてかわいいものがたくさん♪ 古道具屋さん×カフェ
1泊2日の奈良旅行、前回は「特急ひのとり」に乗って、今井町でランチまで楽しんだ様子をお届けしました♪
前回記事▶︎「特急ひのとり」に乗って日本国始まりの地【橿原】へ! 1泊2日パワースポットめぐり♪
ランチの後に訪れたのはカフェ。大阪から今井町に移住し、古民家を改装した古道具屋さんとカフェを営む「笑夢空 em.sky(エム・スカイ)」にお邪魔しました。細々とした、レトロでお洒落な雑貨がたくさん。なんといってもお店の雰囲気が素敵です。
静かでゆったり、ほっとするような空間に、所狭しと雑貨が並んでいます。
素敵な古道具は全てオーナーの方が骨董市に行ったりDead Stockを仕入れたりしてひとつずつ買い集めたもの。元々古道具が好きで古道具屋さんをやりたいと思っていて、2年半前に大阪から移住して作ったのがこちらのお店なのだそう。
最初は古道具屋さんだけだったけれど、喫茶も始めて今は毎日日替わりのおやつと美味しいコーヒーがいただけます。おやつは基本的に米粉を使ったスイーツ。無農薬で身体に優しいおやつを。というメニューを考えているそうです。
この日のおやつは、シフォンケーキに手作りのアイスを盛り付けていちごをトッピングしたパフェ。米粉のふわふわなシフォンケーキなので一見特大パフェに見えますが、ペロリと食べてしまいました! 全てイチから手作りした、優しい味わいです。
そして何よりもこの席! カフェに併設された畳のスペースで、靴を脱いで火鉢で温まりながらほっこり…♡ 外の景色は江戸時代のような今井の街並み。静かな夕暮れ時に、優しい味のスイーツと美味しいコーヒーを頂きながら、ゆったりとした時間を過ごす事ができてとっても贅沢でした。
蔵に泊まれる! 農家のオーベルジュで飛鳥鍋を堪能
夜の今井町はさらにしっとりとした魅力があって素敵。そんな街並みを歩いて、ディナーは「農家のオーベルジュ こもれび」で頂きました。農家のオーベルジュという名の通り農家さんが経営していて、旬のお野菜を使った美味しいお料理を提供してくれます。
オーベルジュとは?
オーベルジュとは宿泊も食事もできる場所。となるとホテルとの違いは? と思い気になって調べてみました。ホテルは宿泊施設がメインで、そこにレストランが併設されているものですが、オーベルジュは「郊外でシェフがその土地の食材を使って腕を振るう宿泊施設を備えたレストラン」というのが定義だそう。従って、レストランがメイン。
「こもれび」さんは、宿泊できるのは1日1組だけのようです。でも、その泊まる場所というのがなんとも魅力的! 蔵の中に泊まる事ができるのです!
元々蔵だったところを宿泊用に中を改装。
中は2階建てになっていて、1階がダイニング。食事をこちらに運んで頂いて、プライベートな空間でしっぽり。とても素敵です!
夜は2階部分にお布団を敷いて眠るスタイル。なんだか秘密基地に泊まるみたいでワクワクします。素敵なホテルも良いですが、特別なお泊り感がすごい…♡ 奥の壁に飾ってある絵も素敵でした。
私は今回お食事だけだったので、母屋の広間で飛鳥鍋を頂きました。祖父母の家のような広々としたお座敷や、テーブル席などどの席も控えめな明かりでゆったりと寛げそうでした。地元のお野菜をたっぷり使ったお鍋がとっても美味しい♡ そして、この日はいのししの(ジビエ)も…!
こちらは前菜のプレート。新鮮なお野菜が繊細に味付られていて、どれもとっても美味しかったです。
飛鳥鍋。最後の仕上げに牛乳を入れるというびっくりなお鍋なのですが、クリーミーでとっても美味しかったです。いのししも新鮮だからか全然臭みが無く、とても美味でした♡
奈良橿原の1泊2日旅、1日目は歴史がそのまま残る街、今井町でタイムスリップをしたような時間を過ごしました。全て今井町の中のスポットなので、電車に乗ってあっちこっち! とバタバタ盛りだくさんな工程というよりは、街を散策しながらゆったりと楽しむという感じ。それがとっても今の気分というか大人旅という感じで気に入りました(^^)
オッジェンヌ 大枝千鶴
2015年からOggi読者モデル「オッジェンヌ」として活動。営業職という仕事柄、通勤服は好感度が最重要事項。最先端のIT企業で働きながらも歌舞伎と着物が大好きという古風な34歳。一級きもの講師。Instagramアカウントはこちら:@chizuruoeda