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LIFESTYLE

2021.10.30

連載【働く私にMusik】ナオトが30代で得た気づき! そして4度目のデビューのため再び世界へ【DJ・サッシャがナビゲート! ナオト・インティライミ編 Vol.3】

J−WAVEの人気ナビゲーターとして活躍中のサッシャさんが旬のミュージシャンと対談する音楽連載。終始、笑いの絶えない対談となったゲストミュージシャンはナオト・インティライミさん。人並外れた行動力でチャンスをつかんできたナオトさんの人生哲学を4回にわたってお届け! 第3回は、現場に甘んじずさらなる高みを目指すナオトさんを突き動かすものについて。

音楽活動が軌道に乗り始めた30代、そしてさらなる高みを目指すナオトさんの行動力の源とは?

◆Guest Musician:ナオト・インティライミ

なおと・いんてぃらいみ/ソロ活動を続ける中で、’09年にコーラス&ギターでMr.Childrenのツアーサポートメンバーに抜擢され、2010年にシングル『カーニバる?』でメジャーデビュー。’12年、NHK紅白歌合戦に初出場。’17年に再び原点回帰の旅に出て、帰国後は音楽活動のほか俳優業にも挑戦。’19年には世界三大レーベルのひとつ「ユニバーサルミュージック ラテン」から〝Naoto〟名義で世界デビューを果たす。今年、デビュー10周年記念のベストアルバムをリリースし全国ツアーも開催中。

世界中を旅したことで研ぎ澄まされた感性、そして経験を積んだことで成熟度が増した30代

S:3度目のデビューから10年! ついに形になりましたね!

N:去年、コロナで10周年イベントを延期したから、正確には11年目の10周年ですけど(笑)。

S:何が違ったんですか、過去の2回のデビューとは?

N:3つ言えることがあります。まずひとつ目は大前提として、自分の力だけではなくて、ありがたい環境に身をおけたことがあります。

ふたつ目は、世界中を旅した経験によって自分の音楽性がいよいよ研ぎ澄まされたこと。これまでファンクとかクラブミュージックとか、いろいろな音楽に触れてきましたが、J-POPで何か新しいアプローチをやろうってなったときに、あるものを寄せ集めるのではなくて、引き算ができるようになった。結果、もっとしつこく、もっとコアに作品を突き詰めることができて、洗練されていった感じです。

3つ目は人間的な成熟というか。30歳になっていましたから、勘違いがなくなりましたよね。

S:20代と30代の違いはそこですか?

N:圧倒的に違います! もし20代で同じ景色や同じ経験を味わっていたら、絶対に勘違いしていたと思います。30代になるころには、自分が仕事をいただけるのは、スタッフがいろんなところに足を運んで頭を下げて、そしてようやくひとつの仕事が成立するということが理解できるようになりました。だからこそ仕事の大小なんて関係なく、すべてがものすごくありがたいって思います。

これは30代になったからこそわかった気づき。支えてくれたスタッフはもちろん、こうして取材で出会ったすべての関係者の皆さん、それからファンの皆さんに対する感謝を伝える10周年でありたいなって思います。

S:さらにナオトさんがすごいのは、ここまで苦労して築き上げた環境に甘んじないで、’19年に「Naoto」として、世界デビューを果たしたこと! 奇しくもコロナ禍の直前でしたが、ある意味、今あるもの全部かなぐり捨てて再び裸一貫で太平洋を渡ったじゃないですか。その原動力ってなんでしょうか。

N:ちょうど40歳でしたね。「ワールドツアーをしたい、いつか世界で音楽を奏でたい」というのが、昔からの夢でした。さっき話したとおり、日本で活動できていることは、とんでもなくありがたいことです。でも「オレはまだまだこんなもんじゃない!」って、自分を奮い立たせてきたところもあって。どこかのタイミングで勝負をかけたかったんです。それで再びギター1本で旅に出ました。

S:言ってみれば4回目のデビュー! 記念すべきデビュー曲『El Japonés』はどういう経緯で生まれたのですか?

N:紹介していただいたトラックメーカーと現地でつくった楽曲なんですが、それをジョーイ・モンタナが気に入ってくれて、フィーチャリングが叶いました。

S:ジョーイ・モンタナって、YouTubeで再生回数13億回しているラテン界のスターですよね!

N:彼のマネージャーが「ユニバーサル ラテン」の社長に会わせてくれたんですけれど、そのときに音だけ聴いてもらうのでは説得力がないから、自腹でつくっておいたミュージックビデオを持参しておいたんです。これも大きかった。

S:こんなこともあろうかと!? こんなに事前準備できる人なかなかいないですよ!

N:自腹のミュージックビデオ制作のコストは高かったけど、先行投資と思って。でも、結局それが世界デビューに繋がりました。これからって時に、コロナの影響で緊急帰国になってしまったのは残念でした。ようやく始まったところだったのにという悔しさはあるけれど、もしあの後2、3曲スムーズにリリースできていたら、うまくいかなかったはずと思うようにしました。自分にはまだ足りないところがあったんだと。

S:「今後、何をしていくべきか」っていう方向への気持ちの切り替え。仕事でうまくいかないときも、そうできるといいですね。守りに入りすぎず、自己投資を惜しまなかったことが結果に結びついているところも、読者のみなさんにとって刺激になるかなと思います。

<Vol.4へ続きます>

【Information】10周年記念ベストアルバム『The Best – 10th Anniversary-』が好評発売中!

1年越しとなったメジャー・デビュー10周年を記念したベスト盤。『タカラモノ~この声がなくなるまで~』『いつかきっと』などのヒット曲を収録した「BEST」と、ライヴ定番曲や隠れた名曲などを収録した「MUST」の2枚組。/¥3,520(通常盤)、¥13,970(初回限定ファンクラブ盤) ユニバーサルシグマ

【ナオト・インティライミさん】すべてスタイリスト私物

【サッシャさん】ジャケット¥264,000・パンツ¥27,500(イザイア ナポリ 東京ミッドタウン〈イザイア〉) その他/スタイリスト私物

撮影/高木亜麗 スタイリスト/三島和也(Tatanca/ナオトさん分)、久保コウヘイ(サッシャさん分) ヘア&メイク/高桑里圭(ナオトさん分)、渋谷謙太郎(SUNVALLEY/サッシャさん分) 構成/宮田典子(HATSU)

Navigator:サッシャ

1976年、ドイツ・フランクフルト生まれ。10歳のときに日本に移住。日本語、ドイツ語、英語のトライリンガル。J-WAVE『STEP ONE』ナビゲーター、『ズームイン!! サタデー』『金曜ロードショー』(日本テレビ系)などにレギュラー出演するほか、各種スポーツ実況をはじめ、多方面で活躍中。

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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