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LIFESTYLE

2021.09.19

【写真多め】俳優・杉野遥亮「役者を辞めるつもりでした…」コロナ禍で取り戻した想いと木村拓哉の存在

映画やドラマに引っ張りだこの俳優・杉野遥亮さん。今回人気漫画のドラマ化で、素朴で純粋な弟役を演じている。本ドラマへの想いはもちろん、役者への並々ならぬ情熱や、自身の本当の〝弟〟についてなどプライベートなお話までとことん聞いてきました!

存在感が増すばかりの人気俳優・杉野遥亮さんに密着インタビュー♡

雑誌『anan』で長期連載中の人気漫画『僕の姉ちゃん』(益田ミリ)を実写化したドラマが、9月24日(金)からAmazon Prime Videoにて全話一挙配信、また2022年にはテレビ東京で放送されます。本作では、ユーモラスで辛辣な30歳の姉・白井ちはる(黒木 華)と暮らす、真っ直ぐに生きる社会人1年目の弟・白井順平を演じている杉野遥亮さん。

映画『東京リベンジャーズ』やドラマ『直ちゃんは小学三年生』などで、たしかな存在感を示している彼に、今回のドラマの見どころと、コロナ禍を経て変化したという自身の仕事論について語っていただきました。

実は… つい最近まで“役者を辞める!”という選択肢があった

――今回演じられるのは、30歳の姉とひとつ屋根の下で暮らす順平。杉野さんから見た順平はどんな青年ですか?

「仕事に対しても恋愛に対してもピュアで、20代前半ならではの悩み“自分らしいってなんだろう?”と模索しながらも、絶対に逃げることはしない、めちゃくちゃ魅力的な人だなって思いました。人としての軸はまだ確立していないけれど、自分にもそんな時期があったな~、わかるわかる、と共感しながら演じていました」

――杉野さんにもそんな時期があったんですね。具体的にはいつごろですか?

「コロナ禍に入る前ですね。それまでは、自分でもよくわからずに来る仕事を、ただ〝こなしていた〟という感覚に近かったと思います。忙しいというのもあったけど、ふと“なんでこの仕事をしているんだろう?”と思ったときもあったし、人に合わせ過ぎてどんどん自分が無くなっていっている感じもありました。他人が言ったことに納得できていないのに“ハイ”って返事したり、いいことも悪いこともスポンジのように吸い取っていたなと思います」

――そんなところが、今回演じた順平と重なった?

「そうですね。でも順平の場合、そんな素直なところや純粋なところが武器だなとも思うんです。昔の自分を見ているようで、すごく愛おしいキャラクターだなと思いながら愛着をもって演じることができました」

――そんなスポンジのようだった杉野さんが変わるターニングポイントは、いつだったのでしょう?

「コロナ禍による自粛期間です。あの時間があったから、立ち止まって考えて、今の自分があると思っています。もともとこの仕事を始めたのも“キラキラしていて楽しそう!”という気持ちで、オーディションを受けてグランプリをいただいたから。“モデルや俳優の仕事がしたい”というよりも、いろんな方に会えて毎日が刺激的で… というのが当時の原動力だったんです。

だからこそ先ほども言ったように、なんで自分がこの仕事をしているのか分からなくなってしまったんです。“流されてるな~自分”と感じていたときだったので、じっくり考える時間ができたのは大きかったですね。

正直、もう俳優辞めるか! とかも考えたんです。けれどいろいろと考えた結果、自分のためではなく、ファンの方や家族や友達など応援して支えてくれる人たちのために続けたいなって。それからですね、演じることが楽しくなってきたのは。今回の作品も初共演の黒木 華さんはじめ、みんなで“ああでもない、こうでもない”と言いながら作り上げるのは楽しかったです」

木村拓哉は“お兄ちゃん”のような存在! 元気もらいたいときに連絡しちゃうんです

――ターニングポイントを経て、役者として生きていくことを選択した杉野さんが今後目指していきたい大人像は?

「かっこいい大人になりたいです。かっこいいというのは嘘をつかない、誠実で熱い人。少年のような無邪気で素直、というのは削らずに生きていきたいです。自分が父親になったときに、子供に“僕の父ちゃんカッコイイ!”って言ってもらいたいんです。

尊敬するのは木村拓哉さん。守るべきものは守ってくれて、背負うべきものは背負ってくれて、でもチャーミングさも持ち合わせていて。誰かに気を遣ってなにかを言わない、とかがなくて、とにかく真っ直ぐなんです。かっこいいですね」

――今回はアラサー女子の弟役での出演ですが、杉野さんには弟さんがいらっしゃいますね。兄弟仲はいいほうですか?

「ちょっと前までめちゃくちゃ悪かったんですよ。ことあるごとに“なめんな!”から始まって(笑)。リビングで弟がテレビを見ているだけでも腹が立ってましたね。リモコンの取り合いとかしちゃったりして。

でも、最近は少しずつ素直に話せるようになってきたなとは思います。特別連絡は取らないけれど、会ったらたわいもない話はしますし、頑張ってほしいな、と。純粋に応援しています」

――お仕事で弟みたいに可愛がっている人や兄のように慕っている人はいますか?

「弟のようにかわいがっている人は… いないです。ただ、お兄ちゃんのように頼りにしているのは、それこそ木村拓哉さん。先日初舞台を経験したのですが、その前には連絡させてもらいました。それは演技のことでの相談とかではなくて、ちょっと誰かに元気をもらいたくなって。なんか連絡したくなっちゃうんですよね」

――「僕の姉ちゃん」第1話では、姉の千春が女性のあざとさについて語っていましたが、杉野さん自身「あざとい」は見抜けるタイプですか?

「わかります!“あざとい”というか、心がココにないなっていうのは感じるほうだと思います。自分の本心で生きてない人とかすごく気になっちゃう。だからこそ、自分らしく生きている人が素敵だなって思います。思ったことは言う、素直な人が僕は好きです」

――Oggiはちはるのように、かっこよく働く女性をターゲットにしています。もしアラサーのお姉さんと同居することになったら、杉野さんは仕事帰りのお姉さんをどうやって労わりますか?

「“お疲れ!”って、言って終わりかも(笑)。でも話を聞くのは好きなので、ちはるのように話してくれれば、なんでも聞きます。特段“何かあった?”とかは聞かないですけど、いい話相手にはなれると思います」

――では、最後にドラマを楽しみにしている方に向けてメッセージをお願いします!

「回を重ねるごとに姉ちゃんと順平の話す時間が増えて関係がより深まっていくので、ほっと心が和んでもらえる作品になっていると思います。と、同時に姉ちゃんの発言の本質について考えるのもおもしろいかもしれません。エンタメらしい元気をお届けできる作品になったと思いますので、ぜひご覧ください!」

『僕の姉ちゃん』Amazon Prime Videoにて2021年9月24日より全話一挙先行配信

©テレビ東京

姉ちゃんと話してみた、恋と人生のホンネ。
ユーモラスで辛辣な姉・白井ちはる(黒木華)と、姉に翻弄されるが素直に話を聞いてくれる弟・白井順平(杉野遥亮)は、両親不在のつかの間、二人暮らしをしている。仕事を終え帰宅した部屋で、お酒を飲み、それぞれ好きなものを食べながら、恋・仕事・趣味・人生にまつわる会話を繰り広げる。姉弟だからこそのぶっちゃけトークで炸裂する“姉ちゃんの本音”は、一見ひねくれていて意地悪なように聞こえるが、実はしごく真っ当で、順平は妙に納得してしまう。

【放送】2022年テレビ東京にて放送予定【出演】黒木華、杉野遥亮 ほか【原作】益田ミリ「僕の姉ちゃん」シリーズ(マガジンハウス刊)【監督・脚本】吉田善子【脚本】清水匡 高田亮【プロデューサー】江川智(テレビ東京) 小澤祐治(ギークピクチュアズ) 大塚健二(ギークサイト)【制作協力】ギークピクチュアズ/ギークサイト【製作著作】テレビ東京

俳優・杉野遥亮
すぎの・ようすけ/1995年9月18日生まれ、千葉県出身。2015年にFINEBOYS専属モデルオーディションでグランプリを獲得。出演作に映画「東京リベンジャーズ」、10月6日スタートのドラマ「恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜」などがある。

コート¥140,360・ポロニット¥43,120・パンツ¥46,310(ヒラオインク〈ナヌーシュカ〉) シューズ¥116,600(ジージーアール ジャパン〈ジャンヴィト ロッシ〉)

【問い合わせ先】
ヒラオインク 03-5771-8809
ジージーアール ジャパン 03-3403-5564

●この特集で使用した商品の価格はすべて、税込価格です。

撮影/田形千紘 スタイリスト/伊藤省吾 ヘア&メイク/後藤泰(OLTA) 構成/大椙麻未

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
【消費税の価格表記について】 記事内の価格は基本的に総額(税込)表記です。2021年4月以前の記事に関しては税抜表記の場合もあります。

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