大石真理子さんってどんな人?
今回ご紹介するのは、東京のターミナル・池袋駅から1駅の要町で、築70年の古民家を改装して営業する弁当店「アホウドリ」の代表・大石真理子さん。
SNSにアップされる弁当の写真とどこか懐かしい家庭の味が雑誌やCMの撮影現場で話題を集め、多い日には1日200食以上の注文が入る。
「鰆の西京漬弁当」や「牛肉のしぐれ煮弁当」など全部で7種類ある弁当の中で、看板メニューは「アホウドリの丸わっぱ弁当」。
どの弁当も野菜を中心に10種類以上のおかずが詰まった具たくさんで、弁当を食べ慣れた撮影現場では「開けたときにすごいキレイ。テンションが上がる」「ごはんとのバランスが最高」と、見た目だけでなく味の評価も高い。
ーー弁当店「アホウドリ」の代表になった理由は…?
大阪出身の彼女は大学卒業後、東京の大手広告制作会社に就職。入社3年目の2011年に起きた東日本大震災を機に会社を辞め、疲弊したまま大阪の実家に戻ったが、「1ヶ月ゴロゴロして、オカンのご飯を食べていたらやる気に満ち溢れた」ことで食の大切さに気付いたという。
これが飲食業界に進むきっかけとなり、東京でカフェの店長を経て2017年に「アホウドリ」をオープン。さらに3年前からは弁当店だけでなく社員食堂などの運営も始めた。
大石真理子さんの「7つのルール」
さて、そんな彼女が「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」とは…?
■1. 弁当箱をワンルームと考える
弁当箱は区切らず、ワンルームにおかずを重ね合わせるのが彼女流。味が混ざることで、かえっておいしくなるという考えから。
■2. 弁当には1品カレー味を入れる
弁当には、必ず1品はカレー味のおかずを入れるのがこだわり。カレーを食べたときのような満足感を出すための工夫。
■3. スタッフはパラレルワーカーを雇う
スタッフはあえて、別の仕事もしているパラレルワーカーを採用。他にはない武器をもつ仲間と、他にはない弁当を作る。
■4. 映画はエンドロールまで観る
映画は決まってエンドロールまで観るという彼女。どんな小さな役割であれ、何かしらに貢献しているということを忘れない。
■5. 新メニューは1回絵に描く
新しいメニューを考える際、まずは一度絵を描く。自分自身もイメージが湧きやすいし、他のメンバーとも共有しやすいから。
■6. 開店時間にオリジナル社歌をかける
開店時間には、オリジナルの社歌をかけるのがルール。友人の歌手にアホウドリのイメージを伝えてつくってもらったのだとか。
■7. 地域No.1のバイト先を目指す
彼女が目指すのは、誰一人辞めず、バイトでもずっと続けられる居場所。みんなの、そして自分の居場所を守るために、誰もが誇れる職場をつくっていきたいという。
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次回の「7ルール」の放送は、7月13日(火)よる11時00分〜。主人公は、コロナから日常を取り戻しつつあるアメリカ・ニューヨークの人気デザートバー「ChikaLicious(チカリシャス)」オーナーパティシエの千加・ティルマンさん。
コロナ禍を夫婦で乗り越え、デザートで革命を起こし続ける彼女のルールとは…?
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