柴田ケイコさんってどんな人?
今回ご紹介するのは、発売からわずか1年で累計30万部の大ヒットとなった『パンどろぼう』シリーズの絵本作家・柴田ケイコさん。
「正統派な顔が嫌い」な彼女が描く、お茶目で憎めないパンどろぼうのユーモア溢れる物語は、昨年「第1回TSUTAYAえほん大賞」で第1位を受賞。
「50年後も語り継ぎたい作品」と称えられ、読み聞かせする親や保育士、書店員の間でも大きな反響を呼んでいる。
ーー絵本作家になった理由とは…?
豊かな自然に囲まれた高知県春野町で夫と2人の息子と暮らす彼女。
奈良芸術短期大学でビジュアルデザインを学び、フリーのイラストレーターとして広告や出版のおしゃれなイラストを手掛けてきたが、子どもが生まれて作風が変わった。
かわいいものに目がいき、動物を描くようになって個性が際立ち、周囲の評判は「おしゃれ」から「おもしろい」に変化。次第に遠い世界だと思っていた絵本作家への意欲が生まれてきたという。
そして、息子へのある思いを込めて、着想から8年かけてデビュー作『めがねこ』を書き上げた。夢だった絵本作家になった彼女は、5年間に15作もの絵本を世に送り出している。
柴田ケイコさんの「7つのルール」
さて、そんな彼女が「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」とは…?
■1. 色を塗るときは落語を聴く
色を塗るときは、大好きな落語を聴きながら行うのが彼女のスタイル。自分が楽しい気持ちで描いた絵本のほうが、子どもたちも楽しんでくれると思うから。
■2. オイルパステルは雑に置く
彼女の絵本の画材に欠かせない「オイルパステル」は、あえて重なり合うように雑に置く。違う色同士が重なり合ってついた汚れが味になるのだとか。
■3. 夜は炭水化物を抜く
夜ごはんは、基本的に炭水化物を抜くのがルール。パンが好きだから、翌朝のパンをよりおいしく食べるため。
■4. 休みの日は本屋に行く
彼女が休日に決まって訪れるのが、書店。自分の絵本を置いてくれることへの感謝の気持ちを忘れない。
■5. サインには似顔絵を描く
サイン会では、読者の子どもたちの似顔絵を描くのがお決まり。似顔絵を描くひと時の会話も大切にしている。
■6. グッズは大量生産しない
グッズは、あえて大量生産しないのがこだわり。わざわざイベントに足を運んでくれるお客さんを大事にしたいそう。
■7. 真面目にふざける
真面目に、時にふざけながら、キャラクターに命を吹き込んでいく彼女。息子を勇気づけるために始めた絵本の仕事。これからも読む人を楽しませたいという。
* * *
次回の「7ルール」の放送は、5月25日(火)よる11時00分~。主人公は、いま話題のシェアアプリ「アリススタイル」を立ち上げたピーステックラボ 代表取締役社長・村本理恵子さん。
東大を卒業後、さまざまなキャリアを重ねて60代で起業し、「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2021」を受賞。60歳を超えてなお社会を変える新たなビジネスを仕掛ける彼女の7つのルールとは…?
Oggi.jpでは、番組を振り返りながら働く女性たちへのヒントを見つけていきます! ぜひチェックしてみてくださいね♡