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LIFESTYLE

2020.11.12

「悩むのは真面目に生きているから!」ジェーン・スーさん新刊『女のお悩み動物園』出版記念Oggi Parkトークショーで働く女性のもやもやがスッキリ!

11月6日(金)にOggi Parkで開催されたのが、Oggiの人気連載「もやもやの泉」でもお馴染みのジェーン・スーさんのトークショー。当日はお悩みを抱える参加者たちの質問にスーさんが力みなぎる熱いメッセージで応えました。

ジェーン・スー『女のお悩み動物園』

「真面目に生きているから、悩むんです。」

「悩むのは、自分の欲望を真面目に叶えようとしているから。でも悩んだとしても目指すものがあるのは素敵なこと。だから、その気持ちをどうか無視しないでほしい。負けないで!」

壇上のジェーン・スーさんのひと言ひと言に、ハッとしたように大きく頷く参加者たち――

11月6日(金)にOggi Park(日本橋三越本店・本館屋上 日本橋庭園)で行われたトークショー「あなたのお悩みに答えます!」は、Oggiの人気連鎖「もやもやの泉」でもお馴染みのジェーン・スーさんの最新刊『女のお悩み動物園』の発売を記念したイベント。チケットはあっという間に完売。急きょ、席を増やしても即完売! 「スーさんの生トークをぜひ聞きたい!」という参加者が大集結! 参加者は女性だけでなく、男性の方も。幅広い人気ぶりがうかがえます。

初旬とはいえ11月、夜の屋上はひんやりとして、だんだん手足が悴みます。イベントスタート前には、席についた参加者のもとに温かいスープが! Oggi Parkで大人気だった「モンマルシェ」のクラムチャウダーが配られました。野菜と魚介の旨味が溶け込んだクリーミーなスープの温かさが身体中に沁みわたります…。

「こんばんは〜!」

午後7時になると、カチューシャがチャーミングな主役のスーさんが登場! ラジオのようなオープニングテーマこそないものの、挨拶ひとつで会場全体が一気にスーさんワールドに引き込まれていきました。

「みなさん、寒いですね! スープ、温かいうちに食べてくださいね。私は、さっきからずっと食べたかった、ここの屋上フードコートにあるフィッシュ&チップスを食べます(笑)」

そう言うと、スーさんはフィッシュ&チップスをもぐもぐ。(おそらく)史上初となるフィッシュ&チップスをつまみながらのお悩み相談トークショーが始まりました。

「マウンティングするのは、あなたの能力を認めているから」

イベントに参加した方から寄せられたお悩みは、仕事や恋愛、夫婦間でのことなど、さまざま。

最初の相談は〝仕事のお悩み〟で、「先輩のアイデアがどうしてもいいと思えず、従いたくないんです!」という内容。

スーさんは「常に意識しておきたいのは、良いか悪いかを決めるのは、自分でも先輩でもなく、クライアントだということ。自分の案に自信があるなら、それを多少強引にでもクライアントの目にとまるようにしたり、転職活動などで自分のアイデアを試してみて。外部の人の評価を下されることで、きっと客観的な価値がわかるはず」という金言が。

さらに「こういう悩みは自分の好きなことを仕事にしている人に多いんです。自分と仕事の距離が近くなりすぎてしまって、仕事としての評価と自分自身への評価を取り違えてしまう」との言葉には、多くの参加者の方が頷いていました。

次の「男性社員からのマウンティングにうんざりです!」というお悩みには、

スーさんが「異性の社員からマウンティングを取られたことがある人はどれくらいいるんだろう。手を挙げてみてもらえますか?」と質問すると、参加者からはちらほらと手が挙がりました。

「では、同性社員からマウンティングされたよーという人は?」

これにはたくさんの手が挙がり、

「同性からの方が多いんですね(笑)。でも、どちらにせよマウンティングをするのはその人があなたの能力を認めていて、自分に自信がないから。相手にしないのが一番です。」とアドバイス。

マウントを取られたら、自分に自信を持っていいのかもしれませんね。スーさんの言葉を聞くと、マウンティングすらポジティブなことに思えてきます。

続いて〝恋愛の相談〟。

「とても気が合うけれど、ほかの女性の影が複数ある同じ社内の元彼のことがずっと忘れられず、吹っ切れません…」というお悩みに対し、スーさんの答えはたった一言。

「転職!」

たったひと言で、会場を爆笑の渦に。

「物理的距離を取れば、我々はすぐに忘れます!」

このようなはっきりした言葉で言い切る清々しさ。スーさん節の虜になる人が後を絶たない理由がわかります。

また、「夫婦間で子供を持たないと合意したはずなのに、周りの評価が気になってもやもやする」というお悩みに対しては、「『子供を持つ』ということについて、社会に存在するいろんな形や価値観を調べてみて」とアドバイス。

「ひとくちに『子供を持つ』と言ってもその形はさまざま。社会を見渡すと、『自分で産む』だけが『子供を持つ』ことではないと知ります。すると、自分の考え方の偏りを自覚できたり、自分の理想をもっと具体的に描く助けになるはず」悩むことに集中してしまうと、視野が狭まってしまいがちですが、「そんな時こそタカの目を持って」とのこと。ぜひとも意識したいですね。

他にも、「夫は仕事の愚痴をこぼすのに、私は家庭内で家事の弱音を吐けない雰囲気がある」というお悩みには、「旦那さんと話し合いが重要。家事をする自分がいなくなったら、どれだけ困るのか、ということを自覚させてあげてください。無理なら、一刻も早く外に働きに行った方がいいです」とのこと。

スーさんの客観的な意見で、このお悩みも本人の〝悩み〟ではなく、〝家庭の問題〟だったということが発覚。「本当に悩みなのか?」と問うことで解決の糸口が見えてくるということを実感します。

「一番大事なのは筋肉です!」

笑いあり、学びあり、そして思わず「なるほどー」と感心してしまうトークショーは、予定の1時間があっという間に感じるほど、楽しい時間でした。そんな大盛況だったトークショーのラストを締めくくったスーさんの名言がこちら!

「人生100年時代、一番大事なのは、年をとっても元気に動ける筋肉です」

忙しい日々を過ごす女性のみなさん、日々悩むことは数あれど、さしあたり始めるべきは「筋トレ」だそうです。

トークイベント終了後、家路に着く参加者たちの顔はみなさん笑顔。スタート前は寒さに震えていた人々の心は、スーさんのトークにすっかり温められたようです。

今回トークショー開催のきっかけとなった、ジェーン・スーさんの最新刊『女のお悩み動物園』はOggiで約5年にわたって連載された、スーさんのお悩み相談コーナーの総まとめ。悩みを抱える女性を16種類の動物タイプに分類し、動物たちの特徴や傾向と抱えがちなお悩みをスーさんが解説。

「自分の悩みを客観的に見て、それは本当に悩みなのか、と考える意識をもっと持てるといいと思います。もしかしたらそれはただのわがままや社会の問題かもしれないから。そのためのお手伝いになるように、お悩みを持つ人の傾向ごとに動物に例えてみました」(ジェーン・スーさん)

単行本化にあたり書き下ろしも加えた、働く女性に寄り添うバイブルとも言える一冊になっています。真面目に働いてりゃ、悩んで当然。ちょっとでもあなたの明日が今より明るくなりますように! 詳しい本の内容は以下のリンクで!

ジェーン・スー『女のお悩み動物園』

撮影/黒石あみ 文・構成/坂巻貴紗

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