アラサーOL【婚活のリアル#104】つかさ実家に帰る!? PART3 “親友は主婦”
こんにちは、アラサー受付嬢つかさです♪ 上京して今年で6年目。これまで出会った男性を振り返りながら、婚活のあれこれをお届けしているこのブログ。この前は、「つかさ実家に帰る!? PART2 “父の涙”」をお届けしました。まだ読んでない方はこちらからどうぞ♡
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久しぶりの帰省で父の誕生日を祝った翌日、私は親友の1人と久しぶりに神戸の街をぶらぶらしようと計画していた。この日は東京へ帰る日だ。
私の数少ない、というか親友と呼べる人は2人だけ。大阪に1人と、地元の神戸に1人。その地元の1人通称トマトさん。私と20歳ほど年の離れたお姉さん。
彼女とは地元で受付をしていた時に出会った人で、私が17歳の時だからもう10年以上の付き合いになる。彼女はすでに立派な母親で、育て上げた2人の子供ももう大人になり家を離れ、現在は旦那さんと二人暮らし
そんな彼女は超大手化粧品メーカーの元美容部員さんで、とにかく話題が豊富で死ぬほど面白い。私とトマトさんの笑いや興味のツボが同じなのか、年齢差は関係なく女子高生のように頻繁に遊んでいた。
なんせ一緒に働いていた会社を同じ日に一緒に辞めるくらいの仲良し。できることなら同じ高校とかで青春して、私も彼女と一緒に化粧品会社に入って美容部員をやってみたかったと思えるほどだった。
彼女は主婦・母親の仕事をこなしながらもしっかり遊ぶ女。私が「トマト〜実家に帰るから遊ぼー」と、実家に帰る数日前に連絡すると、速攻で「OK」の絵文字が返ってきた。
待ち合わせの時間だ。行かなくちゃ。
実家を出発する私に2日酔いMAXの父が「コレ持って行きなさい」と多額の現金を手渡してきた。断る私の手を振り払い、現金を渡してきたが、受け取れないと母に返し「またくるね!」と実家を後にした。
久しぶりにトマトと再会すると「おもろそうやろ」と、私に美味しそうな初めて見るお菓子をくれた。そーいうところも大好き♡
中身は面白い人間にもかかわらず、ルックスは完全に富裕層マダムみたいなトマト。そのギャップも彼女の魅力のひとつ。
私たちは彼女が最近ハマっているという「ホテルケーニヒスクローネ神戸」にあるレストランへ。神戸人にとって地元発祥のケーニヒスクローネ(神戸生まれの洋菓子店)は小さい頃からのお馴染みのブランド。
ケーニヒスクローネがホテルを出したことは私も知っていたけれど訪れるのは初めて。それに、「お茶もお食事もできるし可愛いからここええでぇ〜」という関西弁バリバリのトマトと一緒にくるのが念願だった。親友と食事なんて何時間でも大丈夫♪ と時間を忘れて話していると、まさかの私の飛行機の時間が迫っていた。
「私らどんだけ喋り尽くすねんっ」と慌てて店を後にする。お土産をちょっと買いたいと言うと、トマトは私の行きたそうなところをすぐに当てる。
トマト「“そごう”が阪急になって、中もちょっと変わったから阪急いくで!」
神戸でデパートといえば、大丸かそごう。そのそごうが屋号を変えて阪急になったのはつい最近のこと。阪急になるニュースは東京にいる時にも届いていたため私も訪れてみたかった場所だった。
関西弁のお客さんに関西弁の店員さんでごった返す地下に来ると、早々に神戸限定と書かれたお土産を購入し、大急ぎで伊丹空港行きのバスに乗った。空港でビールでも飲もうと彼女は出発まで付き合ってくれるという。嬉しかった。空港までの道中、トマトとの会話も尽きることなくあっという間に到着。
ビールを1杯オーダーして、トマトとまた会話が始まる。
私「こっち戻ってこようかな」
親友も家族も地元にいる。東京が嫌になった訳でも転職をしたい気持ちがある訳でもない。東京は楽しいし、住まいも安心の大きなマンションで、同居させてくれているお兄さんたちもいる。それに仕事も順調、友人もいる…。
けれど、分かり合える人が地元にいることは偉大だ。たとえ歳の離れた親友であっても、これからも楽しい思い出を一緒に作りたい。帰省する思いが込み上げてきた。
トマト「帰っておいでよ」
そう優しく言ってくれるトマトに見送られながら、私は5年ぶりに訪れた地元を離れ東京へ戻る。
飛行機のなかで、自分の気持ちを整理する。帰省してよかったな。親友に会えて嬉しかった。父と母に会えて幸せを感じた。だからこそ思う。
私には、婚活というやり残したことがあるから、やれるだけやってみなきゃ。
帰るならそれからでもいい。
そう決心できた。
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つかさ
昭和最後の生まれで、現在32歳。東京・丸の内にある会社にて受付勤務。素敵なお嫁さんになるべく、2015年関西から上京し、絶賛婚活中でございます♪