辰巳菜穂さんってどんな人?
今回ご紹介するのは、イラストレーターの辰巳菜穂さん。彼女の作品の特徴は、「Googleストリートビュー」を利用したイラストを描くこと。
世界中のGoogleストリートビューの風景を独自の視点でアレンジ。描き出された作品は、伊勢丹百貨店の広告やフランスのアパレルブランドのデザインに採用されるなど、各方面で高い評価を受けている。
−−イラストレーターになった理由とは?
福島県で洋服店を営む両親のもとで育った辰巳さん。「なぜだかわからないけど、小さいときから建築家になりたかった」といい、大学では建築デザインを専攻。
しかし次第に違う道を模索するようになっていき、25歳のときに独学で描いた絵本「白のきらいな白クマくん」が、タリーズピクチャーブックアワードの最優秀賞を受賞。
その後、本格的に絵の勉強をスタートし、練習としてGoogleストリートビューの風景を100日間連続でインターネットに投稿。それがたまたまSNSで話題となり、仕事の依頼が多く舞い込むようになった。
そしてコロナの影響で外に出歩くのがなかなか困難な今、彼女の作品が一層注目を浴びている。
辰巳菜穂さんの「7つのルール」
さて、そんな彼女が「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」とは…?
■1. 空の色から決める
彼女が絵を描くときに必ず最初に塗り始めるというのが、空。絵の中で一番印象を左右するため、空の色をまず決めるのがスタイル。
■2. 家から出ない日もメイクする
自宅で仕事をすることが多い辰巳さん。家から出ないときでもメイクをするのがこだわり。メイクをすることで、仕事とプライベートの切り替えができるそう。
■3. 画面のズレも描く
彼女には、ストリートビューの風景を描くときならではのルールが。それは、画面のズレも描くこと。ストリートビューだからこその面白味を出したいから。
■4. デートは割り勘
休日は夫婦で出かけることが多いという辰巳さん。夫の稼ぎに頼って生活したくないと、デート代は割り勘、食費も別々にするのがポリシー。
■5. 家事は夫婦別々
家事はそれぞれのやり方で別々にするのが辰巳さん夫婦のルール。「妻だから」「女だから」という理由ですべて負担するのは違うという考え。
■6. 犬の散歩で「影の色」を見る
絵を描いていて行き詰ったら、愛犬を連れて散歩に出るのがお決まり。散歩をしながら建物の影の色を観察し、それを絵に取り入れる。
■7. 人のいない風景を描く
彼女がストリートビューの風景を描く際、人は登場させないのがポリシー。そのほうが自分が旅しているような気分を味わえるから。世界中の誰かが、この絵の中で旅している姿を想像して、彼女は今日も人のいない風景を描く。
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次回の「7ルール」の放送は、8月4日(火)よる11時00分~。主人公は、本場の味が大人気! 「餃子のハルピン」店主・二宮千鶴さん。
Oggi.jpでは、番組を振り返りながら仕事をする女性たちへのヒントを見つけていきます! ぜひチェックしてみてくださいね♡