アラサーOL【婚活のリアル#66】スポーツ記者・丸山さん
こんにちは、アラサー受付嬢つかさです♪ 上京して今年で6年目。これまで出会った男性を振り返りながら、婚活のあれこれをお届けしているこのブログ。この前は、「初めて愛した男・ひろくん9」をお届けしました。まだ読んでない方はこちらからどうぞ♡
>>【婚活上京物語】これまでの記事
2019年、なんとなく心に決めていた“婚活からの自主的な引退”。
31歳までもう少し。そわそわしてもはじまらない。婚活をやめるとなぜか良い出会いがあるっていう噂も聞くし。
そんな春。同僚から「ちょっとおじさんだけど会ってみない?」と男性を紹介された。
〈スペック〉
・丸山さん 43歳
・大手新聞社でスポーツ記者
・体型は熊系
・関西出身
紹介されたときは正直乗り気じゃなかった。けどまぁ、美味しいごはんも食べたかったから! と誘いにのった(笑)
彼とは最初メッセージを交わしたあと、私たちのブラインドデートは新宿の「串の坊」という串カツのお店に決まった。
当日。ジャージャーのジャーで大雨(笑)
バケツどころか浴槽をぶちまけたみたいな大雨でお天気を恨んだわ(泣)
待合わせは新宿駅。
交番のある東口を待ち合わせの予定だったが、あまりの雨で改札すぐの地下に変更になった。同じ考えの人たちがいたようで、改札口も人であふれかえっていた。そもそも通行量が多いのに、雨となると尋常じゃない人。
丸山さんからメッセージが届いた。
『ごめんね、雨で電車が遅れてしまって。もしお店の場所が分かったら先に行ってもらった方がいいかな』
わたしもこんな人ごみの中で、“はじめまして”をするのは気が進まない。私はお店に向かうことにした。
私「すみませ~ん、丸山で予約している者で待合わせなんですが…」
店員さん「もう、お連れ様お待ちですよ」
私「えっ?」
あれ? 電車遅れてたんとちゃうんかーい? と突っ込みながらもカウンター席へ向かう。
丸山さん「はじめまして」
どんどん食べましょうという彼は、43歳に見えないほどのおじさんだった。
私「…(う~ん、43にしては老けてるような…?)」そんな疑問を抱きつつ食事をした。
彼は女性と久しく食事なんてしていなかったのか、随分上機嫌に彼女が長年いないアピールをしてくる。
悪い人でもないし、ちゃんと毎日お勤め出てるし、やや老け顔であること以外は悪い所はない。
もしかしたらこれから好きになれるのかな。上手くやっていける…?
そんな事を頭によぎらせながら、串カツを夢中で食べ続ける私。
丸山さん「もう僕47なんだけどね」
私「ん…?!」
丸山さん「あれっ聞いてなかった? 今年48だよ」
聞いてませーーーん!! どうりで43にしては老けてるなぁ~と思ったら!
アラフィフやんか!!(泣)
年齢でとやかく言う立場じゃないことは分かってるけど、40代前半と後半じゃちょっと気合いの入り方が違うじゃん(笑)
優しいし、記者だから話題もたくさんあるし、お仕事も真面目で健康。年齢が15離れているだけ…。いるだけ… いるだけなんだけど…。
なんだろう、年齢をサバ読みするってことは、人目を気にしちゃってるのかな。
彼の気持ちを考えながら、今後の自分を案じた。
おじさんなんか捕まえて、どうせお金目当てなんじゃないの? おじさんにしか相手にされなくなったんでしょ、きっと。
そんな声が聞こえてきそうで… 私はなんて自分は失礼な人間なんだと反省した。
丸山さん「この後お店変えて飲みなおす?」
私は、その言葉に反応できなかった。
丸山さんとの関係は、この5月の大雨と一緒に流れ、その後の展開はなかった。
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つかさ
昭和最後の生まれで、現在32歳。東京・丸の内にある会社にて受付勤務。素敵なお嫁さんになるべく、2015年関西から上京し、絶賛婚活中でございます♪